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2017年02月24日

2016年のロシアを振り返って

 一般向け文化講座「はこだてベリョースカクラブ」今年度第8回目(最終回)の講話内容です。

テーマ:「2016年のロシアを振り返って」
講 師:イリイン・セルゲイ(本校校長)


 昨年、ロシア国民が関心を示したニュースについて説明しました。
まだ続くウクライナの問題やオリンピックでロシア選手団の一部が出場禁止処分を受けたこと、アメリカでトランプ政権の発足、プーチン大統領と安倍首相の日ロ首脳会談が取り上げられました。
中でも、プーチン大統領と安倍首相の会談については、5月非公式に訪れたソチ、9月に行われた東方経済フォーラム時、11月のペルーのリマで行われAPEC首脳会談と三回の会談後に、プーチン大統領が訪日したことが話題になったと説明がありました。日本側にとって進展が無いように思えたかもしれませんが、プーチン大統領が日本を訪れたのは11年ぶりのことで、ロシア側にとっては友好的関係を築けたと報道されたそうです。

 終了後、リンゴのピロークと紅茶で受講生のみなさんと茶話会を開きました。
先ほどの話を受けて、またこの1年を通しての授業の感想など話は尽きることなく盛り上がりました。

 なお、ベリョースカクラブは2017年度の受講生を募集中です。毎年継続して受講される方も多い、人気の講座です。ロシアの文化や風習について、気軽に触れてみませんか?
 詳細はこちらをご覧ください。


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ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2017年02月20日

ユジノサハリンスク訪問

 唐突ですが、ロシア地域学科3年生の金子 智昭さんが、昨年末にユジノサハリンスクを訪問しました。
 先日、行われた第19回はこだてロシアまつりの学生発表でも金子さんにはこの訪問時のことなどを発表してもらいました。
 なぜ、冬のロシア、ユジノサハリンスクを訪れることになったのか、そして現地でどのような体験をしてきたのか、その感想をまとめてもらいました。
 ぜひ、ご一読ください。

 

 十二月十四~十七日にかけてサハリン州の州都であるユジノサハリンスクを訪問して参りました。これは昨年末に札幌で行われた全道ロシア語弁論大会にて自分が二等を受賞した際の褒賞でしたが私がウラジオへ行っていた関係でこの時期に行く事と相成りました。
 当地はこの時期最高気温でさえマイナス十度を下回る事が珍しくない為ウラジオ以上の寒さを覚悟しておりましたが意外にも市内は風も無く比較的過ごし易い天気が続きました。
 この訪問はサハリン州政府からの招待でしたが、事前に現地で何をするのかは詳しく知らされず実際に行ってみて初めて知るといった具合で色々な事に驚かされもしました。例えば宿泊は大学の寮と聞かされていましたが実際にはホテルの広々とした一室を与えられ、更には毎食現地の学生や関係者に連れて行ってもらい全て官費で賄われる為、自分達は一コペイカたりとも使う事はありませんでした。しかし一番驚いたのはサハリン国立大学にて日本語を学ぶ学生たちとの交流会に出席した時の事で我々は沢山の記者、カメラマンに囲まれたのでした。折しもプーチン大統領が日本を訪問中で両国関係が俄かに脚光を浴びていた為に起こった珍事とも思われますが緊張を感じずにはいられない瞬間でした。
 大学では学生達が私達の為にロシア語の授業をしてくれた他、最終日の夜には寮に招待をしてくれ、ロシア料理にて心のこもったもてなしをしてくれました。日中は授業の後市内観光や現地の道事務所の訪問と時間をめいっぱい有効に使い、実質三日程の滞在でありながらそれを感じさせないほどの内容の濃い三日間でありました。
 ウラジオからの帰国とサハリンの訪問という些か慌ただしい冬休みとなりましたが、ウラジオ以外のロシアを見ることが出来、またウラジオとも少し違う街や学生の雰囲気なども味わえて良かったと思っています。このような機会に恵まれた事を感謝いたします。
      

ロシア極東連邦総合大学函館校 ロシア地域学科3年 金子 智昭

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2017年02月16日

2017ロシアまつりが終了しました

 天候にも恵まれ、約400名という多くのお客様にロシアまつりをお楽しみいただくことができました。ご来場ありがとうございました。

 食堂で行われた打ち上げでも、みんないい笑顔!
 講演会講師の山口ミルコさんや、ハバロフスク出身で現在は函館市内の日本語学校で勉強中のミハイルくんも打ち上げに参加してくれました。ミハイルくんは体験コーナーで学生と一緒にお手伝いしてくれました。

 来年はロシアまつり20回目の記念の年、すでに次回の構想を練り始めています。ご期待ください!

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2017年02月10日

キオスク班、2017目玉商品は!?

 開催が明日に迫ったロシアまつり!
 先日、お伝えしたように今年のロシアまつりではオリジナルグッズを多数販売しますが、やはり本場ロシアの民芸品や、チェブラーシカグッズは欠かせません!
 今年入荷した商品の一部をキオスク班リーダーのロシア地域学科3年奥山 茜さんに紹介してもらいました。

 「定番のマトリョーシカはもちろん、今年はロシア風の模様のイースターエッグもご用意しました。カラフルでとっても可愛いです。他にはマトリョーシカ柄のコースターもあるんですが、普段使うのにはもったいないくらい可愛いです。」
  

 「そして民芸品の目玉商品はなんといってもベレスタです。シベリアの白樺の皮で作られたブローチや鏡などは乙女心をくすぐる商品です。」
 

 今年も話し始めると止まらない奥山さん。
 最後に小さなお子様から大人まで大人気のチェブラーシカグッズを見せてもらいました。

 おぉ!カラフルなチェブラーシカたちが!
「はい。今年は昨年人気だったぬいぐるみを多く入荷しました。しかも色が通常色の茶色、白色のほか、赤や黄、ピンクなどあります。この子たちの一番の特徴はとっても触り心地が良いことです!ぜひ、当日お手に取ってみてください。」

 明日の開店が楽しみですね!!

 2月11日(土・祝)11時~15時、お待ちしてまーす!

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2017年02月09日

カフェメニューの発表!

 ロシアまつりの開催が迫ってきました!
 放課後になると準備のため、随時打ち合わせが行われ、レシピを教えてくれる先生の指示のもと必要な食材を買い出しに行きます。
 それでは今年のカフェメニューを発表しましょう!

◆カフェメニュー◆
《 シチー 》 300円
  ロシアを代表する具だくさんのキャベツスープです。
  体が温まりますよ。

《 ブリヌィ(クレープ) 》 
  1.きのことチーズを包んだ
   おかず系のクレープです。  300円
  2.スモークサーモンにイクラをトッピングした
   豪華なクレープです。  300円
  3.自家製トボロク(ロシア風カッテージチーズ)と
   レーズンを包みました。 200円

《 ピロシキ 》 各200円
  本校ロシア人教員によるオリジナルレシピです!!
  1.日本でもおなじみ。ジューシーな豚挽き肉をつめました。
  2.リンゴの甘煮を包んだ、おやつにもなるピロシキです。

《 紅茶 》 100円
 お食事のおともにいかがですか?お好みで砂糖やレモンをどうぞ。

《 モルス 》 100円
 ロシアの定番のミックスジュース!さわやかなベリー風味です。

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2017年02月08日

キオスク班、オリジナルグッズ作成!

 毎年、ロシアまつりでキオスク班は、ロシアの民芸品やロシアで人気のアニメーション『チェブラーシカ』のグッズを取り寄せて販売しますが、今年はそのほかに学生たちが手作りしたグッズを販売します。
 以前紹介した、オリジナルカレンダーハンドタオルとはまた別です。

 販売するのはストラップにイヤホンジャック、マグネット、ヘアピン、トートバックです。

 絵柄には、ロシアにちなんでマトリョーシカや本校自治会公認ゆるキャラ『スーシキン』が施されています。

 ストラップにイヤホンジャック、ヘアピンにマグネットの基本素材はプラバンです。学生たちが一つ一つ心を込めて絵を描き、作りました。着色は色鉛筆で行っているので、色味はどれもふんわり優しい仕上がりになっています。また色落ちしないように両面加工も施してあるのでどこにつけても可愛らしいです。
 
 
 
 同じものは一つとしてありませんのでお気に入りの一つを見つけてくださいね。

 民芸品その他入荷商品はまた後日、お知らせします!
 乞うご期待!

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2017年02月07日

2017極東大学オリジナルカレンダー、ロシアまつりでも販売します!

<2月>中央広場(ウラジオストク)

 スヴェトランスカヤ通りとオケアン大通りが交わる市の中心部に位置する中央広場。ここは沿海地方行政府や鉄道駅にも近く、また休日には自由市場も立つ、市民が集う場所となっています。
 写真の像は、30メートルの巨像の右側にある像です。革命派の人民革命軍とパルチザンを象徴するこれら3つの像は、合わせて「革命戦士の像」と呼ばれています。
 この巨大モニュメントは、1961年に完成しますが、像の正面を置く方向を街側にするか、海側に向けるかを巡って論争が起きます。結果的には、革命戦士が向く方向は、海(金角湾)側が選ばれました。なぜこれほど「向き」にこだわったのでしょうか?

   

 ロシア革命は、1917年に首都ペトログラード(現サンクトペテルブルク)で勃発しますが、国内戦争や日本を始めとする連合軍によるシベリア干渉戦争といった反革命派との闘いが数年間に及びます。 写真の「革命戦士」は、反革命軍(白軍)を支援する日本のシベリア出兵軍がウラジオストクからの撤兵を完了し、これに代わって1922年10月25日に入城してきた、革命の最終段階の勝利者と言うべき人たちです。
 こうして西から始まった革命は、5年を経て東の端まで席巻し、同年末、ソ連邦が誕生します。なお、この間にロシアから避難・亡命した人たちは、約250万人に及びました。
 今年はロシア革命から100年。この1枚の写真が、ロシア革命を再考するきっかけになれば幸いです。

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2017年02月06日

チェスコーナーでは飾り作り

 ロシアまつりはたった一日、4時間のイベントですが、学生たちは一生懸命準備しています。
 ロシアでは「頭脳のスポーツ」とされるチェス。チェスコーナーではイリイン校長はじめ、学生が駒の動かし方から丁寧にお教えしますので、はじめての方も挑戦してみてくださいね。腕に覚えのある方は、イリイン校長と対局してみましょう!

 チェス班は現在、殺風景な教室を飾り付けるため、折り紙を切って貼ってつないで、の真っ最中です。カラフルな折り紙の山ができつつありますよ。
 

 

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2017年02月03日

マースレニッツァ ワラ人形作りが始まりました!

 2月11日(土・祝)の第19回はこだてロシアまつりに向けて、学生たちの準備も佳境に入りました。

 まつりのメインイベント、11時10分から始まるロシアの伝統行事「マースレニッツァ」では、高さ2メートルもある「モレーナ」というワラ人形を燃やして冬を送り、春を迎えます。

 その大きなワラ人形は、毎年デルカーチ先生の指導の下、1年生の男子を中心に作ります。この日は稲ワラを麻ひもでくくり、どんどん束にしていく作業の開始です。その後はできた束をレール上につなぎ、竹で作った骨組みに巻きつけていきます。

 ロシアでは村によってそれぞれ作り方があり、どれが正しいというものではないそうです。デルカーチ先生曰く、だからこれは「元町村(函館校は元町にあります)」の作り方。部屋の中には稲ワラのいい匂いが充満して、春が近いことを感じさせてくれます。


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