月別過去の記事

2012年10月25日

ロシア人留学生と対面式!

 今年もウラジオストク本学付属東洋学大学で学ぶ学生たちが函館校にやってきました。全員4年生の女子4名です。
 10月23日(火)、ウラジオストクからソウル経路で函館空港に到着した彼女たちは、そのまま函館校に直行し、早速自治会主催による対面式で学生や教職員から歓迎を受けました。

 自治会役員を代表し、ロシア地域学科4年の鈴木竜斗さんが「みなさんが来るのを待っていました。いつも留学生たちは函館から帰るとき、『まだ帰りたくない』と言ってくれます。今回もそうなるよう、楽しい思い出をたくさん作りましょう」と歓迎のあいさつをして、全員に花束が贈られました。
 留学生は日本語で自己紹介し、函館校の学生も一人ひとりがロシア語で、自分の趣味や留学生と一緒にやってみたいことなどを話しました。
 前日雪が降ったというウラジオストクから来た留学生たちは「函館は暖かい」と言って旅の疲れも見せず、早速学生たちとともに大学周辺の散歩に出かけました。24日間という短い期間ですが、楽しく充実した留学生活になりますように。

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2012年10月16日

今年度最後!オープンキャンパスのお知らせ

 函館校では入学を検討している方を対象に、年3回のオープンキャンパスを開催しています。次回 10月28日(日)は今年度最後のオープンキャンパスとなりますので、この機会に「ちょっとでも興味がある」、「いろいろ質問してみたい」とお考えの方は、どうぞ気軽に参加して、進路の決定に役立ててください。

 この日はロシア人教員と現役学生による模擬授業をはじめ、学校生活の紹介や、社会人として活躍する卒業生による仕事紹介などもあり、きっと参考になるはずです。
 特に今回はロシア本学から留学中のロシア人留学生4名も参加する予定です。日本語を学んでいる学生たちですので、会話には問題ありません。ピロシキを食べながら、ロシアについて質問するのもいいでしょう。また、彼女たちの話す美しいロシア語の響きに触れるなど、異文化交流のチャンスでもあります。
 申し込み方法など、詳しくは函館校ホームページでご確認ください。

オープンキャンパス 
第3回 2012年10月28日(日) 10:00~12:30


昨年の留学生と函館校の学生たち

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2012年10月04日

ロシア語で『カチューシャ』を歌おう!

 一般向け文化講座「はこだてベリョースカクラブ」の今年度第4回目の講話内容です。

テーマ:「ロシア語で『カチューシャ』を歌おう!」
講 師:鳥飼やよい(本校准教授)
ゲスト:引地桂子さん

 今回は函館市内在住のソプラノ歌手・引地桂子さんをゲストにお招きしました。はじめに、鳥飼先生が「カチューシャ」の歌詞の意味や背景について説明しました。続いて講堂へ場所を移し、引地さんのご指導により、声が出るようになる体操や発声練習を行い、ロシア語で歌うことに挑戦しました。
 まずは拍子を取りながらロシア語のカタカナ表記を読み、リズムを練習しました。それができるとメロディーに乗せて歌うことは思った以上にうまくいきました。また、日本語の「カチューシャ」とロシア語の「カチューシャ」では若干拍子や音程が違う部分がありますが、今回はすべて正調ロシア式の「カチューシャ」に挑戦し、見事2番まで習得することができました。
 「50年前に新宿で歌った頃を思い出す」といったような歌声喫茶世代にはとても懐かしく感じられたようです。一方この日、北海道教育大学函館校の一人の学生が見学に訪れていましたが、「カチューシャ」を口ずさむどころか聞いたこともないと答えたのは彼だけで、ほかの受講生は世代間ギャップに驚いていました。しかし最後には全員が立派に歌い上げることができ、とても楽しいひと時を過ごしました。

*   *   *   *   *

 ある年代以上の人は、日本人でもロシア人でも必ず歌える「カチューシャ」。1938年に作られた、若い娘が戦地の恋人を思って歌う歌です。カチューシャはエカテリーナという女性名の愛称です。ロシア民謡とよく言われますが、作詞者も作曲者もはっきりしている流行歌です。四分の二拍子のマーチしやすいリズムで、第二次大戦中、行軍の際にソビエト兵も歌っていたそうです。


カチューシャ (訳:鳥飼やよい)

1.リンゴもナシも花咲き乱れ
  川面には春の霞がたれこめた
  その川岸にカチューシャは立った
  切り立った険しい川の堤に

2.カチューシャは歌を歌った
  大平原の灰青色の鷲の歌を
  愛する人の歌を
  手紙をくれるあの人の歌を

3.歌よ どうか飛んで行ってくれ
  太陽が沈むあの方へ
  遠い国境にいる恋人のもとへ
  カチューシャの声を伝えてくれ

4.そして若者にこの女の子のことを思い出させて
  その歌を聞かせてくれ
  そして若者にこの地を守らせたまえ
  愛はカチューシャが守っているから

 2番までは始めからありましたが、3番と4番は後に加えられました。
 2番の“灰青色の鷲”は兵士を意味しています。3番の“太陽が進むあの方”とは西を指しています。情緒ある日本版の歌詞とは違い、戦争を盛り上げて民衆を鼓舞するような歌になっています。

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2012年10月03日

ミリオン・ズビョースト 第73号

 函館校の学報であり、函館日ロ親善協会の会報であるミリオン・ズビョースト/百万の星 第73号を函館校のページに掲載しました。

 今回の巻頭言は、パドスーシヌィ・ワレリー教授による「函館生まれのロシア人」です。日本で初めて誕生したロシア人、ニコライ・マトヴェーエフの生涯について書かれています。

 また、9月にビザなし交流で国後島を訪問した学生のレポートや、最新の島の写真が掲載されています。そのほか、この夏の日ロ親善協会の活動報告も載っていますので、是非ご一読ください。

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。