月別過去の記事

2016年07月26日

教職員親睦 大沼キャンプ

 函館から40㎞ほど離れたところにある大沼は、美しい自然と静かな景色が広がるリゾート地です。
 ここで開かれている教職員による親睦キャンプは今年で3回目。学校でお世話になっている方の別荘はまるでロシアのダーチャのような場所で、先生たちも大のお気に入りです。
 

 今年はボルシチとシャシリク(串焼肉)を作りました。黒パン、サラダ、ゼリーなどがテーブルいっぱいに並びます。

 日中は散歩や焚火、湖でカヌーを楽しみ、夜は近くの温泉に出かけたり、外でお茶を飲んで語らいました。

 函館校は今、試験の真っ最中ですが、きれいな空気と景色の中で休息を取り、リフレッシュすることができました。試験がつらいのは、受ける学生も実施する教員も同じです。夏休みまでがんばりましょう。

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ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2016年07月20日

ロシア語市民講座・課外授業~ボルシチを作ろう!~

 ロシア語市民講座入門コース(昼間部)で、課外授業を行いました。
 市民講座で課外授業はほとんどありませんが、今回は特別にコースを担当しているイリイナ先生が、ボルシチを受講生の方々と一緒に作りました。

 普段は、教室でテキストを見ながら文字の勉強や、簡単な会話の勉強をしていますが、今回は教室をキッチンに移して、調味料など料理のときに使う言葉を中心に勉強しました。
 日本ではあまりなじみのないスビョークラ(свёкла=ビーツ)をフライパンでピーマンや人参と一緒に軽く炒めると、それだけで美しい赤色になります。
 受講生の方々は、見慣れないその赤色を見て、ますます仕上がりが楽しみになったようで、会話が弾みます。
 そうこうしている内に、ボルシチの完成です。早い!

 食事中もロシア語の勉強は続きます。
 習ったばかりのКофе(コーヒー)、Чай(紅茶)、Вино(ワイン)など飲み物の単語を使って、食後には何を飲むのかロシア語で質問しあいました。
 最後になりましたが、場所を提供してくださった受講生の浅田様、ありがとうございました。

前期の授業はいよいよ来週が最後です。
今後このような特別授業は行う予定はありませんが、これからもロシア語を楽しく勉強しましょう!До свидания(さようなら)!


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2016年07月12日

「チェブラーシカ」

 一般向け文化講座「はこだてベリョースカクラブ」の今年度第3回目の講話内容です。

テーマ:「チェブラーシカ」
講 師:イリイナ・タチヤーナ(本校准教授)

 チェブラーシカはソ連時代のアニメで、ワニのゲーナ、ライオンのレフ・チャンドル、悪いおばあさんシャパクリャク、彼女の買っているネズミのラリースカなどが登場します。

 作者のエドゥアルド・ウスペンスキーはなぜ「チェブラーシカ」という変な名前を付けたでしょうか。ウスペンスキーは友だちの家に行った時、その家の子どもが長い毛皮を引きずって倒れた姿を見てチェブラフヌッツァ(чебурахнуться=ばったり倒れる)という動詞から名詞を作り、正体不明の動物にこの名前を付けました。
ウスペンスキーは1966年に絵本「ワニのゲーナ」を書いて、すぐに有名になりました。最初はチェブラーシカではなく、ゲーナが主人公でした。1969年からはロマン・カチャーノフ監督により人形アニメで映画化され、今ではたくさんのチェブラーシカグッズがあります。

日本では、中村誠監督が日本人や韓国人のスタッフと3つの映画を作りました。
なぜチェブラーシカがこんなに人気だと思いますか?人々は大人になると可愛いということを失います。でも可愛いものが大好きです。日本では特によく「かわいい!」という言葉を使います。

そしてこの映画はソ連時代に作られたので、ソ連の人々がどのように暮らしていたかがわかります。
「チェブラーシカ」にはピオネール(пионер=ソ連共産党の少年団)が登場します。ソ連時代には下部組織のオク組織のオクチャブリャータから上がってピオネールに入り、コムソモール(青年団)を経て、優秀な労働者となり共産党員に入るのが理想でした。私は労働者ではなかったので、共産党員にはなりませんでしたが、ピオネールに入れるのは優秀な子どもたちだけでした。私は誇りに思って、毎晩制服の赤いネクタイにアイロンをかけました。

*「ワニのゲーナ」と「チェブラーシカ」の2作品を見ました。

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2016年07月08日

ミリオン・ズビョースト第88号

 函館校の学報であり、函館日ロ親善協会の会報であるミリオン・ズビョースト/百万の星 第88号を函館校のページに掲載しました。

 今回の巻頭言は、3月末に函館校に着任したスレイメノヴァ・アイーダ准教授による「私の日本・日本文学」です。短歌や俳句などに造詣が深い先生は歌碑を巡る旅をし、函館にも来たことがあったそうです。そんな先生が今回は日本・日本文学を学ぶに至った経緯についてお話しています。

 また、同じくこの春入学した学生からの投稿もあります。ロシア語を学び始めて約3カ月。その喜びや苦労が垣間見える文章です。是非ご一読ください。

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