月別過去の記事

2009年04月23日

開校15周年パンフレット・記念文集を発行しました

ph0904-3.jpg 1994年4月11日に開校した函館校は、おかげさまで本年15周年を迎えることができました。それにあたり、今までの本校の活動をまとめたパンフレット「15年の歩み」と、学報「ミリオン・ズビョースト」やブログ「極東の窓」を中心に読み物としてまとめた記念文集を作成しました。

 15年間は極東大学本学の110年の歴史と比較するとまだ浅いものではありますが、函館校も時代に即応した様々な変化を遂げており、パンフレットと文集はそれがわかる内容となっております。

 同窓生や学校関係者にはお送りする予定ですが、その他ご希望の方には事務局にて配布しておりますのでご連絡ください。

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2009年04月17日

ロシアを知る講演会「ロシアの復活祭」

 4月14日(火)の夜、函館ハリストス正教会で、まもなく行われる復活祭を前に、その伝統や習慣を紹介する講演会が開かれました。ドミートリエフ・ニコライ神父は、「今日は伝道ではありません」と断りながらも、文学や社会を勉強するためには宗教を知らないと正しい理解ができないと、集まった市民や函館校の学生を前に、わかりやすく説明してくれました。コーディネーターは北海道新聞社モスクワ支局駐在の経歴を持つ藤盛一朗記者が務めました。
  
 復活祭は、一般的にイースターとも呼ばれる、正教会最大のお祭りです。なぜ復活祭がクリスマスなど他のお祭りより重要視されるかというと、ハリストス(キリスト)が復活された、つまり我々も死後復活できる、という希望があるからだそうです。
 正教会の行事は一年をサイクルとする教会暦に基づいて行われますが、それは教会での祈祷に関係するだけでなく、ロシアでは民衆の生活サイクルの拠りどころとなっています。復活祭の前、49日間は物忌みで肉や卵、乳製品を避けて過ごします。そういった力のつく食べ物を控えることによって、心が穏やかになり、自分を高め、神に近づけるという意味があるそうです。

 物忌みが済み、いよいよ復活祭を迎えると、クリーチ、パスハ、イースターエッグなど喜びを表す特別の料理が準備されます。クリーチはドライフルーツなどが入った丸いケーキ、パスハは専用の型を使って作る四角錘のチーズケーキのようなお菓子。どちらもとても甘いものですが、神父の話によると、甘い味は天国の喜びを表すものだからだそうです。

 正教会の祭日はそれぞれ色を持っていて、復活祭の色は赤。「祭りの祭り、祝いの祝い」と呼ばれる復活祭を迎えた最高の喜びを表す色だそうで、神父の祭服も行事に合わせて色が決められているとのことです。やはりロシアでは赤は特別な色なのですね。

 元町の函館ハリストス正教会の周りにはカトリックやプロテスタントの教会もありますが、同じキリスト教でも各教派によって習慣が異なるそうで、ニコライ神父がその違いを例を挙げて説明してくださり、大変勉強になりました。
 
 今年の正教会の復活祭は4月18日(土)の深夜11時30分から夜通し行われるそうです。信徒ではない方でも一部参加できるので、この機会に教会に来て、世界一美しいと言われる正教会の行事に触れてほしい、とのことでした。


ロシア極東国立総合大学函館校 事務局 大 渡 涼 子

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2009年04月15日

ミリオン・ズビョースト 第59号

 函館校の学報であり、函館日ロ親善協会の会報であるミリオン・ズビョースト/百万の星 第59号を函館校のページに掲載しました。

 今回の巻頭言は、イリイン・セルゲイ校長による「開校15周年を迎えて」です。1973年に始まった函館とロシアの交流、そしてその流れを受けてこの15年の間、函館校が目指してきた日本におけるロシア語教育について書かれています。

 また、3月に卒業した学生の感想文もあります。是非ご覧ください。

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2009年04月07日

「イースター・エッグ」展示会のご案内


 函館ハリストス正教会で、復活祭で使われる「イースター・エッグ」の展示会が行われています。 来る4月19日(日)に行われる復活祭と函館開港150周年に合わせて開催されているもので、今回が初めての展示です。信者が巡礼で訪れ、各地の教会や修道院から贈られたものを中心に、信者手作りのものも展示されています。


教会のドミートリエフ・ニコライ神父によると、イースター・エッグは命の象徴だそうです。中身を抜いた鶏卵の殻に彩色を施したものが一般的です。典型的なものはウクライナのもので、きれいな幾何学模様や絵が描かれていますが、ルーマニアのものは表面に一分のすきもなくビーズを貼り付けてあるなど、どれもとても美しい芸術品です。

また、このほかにもめずらしいダチョウのイースター・エッグや、玉ねぎの皮と一緒に茹でることによって、茶色に染付けされたゆで卵なども展示されています。

ロシアでは通常、これらの図案は母から娘へと手ずから伝承するものだそうです。ウクライナやルーマニアの図案集も展示されていますが、これらはアメリカで発行された英語の本で、ニコライ神父の話によると、アメリカに移民した人々が自分達の文化を守り伝えるために作ったものでしょう、とのことでした。

公開は下記の通りです。信徒会館に担当者が不在の場合、教会に声を掛けるとよいそうです。

日 時:2009年4月2日(木)~4月26日(日)
     10:00~17:00
場 所:函館ハリストス正教会 信徒会館(函館市元町3-13)

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。

2009年04月03日

函館ロシアセンター 一般開放のご案内

 昨年11月、校内にオープンした「ロシアの世界」基金 函館ロシアセンターの一般開放を、4月1日(水)より開始しております。
 どなたでもご利用いただけますが、当面下記のとおりとなります。みなさまのお越しをお待ちしております。

開館時間:月~金曜日  9:00~17:00 
*土日祝日は閉館します。
*また4月13日(月)は本校入学式のため、利用できません。
 その他、本校行事で利用できない場合がありますのでご了承ください。  

利用内容:館内にて図書・雑誌の閲覧およびDVDの視聴
      (現在、貸出は行っておりません)

教員が在室して対応いたします。詳細は本校事務局(TEL0138-26-6523)までお問い合わせください。

コメントを投稿
日本にいながらロシアの大学へ!ロシア極東連邦総合大学函館校
ネイティブのロシア人教授陣より生きたロシア語と
ロシアの文化,歴史,経済,政治などを学ぶ、日本で唯一のロシアの大学の分校です。