月別過去の記事

2013年12月29日

2013年を振りかえって

 今年も長いようで短かった1年が終わろうとしています。いつも「極東の窓」をご愛読いただき、ありがとうございます。
 毎年の最後にはその1年を振りかえりますが、2013年最大の特徴は、はこだてロシアまつりが行われなかったこと!でも、心配しないでください。年明け2月11日(祝・火)に初の冬開催で行うべく、準備を進めている最中です。しかも今年は冬を追い出し、春を呼ぶロシア伝統の行事・マースレニッツァと合体です。乞うご期待。

 1年間の記事を読み返すと、今年も教員や学生が学外へ出て、発表の機会を多くいただいたことがわかります。函館市内のイベントだけではなく、学生がウラジオストク青年フェスティバルや北方四島交流事業などへ派遣されるなど、得難い経験をしています。ウラジオストク留学実習についてもそうです。学生たちが生き生きとした文章で、その様子を伝えてくれました。

 イベントばかりに見えますが、地元出身の前田一男衆議院議員による特別授業や元川重商事社長の渡辺善行氏による学生向けビジネスセミナーを年数回開催するなど、学生にとってはロシア以外のことに目を向け、知識を広げるためのサポートをいただいております。学外の方から極東大学に目を向けていただけることは、大変ありがたいことです。大学の学問だけでなく、社会の大先輩たちからの教えはこれから社会人となる学生にとって、非常によい刺激となっています。

 来る2014年、最初のイベントは何と言ってもソチオリンピックです。すでに代表選手の選出などで盛り上がりを見せておりますが、果たしてソチについてどれくらいの日本人が何を知っているでしょうか?
 ロシアの小説や映画に親しんでいる方には、あこがれの避暑地としておなじみですが、普通、日本人にはあまりイメージができない土地ではないでしょうか。そんな中、元日早々、地元のFMいるかがロシア特番を放送予定、ソチ五輪やロシアの新年の迎え方などを紹介する予定です。ほかのメディアもソチに照準を合わせ、すでに本校への取材もいただいております。五輪に向けてますますロシアが注目されるのは、間違いありません。

 16回目となるロシアまつりが行われるのは、まさにソチ五輪の最中です。ロシアが人々の耳目を集める今、私たち極東大学も大きくジャンプする年にしたいものです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

ロシア極東連邦総合大学函館校 事務局 大 渡 涼 子


冬を燃やせ!(2013年のマースレニッツァの様子)

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2013年12月28日

ロシアまつりTシャツデザイン完成!

 ロシアまつりでは学生も教職員もおそろいのTシャツを着るのが伝統です。それは、冬開催となった今回も変わりません。

 今回のデザインは、ロシア地域学科4年 鍋谷真依さんによるものです。ロシア語で“ロシアまつり2014 さようなら、冬!”と書かれています。燦々と降り注ぐ太陽と溶けてゆく雪の結晶、そして先日、極東大学函館校ゆるキャラコンテストで優勝した「スーシキン」です。
 
 赤い半袖Tシャツに、黄色のプリントになる予定です。今からでき上がりが楽しみです。このTシャツを着て、冬を燃やしてしまいましょう!


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2013年12月27日

はこだて自由学校【月曜舎】に参加しました

 市内で月2回開講される「はこだて自由学校【月曜舎】」で、本校のイリイン・ロマン講師が講話を行いました。テーマは「ロシアの冬の過ごし方、ロシアのクリスマスの話を聴く。」でしたが、ロシアのことはよくわからない、という受講生がほとんどだったため、国全体や出身地のウラジオストクについて解説し、途中ティータイムをはさみながらロシアの冬についてお話しました。

 会場が明治期に建てられた古い土蔵を改装した “カフェ ハルジョオン・ヒメジョオン”だったため、お店の協力でロシアンティーが提供されました。ロシアではジャムをなめながら紅茶を飲むのが一般的ですが、もう一つ、ティーポットに濃い紅茶液を作っておいてカップに注ぎ、それにお湯を注ぎ足して飲むと、香りが強く長持ちすると好まれています。お店で手作りのラズベリージャムとリンゴジャム、そして焼き菓子を食べながら、受講生のみなさんとお茶を楽しみ、フランクに会話しながらの講話となりました。


 ロシアのクリスマスについて、アメリカやヨーロッパのサンタクロースとの違い、モミの木はいつ飾るか、また年越しにはどんな料理が用意されるかなど、写真を見ながら解説しました。サモワール(湯沸し器)やグジェリ陶器の展示も行い、ロシアらしい雰囲気も演出しました。

 このカフェでは普段から本の展示や企画展を行っているため、今回は極東大学図書室所蔵の、ソ連時代の子どもが必ず購読していた雑誌「ピオネール(ロシア版ボーイスカウトのこと)」の1960年代冬号も展示しました。ロマン先生も子どもの頃読んでいたので、とても懐かしいそうです。寒いロシアの地で、子どもたちが元気に遊ぶ様子が目に浮かびます。


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2013年12月26日

元日FMいるか「デルカのロシアなう!」のお知らせ

 函館の地域コミュニティ放送、FMいるかでは、元日に約2時間の特別番組を放送します。

 2014年最初の世界的イベントは何と言ってもソチ・オリンピック!ソチとはどんなところなのか、オリンピックに向けてロシアではどのような動きがあるのか、などなどソチ五輪に焦点をあてて、ロシアの新旧音楽とともに本校のデルカーチ・フョードル副校長とFMいるかのパーソナリティー・中野由貴さんがお話します。ロシアのお正月事情なども合わせてご紹介する予定です。

 ちなみにデルカーチ先生は10年以上前、FMいるかの番組内で「FMデルカ」というコーナーを持っていたことがあるので、このタイトルが付きました。

 FMいるかは「サイマルラジオ」というシステムで、インターネットやスマートフォンがあれば世界中どこからでも聴くことができます。詳しくはいるかのホームページをご覧いただき、是非新年はロシアの音楽とともに過ごしてください。

FMいるか 新春特別番組 「デルカのロシアなう!」

日 時:2014年1月1日(祝・水) 13:00~14:54
出 演:ロシア極東連邦総合大学函館校 副校長 デルカーチ・フョードル
     FMいるか  中 野 由 貴


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スタジオで打ち合わせ中の二人

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2013年12月25日

ロシアまつりポスターデザイン画ができました!

 2月11日(祝・火)開催の第16回はこだてロシアまつりに向けて、着々と準備が進んでいます。
 初の冬開催、しかもマースレニッツァと合体させるということで、手探りの状態ではありますが、楽しみでもあります。

 まずはポスターのデザイン画ができ上がりました。まつりのテーマ“冬を燃やせ”にイメージぴったりです。マースレニッツァのシンボルである太陽、それに欠かせない料理ブリヌィ(ロシア風クレープ)があしらわれた、明るいデザインになりました。1年生の学生の作品です。これに文字を足してどんなポスターができ上がるか、お楽しみに。
 年明けには函館の町にこのポスターが貼り出されますよ。



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2013年12月05日

学生お手製のキーホルダーと「スーシキン」

 11月9日(土)に開かれた、学生による発表会「HAKODATEアカデミックリンク」。極東大学のブースでロシアクイズに挑戦してくれた来場者に配ったキーホルダーです。透明なプラ板に油性マジックで絵や文字を描き、オーブントースターで焼くと出来上がるというもので、学生たちが思い思いのデザインを凝らしました。


 この中に見られる、くるくるパーマのような男性は、先日校内で開かれた極東大学ゆるキャラコンテストで優勝した「スーシキン」です。誕生日は6月6日、物静かでダンディ、親切な人物で、詩集を小脇に抱えています。
 スーシキンの由来はスーシカ+プーシキン。プーシキンは言わずと知れたロシアの国民的詩人。スーシカは小さいドーナツ型をした乾パンのようなロシアのお菓子で、プーシキン独特のヘアースタイルをスーシカで表現しています。
 今後この素敵なスーシキンが、さまざまな形で登場する予定ですのでお楽しみに!

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