2005年06月10日

●オデッサのユーモア(第3回)

 ウチョーソフУтесов(1895~1982)はジャズメンとして有名だが、17歳からコントを含めた歌や踊りもこなした。オデッサ生まれである。ロシアソ連の大衆演劇の生き字引といってよい。彼の像がオデッサにはある。ウチョーソフの75歳の誕生日にオデッサを代表してヴォジャノーイВодянойとアスターホフАстаховが黒海の水チェートヴェルチчетверть(1/4と言う意味と約3リットルという意味がある。これは黒海の水の1/4というシャレ)とオデッサの空気の入った風船50個をプレゼントして、ウチョーソフを感激させたと言う。これもオデッサのユーモアである。一方現代のオデッサのユーモアを体現するのはユダヤ人のジュヴァニェーツキーЖванецкийであろう。ライキンのコントもいくつか書き、自身でも自作のコントを今でも演じている。

Posted by ruspie at 2005年06月10日 03:12
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