2005年06月08日

●ロシア悪人列伝(第5回)

- 騎兵少尉サヴィン Корнет Савин
19世紀後半から20世紀初めまでペテン師の王と言われた。妻の関係からフランスの伯爵トゥールズ・デ・ロートレクграф Тулух де Лотрек (トラーヴェルス侯爵Маркиз Траверс)を名乗り、ロシア、ヨーロッパ中で詐欺を働き、1887年危うくブルガリア王位をものにするところまで行った。1916年シベリアのナルィムНарымに流刑されたが、そこで暴動を企んだ。この息子を名乗ったのがピョートル・ショーポフПетр Шоповというマケドニア出身の男で、ボーア戦争に参加、後アナーキストとしてスラブの大義を名目に銀行詐欺を働いた。

- ツェレーテリЦеретели(トゥマーノフ公князь Туманов)
インドの金持ちなどに化け多くの顔を持つ男と言われた稀代の国際詐欺師。大掛かりな金銭詐欺панамаを得意とした。美男であり、中年の貴婦人はイチコロであったと言う。慈善運動に隠れて銀行詐欺を得意とした。ただ公爵の出であることは間違いないようだ。1915年ようやく逮捕された。

Posted by ruspie at 2005年06月08日 06:08
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