2011 0515g

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多くの皆さまに素晴らしいロシア映画を観ていただきたいです。


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Иван Васильевич меняет профессию
(イワン・ワシーリエビッチ職業を変える?!)

イワン・ワシーリェビッチ職業を変える 1973年ソ連,88分/ジャンルコメディ(原作ブルガーコフの戯曲「イワン・ワシーリエビッチ」)/監督レオニード・ガイダイ/脚本ウラドレーン・バフノフ,レオニード・.ガイダイ/撮影セルゲイ・ポリャノフ/音楽アレクサンドル・ザツェピン/出演ユーリ・ヤーコブレフ,レオニード・クラブリョフ,アレクサンドル・ディミヤニェンコ,ナターリヤ・セレズニェワ/製作モスフィルム/備考1973年60.7百万人観客動員
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あらすじ&コメント
ブルガーコフの戯曲「Иван Васильевич」をモチーフにしたコメディ映画。若い発明家チモフェーエフは、妻やアパートの管理人イワン・ワシーリエビッチらにうるさがられながらも、遂にタイムマシンの製作に成功する。タイムマシンの試運転の時、なんとチモフェーエフの家と16世紀のイワン雷帝の宮殿につながり・・・。
コメディ映画の巨匠レオニード・ガイダイ特有の爆笑ギャク、ドタバタ追っかけ、音楽が盛りだくさんの笑える映画です。「ダイヤモンドの腕(Бриллиантовая рука」(1968年)と同様、ロシア人に愛され続けている映画のひとつ。もちろんロシア人でこの映画を知らない人はいません。NHKテレビロシア語会話の講師黒田龍之助氏著「羊皮紙に眠る文字たち」にも紹介された映画です。ロシアを知る上で、この映画は絶対見逃せません。





Ирония судьбы или С лёгким паром!
(運命の皮肉、または「いいお湯を!」)

1975年ソ連,155分/ジャンルコメディ/監督エリダール・リャザノフ/脚本エミーリ・ブラギンスキー,エリダール・リャザノフ/撮影ヴラジーミル・ナハブツェフ/音楽ミカエル・タリヴェルジェツ/出演アンドレイ・ミャフコフ,バーバラ・ブルィリスカ,ユーリー・ヤコヴリョフ,アレクサンドル・シルヴィント,ゲオルギィ・ブルコフ,/製作モスフィルム/備考1976年優秀映画、優秀主演男優賞
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あらすじ&コメント
新年を迎える大晦日、モスクワに住む4人の男仲間は毎年必ずサウナへ行って飲み親交を深める、という仲間内だけでの恒例行事を楽しんでいた。そして今年もその恒例行事は欠かさず行われた。いつまでも続くおしゃべり、いつまでも続く酒盛り・・・。
そして、間違いが起こった。その中の一人がレニングラード(現在のサンクト・ペテルブルグ)に出張に行くはずだったのが、酔っぱらった4人組はまちがえて、別の一人がレニングラードへと飛行機で旅立ってしまった。酔っぱらって、何が何だかわからずタクシーに乗り、モスクワの自分の家の住所を告げる。しかし、ここはレニングラード、そんな住所は存在するはずが・・・?
 ソ連時代の「運命の皮肉」で600kmも離れた都市に全く同じ地名、同じ形の家、同じ間取りのアパート、同じ鍵が存在してしまいました。ソ連だったから起こりうる(?)「運命の皮肉」。そこから始まる出会いと別れ。かなり笑える、ちょっと大人のロシア恋愛ストーリー。年末年始には毎年必ずTVで放映されつづける超ロングランの人気映画です。




Кавказская пленница или новые приключения Шурика
(カフカスの虜、またはシューリクの新たなる冒険)

カフカスの虜、またはシューリクの新たなる冒険 1966年ソ連,82分/ジャンルコメディ/監督レオニード・ガイダイ/脚本ヤーコフ・コスチュコフスキー,モーリス・スロボツコイ,レオニード・ガイダイ/撮影コンスタンチン・ボロヴィン/音楽アレサンドル・ザツェピン/出演アレクサンドル・ディミヤニェンコ,ナターリヤ・ワルレイ,ルスラン・アフメートフ,ユーリ・ニクーリン,ゲオローギイ・ヴィツィン,エフゲニー・モルグノフ/製作モスフィルム/備考1967年フィルム貸出首位76.54百万人の観客動員(!)
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あらすじ&コメント
大学の研究生、シューリクは山岳地帯の風俗習慣の素材を集めるために、カフカスに赴く。そこで、チャーミングでスポーツ好きの女の子ニーナと出会い、恋してしまう。ニーナは素敵な女の子、思ってもいないところに恋敵がいた。ニーナの叔父さんと交渉した恋敵はニーナを掠奪しようと試みる。しかしニーナの隣にはいつもシューリクがいて計画は上手くいかない。そこでニーナの叔父さんはカフカスの古い風習に参加してみないか、とシューリクに提案する。それは「結婚を控えた女性は、結婚の前に誘拐される。」という(嘘の)風習。ニーナが結婚すると知って、傷心のシューリクはもちろん断るが「ニーナのたっての願いだ。」と言われ、承諾する。純粋なシューリクは、最初は本当の誘拐と気付かなかったものの、様々な苦難を乗り越えてニーナを救出に行く・・・。
おなじみロシア古典コメディの巨匠、ガイダイ監督の代表作。もちろん、ロシア人でこの映画を知らない人はいません。この映画を観ていないとロシア人に怒られるそうです。これを見ずに、ロシアを語るなかれ!





Кин-дза-дза(キン・ザ・ザ)

1986年ソ連,135分/ジャンルSFコメディ/監督ゲオルギー・ダネリヤ/脚本リヴァス・ガブリアゼ、ゲオルギー・ダネリヤ/撮影パベル・リベシェフ/音楽ギヤ・カンチェリ/出演スタニスラフ・リュプシン,エフゲニー・レオノフ,ユーリィ・ヤコヴリョフ,レヴァン・ガブリアゼ/製作モスフィルム/備考1987年リオデジャネイロ国際映画祭 視覚コンセプト特別賞
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あらすじ&コメント
冬のある日、技師のマシコフは通りで学生のゲデヴァンに声をかけられる。「あそこに異星人だという人が居る。」というのだ。その男は、穴の開いた靴下にボロボロの様相。「この星の座標を教えて下さい。」という。マシコフは座標を知らなければ帰れないと言っている男の手にしている機械のボタンを「な〜に大丈夫。」といって押してしまう。その瞬間、マシコフとゲデヴァンは突然砂漠の真ん中に立っているのである。ソ連人のマシコフは突然砂漠に投げ出された事くらいではめげない。ここは地球なのか?それとも?という疑問を抱えながらも、マシコフは「ここはカラクム砂漠だ。」といって、モスクワの方向に向かって歩き出す。
二人が歩いていると、彼方から釣り鐘型宇宙船がやってきた。その宇宙船からでてきたのは「クー」しか言わないデコボココンビの異星人。いきなり芸をしだした。コートや毛皮の帽子などあげられるものを全て渡して「とにかく近くの街まで連れて行ってくれ。」と泣けるセリフを口にするマシコフ。地球人二人から他に取れるものはないと分かるとデコボココンビは再び飛んでいってしまった。やりきれなさが残るが、気を取り直してマシコフはタバコにマッチで火をつける。すると飛んでいったはずのデコボコ異星人は急に戻ってきた。キン・ザ・ザ銀河にあるこの惑星ではマッチはとても高価なものなのだ。
マッチを少し持っていただけで、何と黄色いズボンをはくことができ、最下級のパッツアークは腰を落としてお決まりのポーズ『クー』を2回しなければならないという光栄な権利が得られるのだ。
このマッチを手に、マシコフ(ヴォーヴァおじさん)とバイオリン弾きのゲデヴァンは地球へ帰還することができるのだろうか?
ロシアでも日本でも超有名なSF映画「キン・ザ・ザ」。もう最初から最後までその独自のペースで笑わせてくれます。キン・ザ・ザ銀河のブリュク星に行ったのがハリウッドの二枚目俳優だったら、この映画はこうならなかったことは言うまでもない!ロシア・グルジア映画だからこその面白さがしみじみと伝わってきます。この面白さは見なくちゃ、わからない!




Курьер (メッセンジャーボーイ)

メッセンジャーボーイ 1986年ソ連,88分/ジャンルドラマ/監督カレン・シャフナザーロフ/脚本アレクサンドル・ボロジャンスキー/撮影ニコライ・ニモリャエフ/音楽エドゥアルド・アルチミィエフ/出演フョードル・ドゥナエフスキ,アナスタシヤ・ニェモリャエバ,オレグ・バシラシビリ,インナ・チゥリコバ,スベトラーナ・クリュチュコワ/製作モスフィルム/備考1987年モスクワ国際映画祭特別賞,1987年トビリシ全連邦映画祭 若者向け映画審査員賞,1988年ソビエト連邦共和国国家賞
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あらすじ&コメント
高校卒業後、イワンを待っているものは軍隊。編集部のメッセンジャーボーイの仕事を始めたイワンは、教授の娘カーチャと出会う。ペレストロイカ以降の変化の時代を生き抜くイワンやカーチャー、若者たち。は、彼らならではの心の悩みと葛藤を抱えていた。母と二人暮らしするイワンの心にはいつも、軍役でアフリカに行ったまま戻らぬ父の面影があった・・・。
「ゼロ・シティー」(1988年)で日本でも名を知られたカレン・シャフナザーロフ監督の1986年の作品。監督独自の世界、笑いやペーソスがこの映画にもふんだんに盛り込まれています。この作品では、若者を描いた映画としては、ロシアではもっとも知られた映画の一つで、大ヒットしました。1987年「ソビエトのスクリーン」誌で「もっとも優れた映画」として選ばれています。ソ連末期の揺れ動く若者たちの心の機微を丹念に描いたこの作品。広場で軽やかに踊るストリートボーイたちの姿が忘れられない作品です。





Лунный папа (ルナ・パパ)

ルナ・パパ 1999年ロシア−ドイツ−スイス−フランス−日本−タジキスタン,107分/ジャンルコメディ/監督バフチール・フドイナザロフ/脚本イラクリン・クヴィリカゼ/撮影マーチン・シュラット,ドゥシャン・エクシモビッチ,ロスチスラフ・ピルモフ,ラリー・ラリシェフ/音楽ダリル・ナザロフ/出演チゥルパン・ハマトワ,モーリッツ・ブライプトロイ,アト・ムハメジャノフ,メラプ・ニニゼ,ニコライ・フォメンコ/製作NTV-PROFIT、Pandora film/備考
ビデオ製造Пирамида, НТВ-Профит





あらすじ&コメント
遠くて熱い国、中東。チャーミングな娘、マムラカットは父と口のきけない兄をこよなく愛し、何よりも演劇を愛していた。ある月の夜、彼女は劇場関係者と名乗る男性、つまり「未来の娘の父親」と出会う。マムラカットは妊娠し、父と兄はこの屈辱をはらすため、家族で"ルナ・パパ"探しの旅に出る・・・。
人気若手女優チゥルパン・ハマトワが生き生きとした少女を好演。彼女の魅力をたっぶりあじわうこと画できます。2001年ロシア映画アカデミーのニカ賞に作品賞、監督賞、主演女優賞など数多くノミネートされている注目の作品です。その他、大ヒット映画「ラン・ローラ・ラン」のマニ役モーリッツ・ブライプトロイが口のきけない兄役で、いい味を出しています。熱い大地、色とりどりの花々、にぎやかな喧噪、鮮やかな映像で中東の雰囲気たっぷりの"ロシア映画"です。





Москва слезам не верит (モスクワは涙を信じない)

1979年ソ連,150分/ジャンルドラマ/監督ヴラジーミル・メニショフ/脚本ヴァレンチン・チョルニィフ/撮影イーゴリ・スラブニヴィッチ/音楽セルゲイ・ニキーチン/出演ヴェラ・アレントヴァ,アレクセイ・バタロフ,イリーナ・ムラヴィェヴァ,アレクサンドル・ファチューシン,/製作モスフィルム/備考1980年フィルム貸出2位、84.4百万人観客動員、1980年アメリカ&カナダでの収益1.2百万$
オスカー1980、ポルトガル-1980、ヒューストン1981、ブリュッセル1981の映画祭各賞受賞
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あらすじ&コメント
1950年代のモスクワ。共同住宅に住む仲良し3人娘は、それぞれの夢を胸に抱いていた。アントニーナは幸せな結婚、家庭。リュドミラは有名人や金持ちと出会い、幸せになること。カーチャは何が幸せなのかまだわからないまま。
アントニーナは平凡だけれど優しい夫に嫁ぎ、幸せな家庭を築く。リュドミラは、チャンスを生かして著名なスポーツマンと出会い結婚するが、思っていた方向には人生は進まない。カーチャはたった一人で娘を育てながら、必死で勉強し大学を卒業し、大きな工場の所長となり大成功を納める。しかし、成功した彼女も幸せを感じる日はなかった。
 公開当時にアメリカとカナダで100万$の収益を得た幻のソビエト映画。サクセスストーリーながらも、米国のそれとはまったく異なり、しんみり感が残ります。永遠の名作です。





Небеса обетованные(約束された空)

約束された空 1991年ロシア,125分/ジャンル悲喜劇ドラマ/監督エリダル・リャザノフ/脚本ヘンリエッタ・アルトマン,エリダル・リャザノフ/撮影レオニード・カラシニコフ/音楽アンドレイ・ペトロフ/出演リーヤ・アヘジャコワ,オリガ・ウォルコワ,バレンチン・ガフト,レオニード・ボロニボイ,オレグ・バシラシヴィリ,スベトラーナ・ニモリェワ/製作モスフィルム/備考1991年モスクワ映画祭ニカ賞,1991年優秀映画賞,優秀女優賞
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あらすじ&コメント
ソ連崩壊前夜、年金生活の老人たちは厳しい現実を生き抜いていた。彼らは鉄道沿線のバラックに住み着いていたが、政治家とアメリカ人ビジネスマンがやってきて彼らに立ち退きをせまる。見捨てられた老人たちには他に行くあてはないのだ。老人コミュニティーの代表者である「大統領」は、ある日、天からのお告げを聞く。お告げによると、雪の降る夜、天から何ものかが彼らを迎えに来て、約束された「安住の地」に彼らを導くという。老人達の最後の旅立ちの準備が始まった・・・。
厳しい社会問題を捉えながら、いつもリャザノフ監督は、皮肉と笑いを歌と涙に昇華してくれます。往年の名優達の共演も見事の一言。コメディでありながら、最後には泣けてしまう、いつものリャザノフ映画です。おすすめです。





Небо в алмазах (ダイヤモンドの空)

ダイヤモンドの空 1999年ロシア−フランス,100分/ジャンルバイオレンスコメディ/監督ワシーリ・ピチゥル/脚本マリー・ヘメリック/撮影アンドレイ・マカロフ/音楽アレクセイ・シリギン/出演ニコライ・フォメンコ,アンジェリカ・バルゥム,バレンチン・ガフト,アーラ・シガロワ,アンナ・ミハルコワ/製作サユースキノ/備考13歳未満視聴制限
ビデオ製造West Video



あらすじ&コメント
段ボールに入れられて孤児院に捨てられた赤ん坊は、偉大な作家の誕生100周年にちなんでアントン・チェーホフと名付けられた。彼は13歳で最初の詩を書き、その才能を周囲に知らしめたが、彼の才能はそれだけではなかったのだ。成長した彼は作家でありギャングでもあった・・・。アントンに様々な形で心惹かれる3人の女、偶然にもアントンの手元に残されたダイヤモンドの詰まった黄色いスーツケースをめぐっての抗争。ダイヤモンドと周囲の人々の関係とが複雑に絡み合う・・・。
バイオレンスだけでなく、映画全体にロシアの現実に対する悲しみが漂います。シニカルな笑いもあり、文字通り"ダイヤモンド"を散りばめた映画。スタイリッシュな映像とスリリングでスピーディな展開は、あなたのロシア映画に対する見方を変えるかもしれません。90年代ロシア映画の名作に選ばれる1本。






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