USBメモリーの活用

前回Wi-Fiについての記事を書きましたが、ノートパソコン+公衆無線LAN(Wi-Fi)をこれから用意する手間やコストを考えると、「そこまで必要無いが・・・」という方もいらっしゃるかもしれません。そういう方にはUSBメモリーを持参してインターネットカフェ等で使う方法もあります。今回はUSBメモリーの使い方とUSBメモリーに入れて使う便利なフリー・ソフトをご紹介します。
USBメモリーの中にファイルだけでなく、ソフトウェアも一緒に持ち運ぶことで、一時キャッシュを含めた(レジストリの話は省略します)自宅パソコンに近い環境を持ち運ぶ事も可能です。

モスクワ市内主要量販店のUSBメモリーの実勢価格は日本に比べるとやや割高に感じますが、それでも2,000ルーブルも出せば8GBクラスの物が購入できます。

USBメモリー実勢価格(モスクワ市内量販店調べ)

1GB/700ルーブル〜3,080円〜

2GB/800ルーブル〜3,250円〜

4GB/1,100ルーブル〜4,840円〜

8GB/1,550ルーブル〜6,820円〜

16GB/2,370ルーブル〜10,428円〜

32GB/5,200ルーブル〜22,880円〜

何GBクラスを買うべきか?

  使用状況にもよりますので、一概には言えませんが価格との折り合いを考慮するとなれば4〜8GB程度あれば十分でしょうか。
2008年8月現段階では予算が1万円/2,200ルーブル程度であれば、16GBモデルのUSBメモリーということになります。ただ日本で購入されるとなるとヨドバシカメラのサイトを見る限りでは、8,000円台で120GBモデルのポータブルHDDが購入出来ますので、携行性重視ならUSBメモリー、容量重視ならポータブルHDDという選択肢も可能です。
<日本は安くて良いですねぇ〜(笑)>

USBメモリーに入れて持ち運べるお勧めソフト

レジストリーやApplication Data等のフォルダーに保存して動作するアプリケーションソフトは、実行ファイルなどをUSBメモリー(ポータブルHDDも同様)にそのままコピーしてもうまく動作しない事があります。
この問題を解決するにはSchwertkreuz 等を活用し、USBメモリーにアプリケーションソフトと一緒にを入れて、レジストリー等もUSBメモリー完結で読み書き出来るフリーソフトを導入して、動作させるという方法があります。しかし、あらかじめUSBメモリーで動作させる前提で改編されたアプリケーションソフトを使うことで作業や手間を省くことができます。そんな便利なアプリケーションソフトを御紹介します。

Opera@USB 

IE以外にも多くのブラウザーが存在しますが、USB用ポータブルソフトとしては個人的に気に入っているブラウザーです。窓の杜でも紹介されており、インターナショナル版の日本語化も容易になりました。
*ツール→設定→Ja日本語
IEなどから自宅PCの設定をそっくりキャッシュやクッキーを引き継いで使う為、若干操作になれるまで違和感はありますが、使いやすい統合ブラウザーです。

OpenOffice.org Portable 

オフイスソフトのオープンオフイス。書類や手紙を書いたり、表計算ソフトで積算したり・・・一部制約はあるもののオフイス互換ということもあり、一般的な使い方をされるのであれば非常に便利なソフトです。

 

Mozilla Thunderbird, Portable Edition 

メーラーソフトとして定評のある、サンダーバード。

 

FileZilla Portable 

自宅以外の旅先などからWebサイト(ホームページ)へFTPアップロードする場合に便利です。

 

 

今回この記事を書く上で参考にしたアプリケーションソフト配布サイトのリンクです。

PortableApps.com  Vectorロゴ