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2005/05/13G

ぴえるばやさんのロシアレポート

 

対ドイツナチス戦勝60周年記念式典

 写真/НТВより

1945年5月9日に終結したヨーロッパ戦線の連合国対ドイツナチス戦勝60周年記念式典が、プーチン大統領の呼掛けでモスクワに約52カ国の国家元首・代表を招いて総勢1万人で行なわれました。

 

 60周年記念式典がテレカナールロシアとラジオロシアの混成スタッフによってモスクワ時間9時45頃〜11時迄全国中継されました。
 

 御存知の通り、プーチン大統領を筆頭に米国・ブッシュ大統領フランス・シラク大統領他、中国・胡錦濤国家主席や国連のアナン総長などの他、かつての枢軸国であるドイツ・シュレーダー首相、イタリア・ベルルスコーニ首相、日本・小泉首相らが参観しました。市街地の退役軍人パレードさえ、もはや西側諸国・東側諸国でも行なわなくなってしまいましたがロシアでは縮小されつつある中健在で毎年師団単位で楽隊がついた小規模パレードも行なわれています。



ウラジオストックの様子

時差の関係で太平洋艦隊がある街ウラジオストックで先に対ナチスドイツ戦/ヨーロッパ戦線の祝賀パレードが行なわれました。
この辺の話はめるさんが詳しいかと(笑)ロシア全国主要都市でこのような祝賀パレードや、基地・駐屯地単位でも行われました。

 

写真/РТРより

 ■以下、プーチン大統領演説の一部です(訳してみました)

第2次大戦の教訓を忘れず、悲劇をくりかえしてはならない。
ロシアは、ファシズムに対する勝利を自分達(ロシア)のみの勝利と想わない。私達は、アメリカ、イギリス、フランス他連合国の支援を忘れる事は無いだろう。しかし、ソ連邦はおよそ2,700万人の命を失い、ナチスドイツに対する戦いで重要な役割を果した。

 戦後ヨーロッパにとって今のロシアは自由と民主主義の理念と全ての国が独自の発展の道を選択する権利を持ち政策をとっている。

 ロシアとドイツの歴史的な和解は戦後のヨーロッパにおいて大変価値のある達成の1つであり、現在の国際社会における見本と言える。

 第2次大戦の教訓から学ぶべき事柄は、暴力に手をかし、様子を伺い見る、無関心でいる事は全ての世界規模において恐ろしい出来事を招くであろう。よって、テロリズムを含めた現代の脅威を前に私達はファシズムと戦った戦士達の事を再考する必要がある。


レポート:ぴえるばや
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