2004/11/15 20:00S/O

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テンペストさんの
モスクワ・拘留体験

投稿:テンペストさん


モスクワではそろそろ紅葉も終わり、冬に突入です。(気温は0〜4℃)
先日、素敵な体験をしました。(;。;)

ある日曜日、スタッフと車で移動中、検問で警察に止められ、
スタッフが免許や車検証をチェックされ、終わったかなーと思っていると
今度は私のモスクワでのビザなどをチェックもされ(運転はしてない)
普段は、何も問題ないので心配していなかったら
わけのわからないロシア語でなにやらスタッフに言っていて、
その後、「車から降りろ」と。
スタッフも、「言うとおりに」って言うから下りると、「ついてこい」と言われ、
スタッフに聞くと、またまた、「言うとおりに」と。
そして、派出所みたいなところに私だけつれて行かれ、少し話しかけられたかなーと思っていると、
「こっちに来い」って言われついていくと、個室みたいなところに連れて行かれ、
職務質問かなーと思っていると、牢屋でした。
入れられ、すぐに、「なぜだー」「何か問題あるのかー」「いつも問題ないぞー」と言っても、
「ドキュメントに問題がある」って。(?。?)
ガチャッ!と鍵を閉められ、ドアまで閉められ(格子とドアの2重)
1畳一間ぐらいの部屋に壊れたベンチがあるだけで、
窓もなく、電球が1つあるだけの寒い部屋(寒かったよー)に留置されました。
わけがわからないうちに留置!「どうなってるんだよ!」って思いながらも、
初めてなので、写真を撮ってしまいました。(のん気かなー???)


必見!
これが留置場の写真だ!!

でも、あせりましたよ。言葉が通じないし、閉じ込められて、誰も来ないし。
いつまで留置されるのか心配でした。
少し経ってからスタッフが来てくれ(車を停めに行ってたらしい)、
警官と話をしてくれたらしいのですが、
でも、許してもらえず、スタッフも、私に気を使って
お金を払って(アンダーマネー)何とか開放されました。(15分ぐらいでしたが長く感じました)
もし、1人のときならどうしようかと考えましたよ。(ロシア語がほとんど話せませんから)
その警官、鍵を開けるとき、笑顔でした。(くそー。)
「本当はダメだけど、今日だけは許す」って。
だから、「何が問題なんだ」ーって聞いても、さっきと同じ答え。

次の日に、ディレクターにドキュメントに問題があるのかと聞いたら、ないって。
ただ、お金ほしさで留置したのだろうと。
「捕まらないように完璧なドキュメントにしてくれ」と言ったら、
完璧なものを持っていても(今のものでも問題はない)、
お金欲しさで一部の警官はいろいろ言って留置するだろう、とディレクターは言ってます。
「1人の時はどうすればいいのか」と聞くと、
「早く出たければお金で解決する」「お金を払いたくなければ、長時間留置される」のどちらかだと。
これだから、モスクワはいやなんだよ。アンダーマネーの国は・・・・・・
これからも、こんなことが起こるのかと思うと・・・・・・・・
ホント、素敵な日曜日でした。トホホ・・・・・・
自由に動ける国で生活したい。平和な国がいい〜〜〜!


どうです、素敵な街、モスクワは!
あなたならどうしますか?
「お金で解決」または「問題ないから、と頑固に意地を張って留置される」。
ちなみに、長時間留置の場合、早くて3時間・長くて1日以上。(その警官によるそうです)
さぁーどうする!?
留置中はもちろん、食事ナシ&飲み物ナシ。トイレには行けるようです。
室温(11月現在で)2度ぐらい。真冬は当然マイナスです。
スタッフいわく、風邪を引くって!「あたりまえだろう」。(凍死するんじゃーないかと思うぐらいですよ)
日本の留置場の方が親切ですよね。

以上、モスクワからの報告でした。


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