めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

ウラジオストック風景

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2015年6月16日(火) きのうの答え

きのうのキノコが『ヒラタケ』と判明しました。
オトーサンがうっすら覚えていたみたいです。

うちの家族は『вешанка』と呼びますが、ヒラタケ類は『вешенка』のほうが一般的みたいです。
もっと言えば、正確には『вёшенка』のようですけど、よくあるё→еでしょうかね。

それにしても自分が知っているヒラタケとは姿が違うと思ったら、“オガクズ菌床栽培の場合は、軸の上に傘と言う典型的なキノコの外観を持つ”と書いてあり納得。
色も環境次第でいろいろあるらしいですね。
食べたというので、味はどうやったか聞いてみたら、「フツー」。
まあ、食レポじゃないもんで、淡泊でクセがない味、とかは言いません。

2015年6月15日(月) キノコが生えた

去年、両親がキノコ栽培キットを買って楽しみに世話していたのですが、
ぜんぜん生えてこなくてガッカリちゃん。
日本でもシイタケ栽培セットなんかでよくあるようなオガクズほだ木だったので、
バラバラにほぐして庭に捨てたところ、今年その場所からキノコがバンバン生えてきました。


こんなやつです。




「ひええぇ〜なんてキノコ?」
「ワカリマセン」

栽培キットなら、普通、なんのキノコか見て買うと思うんですけど・・・。
メンドクサイのでそれ以上突っ込みませんでした。

2015年3月22日(日) ハンカ湖でソウギョが釣れた

冬は寒いのでほとんど釣りには行きません。
海にしろ川にしろ湖にしろ凍っているので、やるなら穴釣りですが、とにかく寒いんです。

それなのに300kmほども離れたハンカ湖に誘われてうっかり行ってしまいました。
というのも、ハンカは、夏の間は藻が繁殖したり、流れ込む川の水が汚れているため水質が悪く、
魚に臭みがあるのですが、冬の魚は臭くなくておいしいというのが釣り人の常識。
そんで行ったら、ソウギョ(Белый амур/ベールイ・アムール)が獲れました。


アムール川周辺ではよく釣れるらしいですが、この辺ではすごくめずらしいんです。
うちも始めてのこと。
体長はあまり大きくないですけどデブでむっちゃ重かったです;;;

穴釣りといってもこんなデカイ奴が上がってくるわけですから、
1.5×2.0mくらいの穴を100mほど離して2カ所開け、網を張るんです。
網漁は季節にかかわらず漁業者登録を持った人しかできないので漁師のヴィーチャが同行。
今回は売れそうな大型魚がソウギョ、シューカ(カワカマス)、ソム(なまず)と悪くなかったので、
それらはヴィーチャの取り分にし、我々は冬眠していたであろうぼんやりしたフナなどを喰らいました。
フナも悪くなかったですがとにかく寒い、2、3年に一回でいいです。

2015年3月18日(水) 空耳アワーinドミニカ

おっちゃんのいとこの嫁に、イリーナという男前の姐さんがいて、
あまりにさっぱりざっくりした男らしい性格のため、
我々はいとこ本人より嫁の方と仲が良いのですが、
この姐さんが、面白動画みたいなのをケータイにばんばん送ってくるのです。

ロシアにも面白動画を紹介するTV番組のコーナーや、
ポータルサイトのサイドバーに人気順位なんかいつも出ているので、
ほとんどは見た事があるのですが、今日は知らないヤツが来ました。

ドミニカのラジオのエアチェックの音声で、
ロシア語の訳がついていますが原語はスペイン語。
最初に上げられた元の動画は500万回以上アクセスがあったようです。
スペイン語もロシア語もわからなくても、見れば(聴けば)わかる、
ドミニカはサルセドの、アルトゥーロ・マランさんのリクエストをどうぞ。


気づいたスタッフに大賞を授与します。
それにしてもDJ笑い過ぎやし。

※原曲はもちろんCoronaさんの『Rhythm Of The Night』

2015年3月13日(金) ドネツクの友人

我が家には北の村時代に親しくなったウクライナ人の家族があります。
ああいった開拓村にはウクライナやカフカスの人がたくさん来ていましたが、
厳しい自然環境もあいまって、皆、仲良く助けあって暮らしていたそうな。

そんな中でおっちゃんの同級生にドネツク出身の家族があり、
シコーラを卒業すると同時にドネツクに帰っていきました。

しばらくすると2つの家族のパスポートはウクライナとロシアになり、
そして今、ドネツクは大変なことになっています。

そんな同級生から昨日電話がかかってきて言うことには、
とにかく治安が悪い、警察はまったく力がなく役に立たず、
街は自動小銃を持ったチンピラが仕切っていて、
それはウクライナ軍でも親ロシア派戦闘員でもない、ただのウクライナのチンピラマフィア。
90年代にロシアで民主主義が声高に叫ばれた時代にマフィアの抗争がたくさんあったけど、
今ウクライナも同じ、何が民主主義なのかわからない、あの荒れたロシアの数倍酷いと思う。
爆弾が落ちたり戦闘から何度も避難するような中でもドネツクを離れたくなかったけど、
リペツクに親戚が2つあって、もうこっちに来い来いというから、
今後の事を思うとそれも考えてる。
というもの。

もうウラジオに来いよ!とさえ言いたいけれども、
ウクライナもロシアも両方が私にとって大切な国という彼女がどういう選択をするのか。
ただ今は彼女と家族が無事でいてくれることを願うだけです。

2015年3月10日(火) 残念な彼

最近はロシアも通話アプリやなんかでケータイ(スマホ)同士で電話する事が多く、
家の電話が鳴ることもめっきり減ったのですが、
「おっちゃん、ゴーシャから電話!あんた自分の携帯出んかったやろ!」
「電話ばっかり、メンドクサイんだも」

ゴーシャの釣り仲間が、脳動脈瘤が見つかって、クリップとカテーテルのどっちで治療するか悩んでると相談の電話がありました。
「MRA画像送る」
「はぁ〜了解」

「うーん、難しなー。ワダ先生ならどうかな、転送してみよう」 ←おっちゃんの心の師匠
「も〜あんた、ワダ先生のコンビニ営業に甘えてばっか、あかん!」
「だってワダ先生はすごいんだも。」
「あ〜、最初に御栄転おめでとうございます、って書かなあかんよ」
「ごえいてんってナニ?」
「ご・え・い・て・ん で変換」
「・・・・・。あー、キムちゃんにも一応見てもらお」
「そういえばキムちゃん、フェデラルの院長クビになっていま何やっとん?」
「院長じゃないケド、そのまま部長ちゃんダヨ」
「そやけど・・・キムちゃんで大丈夫なん?」
「彼は、頭はいいんデスッ!ただ手がダメ。」

キムちゃんの職業は脳外科医。

2014年4月9日(水) シベリアにも春がきました

雨が降ってきたなと思っていたら、窓を叩くほど強くなってきました。

雨・・・・叩く・・・・ふと、頭に走ったのが、『バチェラー・ガール』

大滝御大が浮かぶか、レイニー稲垣(潤一)が浮かぶか、
まあ、どっちが浮かんでも、または両方浮かんでも、
それなりに古びてますね、アナタも!

大滝詠一御大が突然亡くなったのは大ショックでした。
Youtubeでしばらく聴きまくってしまいましたよ・・・・・

松本隆さんが、追悼で「十二月の雨の日」が出来た時の話と、
“北へ還る十二月の旅人よ。ぼくらが灰になって消滅しても、残した作品たちは永遠に不死だね。
なぜ謎のように「十二月」という単語が詩の中にでてくるのか、やっとわかったよ。”
と述べられたそうですが、どこまで詩人なんだ。
ああ松本さんと細野さんと鈴木さんが永遠に生きますように!

シベリア鉄道が大きくカーブを描いているのが見える窓を、雨が叩いています。
御大、シベリアにも春がきました。
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