めるのロシア日記 調子悪くてあたりまえ

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2004年12月1日(水) サラバ革命記念日

晴れ。 8:14の外気温−6℃、室内20.5℃、湿度38%

ロシアは祝日の変更をすることになりました。
いろいろ変わります。

まず、廃止になるのは
5月2日・・・メーデー2日目、現在「春と労働の祝日」の2連休の2日目
11月7日・・・旧革命記念日、現在「合意と和解の日」
12月12日・・・憲法記念日

新しくできるのは
1月3日4日5日・・・新年の休暇を1日から5日まで連休にする
11月4日・・・国民団結の日(ロシア正教のカザンの生神女イコン祭の日)

来年は1月1日と2日が土日に当たるのでその分が6日、10日に振り替えられ、
新年は1日から10日までの10連休となります。
1月1日(土)新年祝日
1月2日(日)〃
1月3日(月)〃
1月4日(火)〃
1月5日(水)〃
1月6日(木)1日の振り替え
1月7日(金)ロシア正教クリスマス
1月8日(土)
1月9日(日)
1月10日(月)2日の振り替え

以外に思えたのが革命記念日の廃止でした。
さすがに共産党は大反対して独自に祝うことにしましたが、歴史的な「ロシア革命の日」が
祝い事からはずされるのです。
名称を変更して日にちを4日にしてとか言ってますけど要は廃止です。
もう革命は祝い事ではなくなったんですね。
時代遅れのイデオロギーの祝日は廃止だそうです。
当事者でなかった自分は無責任に何か淋しいカンジがします。
ロシア国民はあの革命を今どう思っているでしょうか。
革命に命を懸けた人はあの世でどう思っているでしょうか。
ソ連に組み込まれた多様な民族の人達はどんな気持ちでしょうか。

オッサンは、
「あの革命は実はドイツが戦略的に仕掛けたものだった、という話は昔からあって
皆信じたくないけどそうかもしれないとは思っている。そしてロシアの混乱と停滞の始まりだった」
と、郷愁はわずか、しかしソ連の体制については
「ワタシは子供だったのでソ連は悪くなかった。子供の素朴な要求に関するいろいろは
無料で高度で充実していたし少なくても将来に不安を感じながら生きてはいなかったし。」

そんなことを考えていたらもう12月じゃないですか、
センセーも走る師走!
わけもなくアセる12月。

いろいろややこしいことはフショーブディッドハラショで、ビールでも飲んで寝るか。
1日からこれだよ・・・・・。
どーする、12月。
どーなる、ウクライナ?


<本日の夕ご飯>
カレイの中華風蒸し、天津飯、かぼちゃスープ

2004年12月2日(木) 恐れ入りました

晴れ。  8:08の外気温−5.7℃、室内2.6℃、湿度35%

ブーラチカ(菓子パン)を食べていたオッサンが、静かに言いました。
「このブラチカ、おいしくありませんネエ・・・」

「どれ。ほんまやな・・・」  ←日本ではちょっとないマズさ
「もう捨てていいデスヨ」
「アホ。食べるモンを捨てるやなんて、絶対あかん!」
「ブラチカ安いからもったいなくないデスヨ」
「アホッ、そゆ意味とちゃうんじゃ、日本では食べるものを捨てることはめっちゃアンモラルなことなの!一粒の米には7人の神さんが住んではるんやで!
食べ物を粗末にすると三世に渡って使われモンやねんで。」
「それはアフリカの子供が飢えてるからとかデスカ?」
「いきなりなんや、ソレ?」
「小学校の頃、昼ごはんにパン投げしてると先生にいっつも怒られマシタ。
アフリカでは食べるものがなくて死んでる子供がたくさんいるのに
パンを食べずに投げるとは何事デスカ!って怒ラレタ・・・・。」
「そうやろ、そうやろ。」
「それで資本主義の国の子供はかわいそうネエ、貧乏だとパンも食べれないのか、
ソ連に生まれてホントにヨカッタ、って心からそう思いマシタ。」

そうか。
そうきたか。

「じゃ資本主義の国ではあんなパンやこんなパンがいーっぱいあって、お店に行ったら
欲しいパンが選び放題、って方には考えなかったのかな〜?」
「パンは白か黒。 それ以外のパンがあるなんて誰が知ってる?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
恐れ入りました。

で、結局そのパンはクルトンにして今日のスープの浮き実にしましたとさ。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

さてパン投げしそうもないヤヌコーヴィチさんとユーシェンコさんのウクライナはどうなるんでしょうね。
(ティモシェンコ姐さんは投げそうですが)

きのうウクライナ議会はヤヌコーヴィチ内閣の不信任案と暫定政府の樹立の可決をしました。
最初から大統領選挙をやりなおそうやと言っていたクチマ現大統領ですが、
ユーシェンコさん側が、事態収拾に向けてとうたっているこの交渉はオマイラの
ごまかしやないか、そんなもん中断するわと言って来たため、
ユーシェンコさんが主張している決戦投票だけの再選挙は憲法違反になるので支持しないと言いました。
あくまでも選挙の最初からのやり直しを、という姿勢です。
しかしユーさん側もヤーさん側も再決選投票に必要な法改正をする話は進展させる様子があるらしく、
事態は再決選投票に向けて動きそうです。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

夜、このあいだオッサンが買ってきたDVDの中から
アメリカ映画の「エフェクト・バーバチキ」というのを観てみました。
原題は「The Butterfly Effect」 バタフライ効果?
バタフライ効果というのは小さな力が大きな影響をもたらすというコトだそうです。
原題に付いているキャッチコピーは「一つのことを変えろ、全てのことを変えろ」です。
一点突破全面展開?  ←違う。

日本では劇場公開が来年早々ということなのでネタバレにならないように感想だけにしたいと思いますけど。
結構おもしろいです、もしヒマでしょうがなかったらロードショーに行ってもいいかも?
と思わせるくらいはおもしろかったです。
が。
ラストが平凡でした。
もっとこう、悪人になって欲しかったな、エヴァン君。
毎日が不安でたまらない人なんかに安心のおすすめ。

では安心しておやすみなさい。


<本日の夕ご飯>
鶏肉入りクリームカレースープ(捨てられそうだったブラチカのクルトン入り)
フライドチキン、グリーンサラダ


※バタフライ・エフェクト
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4995

2004年12月3日(金) カジュアルフライデーはネクロモモンガー

雲り。 13:23の外気温8.9℃、室内22.5℃、湿度40%

なんかいきなりぬくいです。
外を走る車のジャーーッという水の音で家の中にいてもわかるんですけどね。

朝、オッサンが突然ジーンズをはいていくと言いました。
「金曜日はカジュアルな日ですカラ。」  ←カジュアル・フライデー?ロシアにもあるんか?
ホンマかぁー?
きいたことないよ。
一度もはいていったことないはず?
「いや、1年に2回くらいはアッタ」
ええーーー??
そうやったっかあ?
どして急にジーンズ?
何かある?
帰り遅いかも・・・・・・?

と、不審に思っていたら普通に、というか普通より早く帰ってきました。(チッ)
もしかしたら「着替えてコイッ!」とセンセーに言われたのか??
とりあえずロシアのオネイチャンの影は無いようです・・・(そゆことにしとけ)
ロシアのオネイチャンといえば・・・知り合いのオネイチャンは、
「あんなわがままな男(オッサン)は絶対ロシア女性と結婚できない。しても絶対逃げられる」 といいました。
私にとってオッサンは、なんでも「ドチデモいい」人なので以外でしたけどきっと視点が違うんでしょうね。
私の余計な心配が増えないようにせいぜい違うままでおってください。
ただでさえ轢死とか爆死とか冤罪とか停電とか断水とか金とかの心配でいっぱいいっぱいなんで。

オッサンの心配は新しくウチのメンバーになったパジェロ・イオ君です。
オカーサンの「ジープタイプの車が欲しいから買って!」の一声でウチにきました。
しかしGDIエンジンというものがまずはじめての経験でよくわかりません。
よく知られているように極東の車のほとんどが日本の中古車です。
最初から中古車なので大小の修理がもれなく付いてくるのですが、
ロシア人は特別な設備がないとできない修理以外ほとんど自分でやります。
だからしくみがわからないとイライライするようです。

この車がきてからいろいろ調べて日本のディーラーのメカニックさんにもきいてもらって
やっとここ浦で、自分で、できることとできないことがわかったみたいです。
今日はロシアのサイトをウロウロして「後の祭りイオ君オーナーズクラブ」みたいのを
見つけたようで
嬉々としてなにやら書き込んでいました。
なかなかおもしろそうです。
「こんなエンジン見たことないと言われてどこも相手にしてくれない、どうしたらいいですか」とか
「気温が+15℃を超えるといきなり調子悪くなるが超える時期があんまりないからまあいいです」
というシベリヤのオーナーや、
「質のいいガソリンでないとトラブルが多いようだがうちの村には売ってない」とか。
買う前に、もちっと考えようやロシア人。と思うのですがそれはウチも同じ。大汗

マイナス評価のほとんどの投稿はエンジンのカーボン付着による不完全燃焼によるトラブルについて。
プラス評価のほとんどはこのクラス価格帯での悪路に対する走行性がダントツにいい、
ということ。
「どんなに雪が降った朝でもラクに発進できるので文句はない」という豪雪地帯の
オーナー、ああ、その気持ちがわかります・・・。

オカーサンは今年はこのイオ君で雪の森へ行くのね・・・・。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今夜も昨夜に引き続きDVD鑑賞です。
本日は「Хроники Риддика」
何なのかぜんぜんわかりませんね。
えと、日本では「リディック」というタイトルで今年の夏に公開されたと思いますが、
ロードオブザリング、マトリックスをしのぐ制作費とかいうハリウッド映画です。
これには第一作があって、4年前の「ピッチブラック」というやつがそれ。 ←観てない
オッサンはピッチブラックを見ていたので続編どうなんやろ?という事で買ったらしいです。

どうなんやろ?でこんなんです。
ヴィン・ディーゼル扮するダークでマッチョなリディックは、銀河系世界のお尋ね者。
運悪くつかまったけど逃げる途中で銀河系を制覇しようともくろむ一派の戦いに巻き込まれ、
この悪〜ぃネクロモンジャーという連中と戦って勝つ(こんなんばっか)というストーリー。
ちょっとハショリすぎですか?
なんせロシア語なので細かいことはわかんないんですよッ。
これ以上知りたい方は観てください。

何がよかったかというと、
・金がかかっていた。 ←これはロシアでは重要
・ネクロ・モンジャーがモモンガーに聞こえた。 ←空耳FLASHを想像した
・新人のネエチャン(ヒロインともいう)が切ないカンジの美女だった。
・ラストが以外だった。
・観終わったあとオッサンがおもむろに懸垂、腹筋をはじめた。

さ、あなたも観たくなりましたか?
もう観た方は抗議のおたより、謹んでお受けいたします。


<本日の夕ご飯>
カレイの煮付け、セロリと牛肉の牡蠣油炒め、カリフラワーのサラダ、キムチスープ

※リディック
http://www.riddick.jp/introduction.html

2004年12月4日(土) 日露友好プロパガンダ

曇り、濃霧から夜吹雪。 13:37の外気温6.3℃、室内23.8℃、湿度40%

今日は暖かくてすごい霧で、テレビの映りが悪いです。

こわ〜いニュースがありました (ブルっ)
モスクワには現在5つの空港がありますが、そのひとつヴヌコヴォ空港の航空機サービス会社が
飛行機の部品を工場から横流しして使っていたのがバレました。

えーとですね、飛行機は定期点検なんかで部品交換しますよね、その部品を作っている
工場の末端労働者からまだ製品検査を通る前の部品をめっちゃ安く横流ししてもらって
その部品を使用、航空会社には正規の値段を請求していたというわけです。

なにがコワイかというと、もちろん不良部品を使っているかもしれないということと、
それが「たくさんあってどの飛行機かなんてもうわからない」んですと。 
ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーー!!!!
叫んでから・・・絶句。
「たくさんでもうわかんないくらい」の「不良部品かもしれない飛行機」が飛んでるってことです。
そんでそれに乗ってるってことです。
ひゃゃゃゃゃゃゃゃーーーーーーー!!!!

実際、極東で離陸直後にトラブルで危機一髪緊急着陸した事故があって、
操縦士の責任となった事故があったんですが、これなんかはヴヌコヴォのサービス会社が
点検修理していてその事故の時の調査もその会社がやったので、隠遁したのではないか、
ということで追求する構えだそうです。

ウラジオストク航空はヴヌコヴォで修理することはないんですけど、オッサンの話では、
アエロフロート機はヴヌコヴォで一部修理をやってるなあ、それからチャータ便なんかに
よく使われるやつが多い、そうです。

コワイですねえーーーーー
ヴヌコヴォ関係の飛行機には乗らないようにしよう〜とか思う前に、
「どこのサービス会社でもやってそう」と反射的に思ってしまうことがもひとつ怖いですわ・・・。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇

お昼ごはんの後、いそいそとお茶の準備をしていたオッサンの動きが止まりました。
「ゴハンのあとに何か甘いものがないと不安になりマセンカ?」
「なりませんね。」
「ホントはなるでショウ〜?」
「なりません。」
「ソウデスカ・・・。」

静かにお茶だけ飲んで、おもむろにコートを着だしたので、
「どっか出かけるん?」
「・・・・・・」
「クダー?」
「ワカラン」
わからんとは?
何か甘いものを買いに行きたい欲求が抑えられなかったのかもしれませんが。
なんか静かに出かけて行きました。

夕方近くなってオッサンから電話があり、
「今両親と壁紙を買いにきてマス。このままそっちに寄るから市場へ買い物に行きマスカ?」
「うん、ほな来たら降りてくわ」
ということで、みんな一緒にもう薄暗くなってきた市場へ。

オッサンのだあーい好きなサンマがあったので即買いし、魚売り場をウロウロしていたら
生のタコがおりました。
「タコですヨ、タコちゃん〜、生ですヨ、タコ買いマスカ?」
「む・・。」
オッサンはタコも大好き。
いつも欲しいものがあれば私に聞かずにどんどん買いますがタコはちょっと遠慮気味です。

タコは揉まねばなりません。
揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで揉んで
モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ

ロシア人は最近までタコは食べませんでした。
今でもほとんど見かけません。
たまーに冷凍のヤツがあるんですが他の魚に比べて結構いいお値段。
でも売っているということは誰かが買うんでしょうが・・・?
オッサンによれば「イカと同じようにして食べる」そうですが、タコは硬いから大変と思うけど・・・
このへんのタコはあのでーーっかい水タコですから足1本でめっちゃデカイッ!!

去年の冬に冷凍のタコを見つけたとき、喜んで買ったんですけど難儀しました〜。
どうにもこうにもやわらかく料理することができんかったんです。
3日間、タコ料理をあれこれやってみたんですが、大根で叩いてもソーダで煮てもどうしようもありませんでした。
もう〜、タコ揉み疲れてしもて・・・・
家族はみんなおいしいおいしいと言って食べましたが、なにか妙な「エグ味」があって
タコに慣れている日本人には変な味やったと思います。
タコはゆでずに生のままで冷凍すると味がガタンと落ちるんだそうですねえ、
その時まで知りませんでしたよ・・・・・。

でも今回は生。
しかもまだ透明な感じのピチピチタコ(でかい)です。
タコのトロ箱前で止まっていました。

「ん?タコ?タコ買う?タコ食べるの?」 と売り子のおっちゃん。
「なあ、オッサン、生やから買うてみよか」
「ソウデスネエ、生はめったにありマセンし。」
「魚の網にかかっちゃったから一緒に売ってんだよ、獲れたてだよ」
「どうする?足1本にしとこか」 ←なんせデカイ
「アタマもあるよ、頭。要る?」
「や、いいです、じゃこの小さいほうの足、一本下さい」
1.7kg、500円也〜  ←安いッ!

もう暗くなっていたので今日の買い物は魚だけにしてそのまま両親を送っていきました。
両親のアパートに近くなってきたあたりで、
「ネエ、サンマをどうしてもすぐ食べたいんですケド、このまま両親のアパートで焼いて食べまセンカ?
ウチ帰って食べるまでがまんできないんだも。」
なッ、なんちゅうッ・・・・
なんちゅうオッサンでしょう・・・
それで結局両親のところでサンマ焼いて、いろいろ夕ご飯しました。
(さすが最新オーブンは火力が強いし早くていい!)

サンマ食べてすぐ帰ろう、なんて言ってても夕ご飯しちゃったらもうあとはグータラです。
お茶飲んでなんか甘いものかじってごろごろしたり猫をからかったりテレビ見たり。
そうそう、オッサンは今日、新年プレゼント(クリスマスプレゼントのようなもの)として
両親にDVDプレイヤーを買いました。
その店ではDVDプレイヤーをお買い上げのお客様にはタダで何回でもDVDソフトの
貸し出しをしています。
一回につき1本で期限は1週間。
でも借りる権利に期限がないので何回でも何回でもずーっと借りることができるというもの。
そんでもって同時に借りてきたDVDが「パールハーバー」
なんでパールハーバー?
「だってこれくらいしかなかったんだも」
でもまあ、両親は観てないというからいっか。

「パールハーバー」をご覧になってない方に簡単にご説明しますと、
これは日本軍のハワイ真珠湾奇襲攻撃を軸に展開される米軍青年兵士の愛と友情の物語、
というアメリカのプロパガンダ映画でございます。 ←ちゃったっけ?
そういう映画でございますから、みんなで日本軍を応援しました。
おりしも本日は4日、真珠湾攻撃(アタック・オン・パールハーバー)は1941年12月8日でございました。
またこの海戦のはじまり、日本海軍は現在の北方領土、「択捉島」から出航したのであります。

あーついでに言っておきますけど、この攻撃の翌日にアメリカは日本に「宣戦布告」しまして
アメリカと日本は戦争したのでありますよ。
あなたの大好きなアメリカさんは日本人をたくさん殺してアトミックボムを落として焼け野原にしたのです、
そして私の日本もアメリカさんをたくさん殺したりアジアの国に迷惑をかけたりしたのです。
パールハーバーの数日後にはドイツがアメリカに宣戦布告して地球規模の戦争になりました。
この戦いは第二次世界大戦と呼ばれます。
はあ〜?何をいまさら、とお笑いになる方が多いことを願いますが最近の日本の若い人は
日本がアメリカと戦争した(そして負けた)ということを知らない人が結構いるときいたもんですから。

アメリカと戦争したと思えないほどアメリカと仲良しと思ってるならいいことかもしれません。
うちのロシア人は日本はアメリカの「属国」だと思っていて、ほとんどの日本人が
英語を話せないのにショックを受けたそうです。

まあ〜そんなんでアメリカの素晴らしい場面が映ると、みんなで
「プロパガンダだ、プロパガンダ」と野次り、
「決勝」などの鉢巻をした青年がゼロ戦で撃ちまくるところなんかは
「ダワーイ!!」
「いてまえー!!」 てなもんです。

日露友好なアメリカのプロパガンダ映画鑑賞の夜でありました。


<本日の買い物>
水タコ1.7kg・500円、サンマ1kg・120円

<本日の夕ごはん>
両親の家で、焼きサンマ+大根おろし、ジャガイモと玉ねぎいため、かぼちゃのポタージュ、ピーマンの漬物、発酵キャベツ

※↓いまさらながら映画「パールハーバー」主役はベン・アフレック
http://www.movies.co.jp/pearlharbor/

2004年12月5日(日) ノーパンタコしゃぶ

曇り。 13:48の外気温−6.8℃、室内24℃、湿度30%

昨夜はすごい吹雪になって両親のとこから帰るのが大変でした。
今年はなんか早くから雪が多いですねえ・・・・

オッサンが
「あさゴハンー」 と呼んでいます。
「火つけたヨー」
「油入れたヨー」
「早く卵入れてクダサーイ」  ←なんな?アンタが作るんとちゃうん?
「あれっ?どこデスカー?」
「早くきてェー」
しっこくらいゆっくりさせろや・・・・

ここんとこ、お正月に帰省するかどうかガタガタしていたのですが、
今年の正月はウラジオストク航空の格安チャータ便(成田往復1万円)がないことがわかり
あきらめることにしました。(来年以降も就航するかどうかは未定)
実家にその旨電話したら、ハハがガックリしていたのでなんか胸が痛かったです。
どんなに隣の国、とかいっても海を越えなければならない国ですからねえ・・・。
自分では「いつか帰る日本」組と勝手に思っているんですが「いつ」が問題ですねえ・・・汗。

さてオッサンはゴハンを食べてから、安い軽油を買いに隣町まで行くといいました。
このあいだソレ用のポリタンクも買ったようです。
「そんで、いくらなん?」
「半額」
「え!そんな安くて品質だいじょうぶかあ〜??」
「ダイジョブ。質が悪いわけじゃなくてどっかから盗んだやつダカラ。」
「ほな、だいじょうぶやな。」
・・・・だいじょうぶなのか?
・・・・すっかりロシヤ人になってしもた・・・

バアチャンちの近くなのでバアチャンのところに犬のえさ用の小骨とか、
ニワトリ用の卵の殻とかヤギ用の乾燥したパンとかいろいろたまっているものを
持って行ってもらうことにしました。
「ほな、今晩はタコな、タコ。」
「はい、では行ってキマス。」

さあ〜タコです、タコ。
ちょっと測ってみました。
タコ足1本、1.3m。最大直径6.5cm、最大吸盤6cm、重さ1.7kg、500円(!)
日本は今お歳暮の時期で贈答サイトが繁盛しているようですが、その中に北海道産水タコがありました。
1.5kgで3,465円!(送料別・各種お支払い可・いますぐ発送、なんとか水産)
むむーん、なかなかなお値段ですねえ〜
これは存分に堪能しなければ。

まずはとにかく揉み揉みです。
モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ
モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ

でかい・・・疲れる。
揉み疲れ。

そして今度は大根で叩く。
トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン
トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン

はじっこの方をちょっとかじってみました。
ウマイッ!
ウマイやん!
うーん、これは「タコしゃぶ」してみるかー
と思い、叩いてから半分に切って太いほうの皮を剥き、冷凍庫に入れました。
半冷凍状態でしゃぶしゃぶ用に薄切りにするためです。
わはははははーーーータコしゃぶーーロシアでタコしゃぶーーわはははー
(壊れ気味)

半冷凍になったやつを薄切りにしながらテレビをつけてなんとなく聞いていました。
どの局のニュースもウクライナ、ウクライナ、です。
ウクライナの最高裁判所は3日、この選挙は無効との判決を下し、12月26日に
再決選投票をすることを発表しました。
しかし再決選投票をするには憲法改正をしないといけないため、きのう議会はそれについて
討議しましたが可決まで至らず議会は休会になりました。
今回の選挙で一応勝ったらしいヤヌコーヴィチさんは26日の再決戦投票にも出馬すると
宣言しました。
これでなんとか二人の再投票をすることになりそうですね。

タコはふぐ刺しのようにきれーに大皿に並べられてオッサンの帰りを待っています。
ポン酢も作りました。
「あああ〜ぬる燗、ウマイぬる燗が欲しいぃぃぃぃぃぃぃ〜〜ッ!」
とカラダをよじっていたらオッサンがビールを買ってお帰り。
もうビールでもいいですッ。
「うあーーーこれ何デスカー??」
「ふぐ刺しです」
「ふぐ?」
「んなわきゃないやろ、タコ、タコ。」
「タコデスカ〜??どやって食べるんデスカ?」
「しゃぶしゃぶするねん」
「ノーパンしゃぶしゃぶデスカ?」
「どこでそゆ言葉覚えるかなー」
「日本によく行くようになった頃はやってマシタ」
「そんで、行ってみたかな〜?」
「あゆトコはオークラショーとかの人が行くそうデス」
「どこでそゆ事覚えるかなーこのロシヤ人は。」
「ところでノーパンしゃぶしゃぶって何デスカ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
脱力。

まずはビールでかんぱーい!
ロシアでタコしゃぶが喰えるとは思わんかったな。
オッサン、
「ウゥゥゥーーーマイッッッ!!!!」の大感激で大満足。
そうか、そんなにうまいか、よかったの。
「またタコがあったら買いマショウネ!」

よしよし、何度でも買うで〜〜
そのかわり君がタコ、揉むのだ。
OK?


<本日の夕ご飯>
タコしゃぶ(パンツ有り)、カリフラワーと牛肉の牡蠣油炒め、焼きカバチョク、野菜サラダ

2004年12月6日(月) ゲイシャチョコの拵え

晴れ。 7:48の外気温−10.4℃、室内22.1℃、湿度32%

今日はフィンランドの独立記念日です。
1917年にロシアから独立しました。
おめでとうございます。
そのフィンランドは「暮らしやすさランキング」12位、ロシアは105位です。

フィンランドといえば「ゲイシャ」チョコです。
え?ご存じない?
実は私もロシアに来るまで知りませんでした。
ロシアで「これおいしいチョコ!」と思ったらフィンランドの「ゲイシャ」やったんです。
パッケージもベタですが(下記参照)TVコマーシャルがまたエキゾチックなJAPAN好きの心を
ガッチリ掴んでぞうきん絞り、もう一滴もでません。

バックに「明日見る夢」と縦書き垂れ幕がある階段を、振袖姿の金髪お嬢さんが
しずしずと降りてくると紋付袴の色男がお待ち、というまあ、オペラ引きのしつらえなんですが、
見るたびムカツクんです。
何がムカツクって、「日本」が「合ってる」のがムカツクんですよねッ。
だいたいコーユー外国の「日本モノ」は漢字が間違っていたり、着物の打ち合わせが逆だったり
どっかこっか「ナニコレ?」なところがご愛嬌でいとしいものです。

「ゲイシャ」は、「芸者」が着ない着物だとか、チョップスティックのヘアスタイルだとか、
ニューキモノみたいなダサいスタイルだとか、紋付がワインレッドのサテン(襦子というべきか)だとか、
いろいろかゆくなるような拵えなんですが、着方や漢字は合ってるんですよねえ・・・・・・。

なんか、漢字の書きとりテストでめっちゃヘタクソな字で書かれた答案を、
どっかちがう、どっかちがう、と目を皿の様にして見てもハネや点は合っていて
悔しいが丸をつけざるを得ないような感じなんです。
なんか妙な敗北感を味わうんです。

でも「ゲイシャ」チョコ、ムカつきますけどおいしいことはおいしいですヨ。
日本でも買えるそうですけど、うちのオカーサンによれば
「日本のチョコレートが世界一おいしい」そうなので、
「ゲイシャ」VS「日本」、機会があったらお試しください。

○ △ □ ○ △ □ ○ △ □

今年のお正月は日本に帰らないことになったので、浦から年賀状を出そうと思い、
オッサンの尻をたたいてカードを買いに行きました。
家の近くの郵便局では気に入るのがなかったので中央郵便局まで行ったんですけど、
なかなかちょうどいいと思うのがありません。
ロシアのクリスマスは1月7日なので新年カードはほとんど全部サンタクロース(デドマロース)や
クリスマスツリー(ヨールカ)絡みのデザインです。
欧米風にメリークリスマス&ハッピーニューイヤーでもいいか、と思ったんですが、
「年賀」と朱書きして出したかったので、ロシアのことを知らない人に出すのにいちいち
ロシアのクリスマスは1月7日でどうのこうのと書くのもメンドクサイし、ジブンで作るのも
もっとメンドクサイ。
日本では鳥の子紙に版画してたのにこの体たらく・・・。
ということで浦の夜景なんてツマンナイやつになってしまいました。
しかも写真がダサいッ!
生涯最低のセレクトです。
しかもお年玉もついてないし。
ゆるしてくれえ〜〜
(でもエアメールでも40円だからラッキvv)

○ △ □ ○ △ □ ○ △ □

きのうのタコを食べてみて、やはり冷凍でなく生だとおいしくてやわらかめだとわかりました。
今日は吸盤がぷりぷりっとしたから揚げとタコ酢をしました。
すっぱい味が好きなオッサンも大喜び。
「おいしいですネエ〜タコ。」
「そうなあ〜」

し・あ・わ・せ。
ありがとう〜〜タコ。
あ、「明日のジョー」の矢吹ジョーのモデルって、たこ八郎なんやそうですね。


<本日の夕ご飯>
ぷりぷりタコから揚げ、カリフラワーとタコの酢の物、揚げ芋、白菜キムチ、赤だし

※ゲイシャ・チョコ「あんてーくし」さんより
http://kasapanos.web.infoseek.co.jp/zakka/geisya/geisyaskulaa.html
※ゲイシャを作っているメーカー、FAZERさんのHP。
ぴんくの「GEISHA」をぽちっとすると驚愕の画面が・・・・
http://www.fazermakeiset.fi/user/default.asp?site=2
※明日のジョー・無料サンプルムービー
http://animebb.jp/production/mushipro/joe.aspx
※たこ八郎
http://www.pcs.ne.jp/~yu/ticket/tako8/tako.html

★本日「日露ペアの部屋」めでたく2周年でございます★

2004年12月7日(火) ほな帰ってもよろしいか?

晴れ。 8:10の外気温−2.9℃、室内23・4℃、湿度33%

朝、ラワーシを食べていたらどうもアゴが痛い・・・
ラワーシというのはイランあたりが元の、中央アジアの薄くて丸くてでかいパンです。
ナンとかチャパティを想像してもらえばいいかもしれません。
普通のパン屋で普通に売っています。
ホンモノは厚さが1,2ミリで直径1メートルくらいの丸い風呂敷のようなものだそうですが
ここらでは2cmくらいの厚みで30〜40cmくらい、厚くて不均等なピザ生地のような感じで、
もちもちとした歯ごたえがあり私は好きです。

なんでアゴが痛いんかな?
あ!タコ。
ゆうべのタコやあ。
タコ噛みすぎた?
そんでついでに「たこ八郎」を連想し、これってボクサーがガム噛んでアゴを鍛える感じ?
ロシアのタコ食えばいいかも?
なんて思ってしまいましたとさ。

そういえばきのう「ドロボウ軽油」を買いにいくついでにバアチャンちに寄ったオッサンは
バアチャンちのヤギ肉をもらって帰ってきました。
今年は2頭生まれたんですがはじめてメスだったんです。←2頭とも。
それで1頭つぶすので冷凍庫を貸してくれ、っていわれてウチのバルコニに置いてあった
冷凍庫を少し前に持っていったのですがその後どうなったんかなーと思ってましたら、
とうとう一頭、いっちまいましたよ。
しかも母親の黒ヤギさん!
うあーーーーーーー
あのタバコが大好きな黒ヤギさんですよ・・・・。
毎年オスが生まれていたので子ヤギをつぶしていたんですがとうとう世代交代ですか・・・
さよなら、黒ヤギさん。
え?その肉?
両親におゆずりしましたよ・・・・・。
合掌。

★  ★  ★  ★  ★

長く電話で話をしていたオッサンが電話を切ったとたん、
「私は謝らなければなりマセン、ごめんネエーー!!」 と私にいいました。
「なんや、なんや?」

知り合いから通訳の依頼の電話だったそうですが、その電話してきた女性のいとこは
日本人の男性と結婚して今、お里帰りしてきたそうです。

もうすぐお正月ということもあって旦那さんとその両親が顔をみがてら浦に遊びに
来ると言ってきたんだそうですが、彼女にとってはそれが悩みの種。
彼らに私のアパートでなくホテルに泊まるようにうまく話して欲しいという内容です。

彼女は結婚前、母親と二人暮らしだったんですけど結婚後に母親も茶飲み友達(?)と
彼のアパートで同居をはじめ、二人の借りていたアパートを引き払いました。
彼女はそのママの彼を好きじゃないし親しい関係でないのでこうやって故郷に帰っても
「実家」というものがありません。

でも彼女は今おめでたになったので子供が生まれたらしばらくはロシアに帰るのも大変だし、
まだ動けるうちに母親にも会いたいし、ということでお里帰りしていとこの家に滞在している
のですが、旦那さんがホテルは高いから彼女のアパートに泊めてくれ、と言っているんだそうです。

彼は母親のアパートが実家という感覚で泊まるつもりみたいだけど、
娘の自分でさえ遠慮して泊まれないようなところに泊めるわけにはいかないし、
滞在先のいとこの家もせまくてボロボロのアパートだからそんなところに日本人を
泊めるわけにはいかない、というのです。
結婚前に母親と住んでいたアパートは親戚の持ち物で安くてもけっこう広くてきれいなアパートだったので
彼はそのイメージがあると思うけど今はほんとにひどい状況ではっきり言って
日本人に見せるのは恥ずかしい、日本の生活を知ってしまった自分には屈辱でさえある、
でもこの気持ちを彼には言えないし、日本語もまだあまりできないのでホテルに泊まるように
言ってもらえないか、というのです。

身内だからぶっちゃけ見せてわかってもらえば?どうせいつかわかっちゃうかも?という
考えもあると思いますが私は彼女の気持ちに共感するものがありました。

ま、そういうわけでそれなら簡単、アパートぼろぼろ問題の前に、滞在登録しないといけないから
アパートだと個人招待しなくちゃいけなくて大変だし今からじゃ間に合わないよってまず言えるじゃん、
ということになったんですが大変複雑なものがありました。

なぜならその問題のアパートは「ウチのアパート」とほとんど同じだからです・・・。

「ソウだったのか、そんなにヒドイかロシアは。日本人なのにこんなところに来ちゃって
後悔してるでショウ〜、かわいちょーネエ、ゴメンネエ、ゴメンナサーイ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ま。
なんというか。
そう言われてももう来てしもたしの。


<本日の夕ご飯>
煮タコ、ラタトゥイユ、モイバのフライ、白菜キムチ

※黒ヤギさんと悪いペーターのお話/3月6日

2004年12月8日(水) 自己批判します。

晴れ。 11:52の外気温−5.9℃、室内22.7℃、湿度23%

起きたら11時でした。
あっらー。 滝汗;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

オッサンが出かけたの、まったく覚えてへん・・・。
何があったというのでもないんやけどなんでやろう・・・・?
とりあえず朝起きれなくてもオッサンは文句も言わず、しずかーにコソーリ出かけます。
それだけはありがたいですね。
起こされたことは一度もありません。 ←でもうっかり起きるとゴハンを作るまで後退できません。
私がくるまでは家族3人、それぞれ自分の時間に合わせて起きて自分であれこれして、
朝ごはんを誰かが作ってくれるなんてことはなかったので、そういうもんだ、と思っているようです。

ささ、おかあさん、あなたへのヒントですよ。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

オッサンが「今日からダイエットする」 と言い出しました。
体重計が壊れたので直しているついでに体重を測ったらショックを受けたようです。

「ほう。ほなリンゴダイエット。」
「それはちょっとキビシクありマセンカ?」
「そんなら職場まで歩いて通う」
「ちょっと遠すぎマセンカ?」
「もうな、金払ってジム会員になるとか。もったいなくてちゃんと行くやろ」
「不規則すぎて行けても元がとれマセン」
「夕ご飯はゴハンと味噌汁だけ」
「帰ってからゴハンが楽しみナノニ」
「ゴハンが楽しみやからダイエットせなあかんくなるんちゃうん?」
「ワタシはどしたらいいでショウ?」
「それな、もう何回も聞いたし。あきらめたほうがいいんちゃう?」
「・・・・・・・・・・・・」 ←無言。

ちょっと気の毒になってしまい、真剣に考えようと思って尋ねました。
「あんなオッサン、いつから太ってるん?」
「ずっと前カラ。」
ずっと前ですか!!
ずっとの起点はいつですか!
ひとりでウケにウケてしまい、大笑いしていたらうらめしそうに見つめる視線。

「そんなら痩せてた時はあるん?」
「日本にいたとき。」
ん?
それ大ヒントやん。

「どうして痩せたと思いますか?」
「ハイ、労働と運動、規則正しい食事だと思いマス。」
「それでは答えは簡単、軍隊に行くといいです。」

ああ、またこうやってダイエットの芽を摘むのは私?

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

夜、パソコンのキーがいくつか変になって打ってもうまく反応しなくなりました。
少し前からおかしかったのですが、掃除したりしてその場は復活したんですけど。
めっちゃイライラしてブチキレ、オッサンに大当たりしたところ恐れおののき、
キートップをぱっちんぱっちんと一個一個はずしはじめました。

私は一杯あおってフテ寝ます。
朝はグータラ寝て夜はフテ寝、ああ、腐れヨメや・・・・。
自己批判します。


<本日の夕ご飯>
焼きサンマ、タコの煮汁でサトイモ煮付け、韓国海苔でごはんを海苔巻き


2004年12月9日(木) 笑顔とおじぎも無料

晴れ。 7:56の外気温−4.9℃、室内24℃、湿度28%

「キーボードはもう変じゃないと思うヨ、大掃除してミマシタ。試してみて」 と言って
オッサンが仕事にいきました。

デスクの方に行ってみたら、キーボードの配列をざっと書いた紙が落ちていました。
どうやらキートップを全部はずして掃除したみたいです。
打ってみたら問題の箇所は直っていました。
が。
別のキーが今度は変・・・・・
ま、いっか。 
きのう自己批判したし。
ウクライナも再投票をするための憲法改正をやっと可決したし。

△  △  △  △  △

昼寝していたらオカーサンが来ました。
ひゃーーーー
アパートの管理費を払うためらしいです。
このアパートはオカーサンの名義になっているのです。

さて浦がある沿海州のアパート管理費が値上がりすることになりました。
みんな文句ブータレです。

現在管理費は住人ひとりにつきいくら、という具合に計算されているのですが、
それがアパートの広さにつきいくら、という方法に変わります。
少人数で広いアパートに住んでいるお金持ちはまあ上がってもいいですけど、
この改悪では大人数で狭いアパートに住んでいる人でも最低今と同じ、
ほとんどの人は月に日本円で1000円くらい上がる計算になります。

日本でもあるように、管理費というのは共用部分の掃除をしたり修理をしたり
エレベーターを動かしたり、アパート全体の経費を払ったりするために集めます。

ウチのアパートのお話をしましょう。
各階にあるダストシュートの前には常にゴミが散乱しており、しかも何日も前のゴミもそのまま。
見かねてゴミ捨ての時ついでに片付けるのもこれまた問題。
「ダメダメ、そんなことしたらほっといてもキレイになってる、って思って、
掃除人がますます仕事しなくなるから」
いい人は馬鹿を見る、ちゅうかそれが「いい人」なんですけどね・・・。
まったく、道のどーでもいい砂なんか掃いとらんとコレなんとかせいよ、と何度思うことか・・。

一階、ゴミ回収部分のドアの前には粗大ゴミが乱暴に打ち捨ててありそのまま。
階段の切れた電球もそのまま。
というか電気がついているのを見たことはなく、真っ暗なので懐中電灯を持って歩きます。
ウチの部屋の前だけはオトーサンが自分で付けました。
アパートのまわりに立っている街灯はひとつもついておらず、壁は崩れたりはがれたり、
階段はコンクリートが割れていたり鉄製の手すりは歪んで大きく階段側に張り出していたり。
うちの家族はこのアパートに住んで11年ですが一度もこれらが修理されたことはないそうです。

みんなが怒っているのは、
いつも老築化したアパートの壁を修理するとか配管を修理するとか、
掃除のサービスをよくするために清掃人の給料を上げるとか言って管理費が
だんだん上がってきたけど一度も修理が入った事はない。
清掃人のおばちゃんはテレビのインタービューで、
「給料が上がるどころか逆に下がってるヨ!」と怒っていたし、
「いったい値上げして集めた金はどこへいってしまうんでしょう、払った人はだれもわかりません」
とニュースでは言っているし、金だけとられてアパートがそのままなのは許せん!
ということです。

まったく同感です。
ソ連の頃は住宅は個人の持ち物でなかったので、アパートの管理サービスも国がやっていました。
ロシアになってから個人の不動産がみとめられるようになり、不動産会社もできて
民間のアパートがどんどん建っていますが、管理サービスに関しては公共のものを使うように
お上が圧力をかけてきて、ほとんどのアパートの管理組合は公共サービスを使っています。
(他の都市はどうかわかりませんが)

公共サービスの言い分は、
「ウチはサービスはよくないけどその分すごく安いよ、このサービス内容でも民間を使ったら
とんでもない金額になるよ」 でした。

しかし実際は公共サービスの仕事をする人が全部公務員なワケはなくて、
民間に下請けさせているのでサービス代金はソレ相応にそこに払うワケで、
差額は「税金」でまかなっておるのであります。
つまり「安いよ」と言われても結局住民が自分の税金で「追加料金」を払っているのです。

それが表の管理費がだんだん、だんだん値上がりしてきて、とうとう民間会社と同じか
サービス内容を考えたら民間のほうが安いというところまできてしまいました。
金額は高くてしかも「追加料金」まで払ってそんでコレかい!ということです。
そりゃみんな怒るでしょう〜
誰が怒らなくても私は怒りますよッ!
ウチのアパートを見ろッ!!

むむむ〜〜
サービス会社でもやるか。
日本式、迅速・丁寧・完璧、お電話ひとつで即お伺いします。
(笑顔とおじぎも無料)


<本日の夕ご飯>
カレイの煮付け、いんげんとベーコンのバター醤油炒め、かぼちゃのスープ

※うちのアパートにご案内しましょう/7月14日

2004年12月10日(金) さよならカリンカ号

曇り時々晴れ。 6:23の外気温8.2℃、室内23℃、湿度32%

グータラなヨメでも今朝は早いです、6時起き。
急にめちゃめちゃ暖かいです、きのうより13℃以上も暖かくて雪がどんどん溶けています。

ウチの女王様に新しいブケファロスを買ったので
(それは通称イオ号といいGDIという枷がついて参りました)
古いブケファロスを手放さねばなりません。
(それは通称カリンカ号と言い、オッサンがディズニーシールをたくさん貼ったら
女王様に即刻はがせと命令された名馬でございます)

日本とちょっと違うのは所有権を抹消して「誰のものでもない」状態にしないと
正式に車の売買ができないということでございます。
それで本日は所有権解除の手続きに厩の親方の所へ行くのでございます。
親方は朝8時からお仕事をされているのですが、
いつも大変混雑するためこのようにして朝早くから並ばなければその日のうちに
終わらない事もあるため、オッサンは朝早くカリンカ号をひいて出かけました。

○  ○  ○  ○  ○

オッサンが10時頃突然帰ってきました。
親方のところから直接仕事に行くと言っていたのでびっくりしました。

「売れた。カリンカ号が売れチャッタ。」
「はあーん?」
「もう現金もらっちゃったし、車置いてキタ。」
「あーん????」

話をきいてみました。

カリンカ号で順番待ちをしていたところ、向こうから男性が走ってきて、
「この車を売るんですか?」 ときくので
「はい?売るつもりですヨ」 と言ったところ
「ぜひ買いたい、いくらですか?」 ときかれたので希望金額を言ったところ
「じゃ、今からお金持ってきますから売ってもらえますか?」 と言われ、
その場で売っちゃったそうです。
その場で。
現金で。
ひぇーーーーーー、買う方も買う方ですけど売る方も売る方ですね。
「ロシアなんてそんなモン」
だそうですけど。

カリンカ号は女王様が愛でた名馬なのでこのあたりでは人気の馬なのですが、
それにしてもあっさり売れました。
「奥さんに買おうと思って探していた」んだそうです。

オッサンの話によれば、少し前日本の中古車がめっちゃ売れた時期には
こうやって所有権抹消に来るオーナーを中古車屋とか欲しい人が待ち構えていて、
どんどん買ったそうですが最近はそういうことはめずらしくなったそうです。
また港に中古車のクリスマスツリー船(甲板から何からとにかく隙間があったら車
が積んである)
が入ると、下ろすはなからどんどん買い付けされていったそうです。

「そんな簡単に売ってだいじょうぶなん?」
「ワタシも最初あんまり簡単に話が進むので怪しいかと思いマシタ。
でもその人は並ばずにさっさと中に入って、ハイ、サインして、書類はあと私が
もらっときますから、でOKだったデス」
カリンカ号を買ったお客さんは警察の知り合いらしく、手続きに並んでいる人たちをかきわけて
ドアを開けて入り、担当者に所有権抹消・登録の話をつけていたそうです。
「ダイジョブヨ〜警察の知り合いダカラ。」

警察の知り合いって・・
そら余計怪しいんとちゃうん?
テレビのニュースにカリンカ号が映ってたら嫌やわー。

ウチの女王様も遺憾の意を表明なさると思います。


<本日の夕ご飯>
五目ごはん、カニ玉、グリーンサラダ、里芋の味噌汁

※本日は12/7日〜12/10日分までUPしました。

2004年12月11日(土) イタリヤンは突然に

晴れ。 20:35の外気温−0.7℃、室内23.8℃、湿度30%

今日は休みだったけどオッサンの体調が悪く、早朝からバタバタしていて遅くなったので
あわてて市場へ行ったのですがもう魚の出店は閉まっていて今晩のおかずの予定が狂いました。
ウチでは「食べる」に関する事は最優先課題です。

メイン食材は全部冷凍してあるし今から解凍して・・・と車の中でメニューを考えていると
「このまま外食シマスカ?」
とオッサン天の声。
ラッキvvと思ったけどちょっと待て。
ジャージの上にセーターをがぼっとかぶってきただけやん、自分!
コート脱いだらビックリちゃん、です。(大滝汗)

「何食べたいデスカ?」
「うーん、ちょっとなあ、へんな格好しとるしきれえなレストランとかあせるわ。」
「じゃピザ行きマスカ?」
「え。どこのピザ?」  ←ビックリ激マズ経験あり
「海岸の近くのイタリヤ料理の店」
「行ったことないなあ」
「なかったっけ?」
「どしてないかなー?」
「イヤ、行った」
「それ私とちゃうと思うで」
「かわいちょーネエ、じゃ、行きマショウ」 ←微妙に誤魔化された感じ
「テイクアウトできる?買って家で食べよう」
「できると思いマスヨ」

ところが店にはいるとオッサンおもむろにコートを脱いでクロークに預けようとしています。
そんで私のコートを脱ぐのを手伝おうとする姿勢に入ったのであせって、
「テ、テイクアウトちゃうん?」
「んー、魚も食べたいから中、入りマショウ〜」
クロークのオジチャンがハンガーを持ってニコニコこっちを見ています。
ひぇぇぇぇぇぇ
おおごとだよ?
見て驚くなよ。

・・・・・・・・・・オジチャン、ちょっとビックリ。

大汗かきながらテーブルに案内されて、イスに座ったらもう「全体像」が見えませんから
いきなり態度がデカくなり、
「あ、オッサン、ピザこれな、そんでスープはこの野菜のやつ、トマトソースの魚もな、
そんでとりあえずビール。」
「はい。」

やっぱり初めて来る店でした。
よく見かけてはいたんですが中はこんな風になってるのかーと
きょろきょろしてしまいおのぼりさんです。
店は明るくてきれいです。
小さい子供をつれた夫婦や熟年夫婦、若いカップル、女性同士のグループと
客層も広く緊張した感じがなくて気楽で助かりました。
ロシアではめずらしく「すぐ」料理も運ばれてきたし。
うん!悪くない。
普通においしいです。
シェフはイタリヤ人で、ピザ釜もあり、ピザ生地がとてもおいしい。
一品一品がけっこうなボリュームで、「もうダメ」「もうダメ」といいながらオッサンどんどん喰ってます。
スープ×2、ピザ、魚料理×2、ビール2本、(素焼きピザとプリッツみたいなパンはサービス)
これで約5000円也。
むむ。
これはロシアでは安くないでしょう。
でもコストパフォーマンスはいいです。
ロシアでは「高くておいしくない店」というのがたくさんなので、それなりの値段でおいしい店なら上々です。

「気に入りマシタカ?それならヨカッタ」
「おいしかったねえ、ありがとうなあ。これから週に一回でもいいわ。」
「え。」
たまには女房に美味いものを食わせんと。

帰りにはオジチャンをビックリさせたオノレの格好のことはすっかり忘れていました。
店の満足感がそうさせたのか、
ビールがそうさせたのか。



<本日の買い物>
豚肩ロース2kg・1600円、卵10個・135円、ハムとチーズ・620円、
トマトジュース・260円、干し杏1kg・400円、干しぶどう1kg・240円、
ピスタチオ200g・160円、水10ℓ・160円

<本日の夕ご飯>
イタリアンレストランで滅多にない外食
シーフードピザ、野菜とチーズのスープ、白身魚のトマトソース煮、サーモンと香草ののオリーブソース、素焼きピザ、プリッツみたいなパン、ビール

2004年12月12日(日) 最後の憲法記念日

曇り。 13:37の外気温−2.9℃、室内23.4℃、湿度31%

今日は憲法記念日です。
日曜なので明日も振り替えでお休み、ロシアはきのうから3連休ですね。

でもこの憲法記念日のお休みも今年で最後、来年からは廃止です。
ま、憲法?といわれて首をひねるような国ですからお祝いでもなんでもないかもしれません。
(ちなみに憲法とは国家の義務、法律は国民の義務)

選挙法案が改正されるウクライナは、12月26日に再決選投票をすることが決定し、
東西分裂?の様相まであった緊張がだんだん緩和されてきたようです。
大統領府周辺でキャンプしていた人たちも家に帰ったようです。
デモしている人に防寒靴を配ったりしているのは誰でしょうねえ、と前に書いたのですが、
(いろんなものを配給したんでしょうがテレビでたまたま靴を配っているのを見たから)
ヴィアグラのオネイチャンも防寒靴を送ったそうですね。

プーたんはヤヌコーヴィチさん勝利にかたくなだったけど、どうもユーシェンコさんが勝ちそうなので、
「誰が勝っても協力していく」とおっしゃいました。 ←違う? 

そんなウクライナですが今度はユーシェンコさん毒殺説が再度沸きました。
ユーシェンコさんはこの9月の選挙キャンペーン中に原因不明の劇症で入院したのですが
その後の容貌の変化は皆さんご存知のとおりです。
ユーシェンコさんは10日にオーストリアで再検査をしたのですが
今回、ダイオキシンが検出されたと発表されました。
しかし政治活動に支障があるような状態ではないので26日の再選挙にむけてがんばる、
すべてのことは近いうちにあきらかになるだろうということです。

□  □  □  □  □

きのう行けなかった市場へでかけて魚やそのほかのものも少し買って帰りました。
帰るなりオッサンがどこかへ電話しています。

「おー!サーニャ、元気?」
「オレオレ、ウラジオの。」   ←オレオレ詐欺?
「高木さんの通訳したオレだよ、覚えてない?」
「一緒に車で行ったじゃん、覚えてない?」
「はあ〜?オマエ、昼真っから飲んでんじゃねーよ!」
「あの・・・・・オフチンニコフさん・・?」   ←サッカー選手かよ?
「え?あ、はいはい、65−43−21ですか、そりゃどーもすいません、ありがとうございました」
ガチャ。

ワハハハハハハハハハハーーーーーー!!!!  ←二人同時に大笑い

「まちがえチャッター!」
「どーーこのサーシャにかけてんねん!」
「でもネエ、このサーシャ、知ってるみたい、オフチンニコフの番号教えてくれタヨ?」

というので「別人サーシャ」の電話番号を教えてくれたおばちゃんに電話してみると・・・
「何言ってんのよアンタ、私じゃわかんないから「イトコ」のサーシャにきいてみな、って言って
イトコの電話番号教えてやったのよ、まったくもう、人の話ちゃんときいてないんだから!
声がそっくりぃ?そりゃイトコだからね、声も似るでしょうよ。」

そういうことやったんですか。
まったくもう、人の話ちゃんときいとけよ〜オッサン。

「だってネエ、声もそっくりだったんだも〜。それにサーシャはアルコールが好きで
いっつも酔っぱらくてたし、酔っぱらくてなくてもそんなしゃべり方だったんデスヨ、
彼はそんな風だから、交通警察のチェックで止められるとオマエ飲んでるだろ、と言われて
絶対ふーって息を吐くテストをさせられるんだけど飲んでないから、おかしいなあ?ってなって、
そゆことが何回もあって、今では“酔っ払いのようなサーシャ”としてハバロの交通警察では有名なんデス。
だからさっき電話で話した時、とうとう本物のアル中になっちゃったのカナーと思って。」

わははははははー
えらい迷惑な話やのー。
「じゃ、ちょっとサーシャに電話してみますネ。」

せいぜいアル中になってないことを祈りますけど〜(笑



<本日の買い物>
米1kg・60円、モイバ(樺太シシャモ)1kg・140円、キュウリウオ1kg・110円、
きゅうり1kg・140円、トマト1kg・120円、みかん1kg・100円、
ピスタチオ200g・40円、干しいちじく500g・300円、ヴァレニエッツ1本・100円、
バトン・40円、菓子パン3個・48円

<本日の夕ご飯>
両親のアパートで夕ご飯
茹で芋、川魚のグリル、ボラのスープ(ロシアのボラは臭くない)、サンマのオイル漬け、ニシンの酢油漬け、ホッケのトマトソース漬け、発酵キャベツ、ザピカンカ
オトーサンとコニャックで乾杯、オッサンとオカーサンはシュポーヴニクのお茶

※本日は12/11〜12/12日分UPしました

2004年12月13日(月) わかりやすい映画

晴れ。 12:39の外気温−6.7℃、室内23.2℃、湿度25%

今日はきのうの振り替え休日でお休みです。
また寒くなりました。
今朝起きて肌寒かったのでお風呂に入ってあがってきたら、暖まって気持ちよくなり
またベッドに倒れこみました。
「あ!また寝てるヨ、コノヒトは。」
「お風呂入ったら気持ちよくなったんやもん。」
「その気持ちはわかりますが、ゴハンはどうなるんでショウ?」
そうですか、
わかってくれますか。
ありがとう、ほなトンカツでも揚げまショ。
朝からトンカツ、
喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーー  

昼からオトーサンがきてオッサンと二人でガレージで車の修理をしていました。
このあいだ風がめっちゃ強かった日に、ドアが風で開きすぎてジョイントの部分が
変になってしまったのです。
ちゅうか、ほとんど毎週なにかしら車の修理をしていますね。
大好きなんです。

夕ご飯はオトーサンが好きなものを作ったのに、帰ってきたのはオッサンだけでした。
「オトーサンどしたん?」
「帰ったよヨ。夕ご飯食べていけば?って言ったけど迷惑になるカラ、って遠慮したみたい。」
・・・・ほんっまに、オトーサンだけ帰ってきて欲しかったわ。

☆ ☆  ☆  ☆  ☆

アメリカのプロパガンダ映画と交換で借りてきたDVDを観て見ました。
すごーーーくめずらしいことに「ロシア映画」です。
うちではロシア映画をほとんど観ません。
劇場で見たことは一回もありません。
「だってつまんないんだも。お金払うのもったいない」 とオッサン。
なるほどな、オッサンの大好きなスペシャルエフェクトがないもんな。
でも今回はスペシャルエフェクトだらけやで〜
どうよ、「ナチノイ・ダゾール」。  ←ナイト・パトロール

この夏ロシアで大ヒットし話題になったので日本でも知っている人がいると思いますが
ロシア国産・本格的SFX映画、ハリウッド肩を並べる、というふれこみで公開された
「ナチノイ・ダゾール」は封切り8日で観客数がロードオブザリングを抜いたのであります。(ぱちぱち)

現在のモスクワを舞台に善と悪のバランスを監視している超能力者集団が、
悪(吸血鬼であるらしい)と戦うというスペシャルエフェクトてんこ盛り盛りの
ファンタジースリラー映画です。
でもオッサン途中で寝てました。  ←いびきかいて。
きっと疲れていたんでしょう。
きっとそうだと思います。

で、肝心の映画ですが、
「ネスカフェ」と「ノキア」と「アエロフロート」がスポンサーなんだあ、です。
そして続編があるのはお約束ですね。

ハイ、それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。


<本日の夕ご飯>
モイバのフライ、コンキリエとインゲンの炒め物、かぼちゃのポタージュ、生野菜

※Ночной дозор /ナイトパトロール
http://www.dozorfilm.ru/

2004年12月14日(火) ↓これに一票

こな雪さらさら。 7:30の外気温−5.7℃、室内23.5℃、湿度24%
           14:18の外気温−3.6℃、室内24℃、湿度26%

今年は早くからよく雪が降るなあ・・・
寒いし。
でも海はまだ凍っていません。

けさ、二度寝した時に見た夢。

私は大会社の局OL、会社の目的は「お題」をいかにうまいダジャレに仕上げるか。
インテリジェンスな自社ビルの外壁には巨大な電光掲示板が設置されており
社内コンペを勝ち抜いた最優秀作品だけが表示される・・・・・
目が覚めてからもずっと「お題」についてダジャレを考えていた私です。
え?お題?
それは下品すぎてちょっと書けません。

↑ これに一票



<本日の夕ご飯>
カレイの中華風蒸し、手羽と大根の炒め煮、辣白菜、味噌汁

2004年12月15日(水) 目張りしたから入れないのよ、狼さん。

曇り。 7:57の外気温−10℃、室内21.2℃、湿度28%

午前11時くらいに突然オカーサンがやってきました。
女王様、こんな時間にどうされたのですか?と思ったんですが、もう冬休みを取れる時期に入ったようです。

「窓の目張りをするわよ!もう十分寒いけど多分これからもっと寒くなるから」
オカーサン、目張り用のテープを持参です。

目張りテープは日本でもよく見るメンディングテープで、寒くなり始めると店の前にたんと積まれます。
「えへへ、私も用意してあるよー」 と2種類のテープを出すと、
「よろしい。それも使うわ、じゃキッチンからやりましょうか」

なんせ寒いですからアパートの壁厚は50cm近くあり、窓は2重窓です。
ウチの窓は木枠に普通のガラスが入っている窓が2枚ある、本当の(昔風のともいう)2重窓、
しかも年季が入っているのでガタガタで隙間だらけです。
テープがたくさん売っているのはそういう窓の人が多い、ということを表していますね。
最近の窓はプラスチックやアルミ枠で、ガラスだけが2重になってその間が真空になっていたり、
ガスが充填してある2重窓なので目張りをする必要はほとんどありません。

さあ、部屋の窓を開けて、拭いて、閉めて、そして目張りいたしましょう。
まず開けなければなりません。
当たりまえです。
ところがなかなか開かないんだ、これが。
まず鍵を肉タタキ(かなづちが見当たらなかった)でガンガンガンとやってはずし、
片方の窓を押さえながら力任せにガッガッと引くんですが、ちょっとやそっとじゃ開きません。

あ、ちなみにウチの窓は夏でも天窓しか開けないので余計にこうなってしまうんです。
全体窓を開けないのは、こういう具合にめっちゃ開けるのが大変ということと、
網(網戸ともいう)を全体に貼るのが面倒だからです。
どうしても開かなかったひとつの窓はオカーサンが、
「どれ、ダワイ。」
と言ってガッ、ガッ、ガシッ、バキッ、バッコーンと開けてくれました。 (さすがです)

開けた窓はきれいに拭かねばなりません。
外からものすごい冷気が入ってきます。
「息を大きく吸っちゃダメよッ、咳き込むから」 (さすがです)
「ハイッ」
「雑巾は熱湯よ、すぐ凍るから」 (さすがです)
「ハイッ」
湯気がもうもうと立っている雑巾で拭いた後は水滴が凍らないように即からぶきです。

きれいになりましたねえ、
年末大掃除、ってトコでしょうか。
さ、次は閉めます。
せえーの、バッコーン!ガシッ、ガッガッ!
ふう〜〜。

「じゃ、貼るのは私やるから、あんた掃除してちょうだい」
「ハイッ」
ところがすぐ
「古い、いらないシーツない?」
「え?ありますよ、これでもいいですか?」
「いいわ。まったくもう!ぜんぜんダメ、このテープ。ぜんぜん付かない」
「さすが中国製」
「アンタのもおんなじよっ」
「ハイ。」

ということで昔ながらの目張りをすることと相成りました。
まず古いシーツを裂いて包帯くらいのひもにします。
ほんとの包帯でもいいですけど(前にそういうこともあった)ロシアの包帯は織りがスカスカなので
風が通らないように固めるのがメンドクサイからシーツなんかがいいです。

次に、シーツのリボンを牛乳に浸しテーブルに広げ置き、純石鹸をこすり付けて目張りテープを作り、
それを窓と壁、窓と窓の隙間に張っていくのです。
大きな隙間にはピンセットで脱脂綿をつめてから貼ります。
結構大変な作業なんですよ〜〜
テープが乾くと石膏風になり、隙間風を通さずまたはがす時も簡単なのです。

2重窓で温度差が緩和されることと、湿度がすごく低いので結露はほとんどありませんから
牛乳と石鹸でできたテープでも湿ってはがれるようなことはありません。
うまくできてますね〜〜☆

作業開始から4時間、3部屋分の目張りが完成しました。
オカーサン、お疲れ様でした。
昼ごはん用意してあります。
どうぞどうぞ。

二人でたいへんだったわねえ、このテープ最低、とか言いながらゴハンを食べて
お茶を飲んで休んだりしていたらオカーサンに電話がかかってきました。
「そうなのよ、今、前のアパート。目張りしにきたのよ、
だってできないでしょう、日本人だもの。
牛乳?石鹸?ってびっくりしてママすごいすごい、って連発よ」 ←得意そう。
いいですねえ〜
あと100回くらい言っときましょうか、「ママすごい!」

そんなところへオッサンもお帰り。
「あらー目張りしたんですネエ、よかった、寒くなりますカラ」
「こないだ買ったテープな、オカーサンも同じやつ買うてきたんやけどぜんぜん付かんかって
ダメやったわー」
「やっぱり中国製ですネエ」    ←え・・と。何回も失礼ですいません、中国さん。

「じゃ、私はそろそろ帰るわ。」
「うん、オカーサンありがとう、これで家もあったかいし。よかった」
と、オカーサンが赤いニット帽をかぶったのを見て思い出した!
オッサンの赤い帽子、どっかいっちゃったんや!

「オカーサン、オッサンの帽子、オカーサンの車かむこうのアパートになかった?」
「ないわねえ、ガレージは?」
「見たけどなかったって言ったけど。」
「どんなやつ?」
「赤い帽子」
「そんなら狼が食べちゃったんでしょ」   ←!ロシアで赤頭巾ちゃんは「赤い帽子」
「あー、ばあちゃんと一緒にかー」
「あしたばあちゃんち行くからチキンの骨をやって帽子返してもらうわ」
「ついでにばあちゃんも助けといて」
「ばあちゃんも返してもらいたいなら、そうねえ・・・冷凍庫から肉も出しなさい」

山田君、オカーサンにマイヤヒ10枚やっとくれ!


<本日の夕ご飯>
シャシリク、キムチスープ、わらびのナムル、生野菜

※本日は12/13〜12/15日分までUPしました

2004年12月16日(木) ブルースはピロシキがお好き

晴れ。 7:45の外気温−13.9℃、室内23.3℃、湿度32%

さぶいよ〜〜〜
きのう窓貼ってよかったなー
そやけど貼ってもどっかから隙間風が入ってくんねん〜
さぶさぶさぶ〜〜
浦がこんなに寒いのにぺテルブルグが+2℃とはどうなってんねん・・・

朝、部屋の乾燥対策としてバテリエ(パイプや板状の外見で中に熱湯や蒸気を通して
暖めるロシアのスチーム暖房で腰窓の場合は窓の下にあるのが一般的)にかけてある濡れバスタオルを交換しようと思い窓に近づくと、なにやら生臭―い匂いが・・・
ん?なんやこの匂いは?
あ!目張りテープの牛乳+純石鹸か!
しばらくしょうがないな。

♪  ♪  ♪  ♪  ♪

久しぶりにピロシキでも焼くかと思いたち、オーブンを物入れから「オーブン」にしました。

うちではピロシキはおやつでなくて「主食」です。
それも夕ご飯用。
作るのに時間がかかるからめんどうで、朝や昼はようやりません。
ピロシキはまあおやつ、副食として認識されていますがウチでそのつもりでやったらおおごとです。
だってアノ人はゴハンはゴハンとして腹いっぱい食ったうえでピロシキも普通に食っちゃうのです。
「ピロシキは別腹」です。
どんなにお腹いっぱいでもピロシキを見たら食べずにおれんらしいです。
オカーサンから「禁止令」が出るくらい危険な食べ物なのです。
ところがピロシキでお腹一杯になったらゴハンは食べません。  
ということは。
ピロシキをゴハンにすればいいわけだーー!  ←イエース!
というわけで。
今日の夕ご飯はピロシキッ!

焼き上げの準備をしていたらオッサンから電話がかかってきました。
「散髪してオカーサンを拾って一緒に帰るから。」
・・・と、思ったより早く帰ってきました。

ピロシキがまだ焼けてなかったのでそれ以外のものを食べ初めたんですが、
オカーサンは、ちょっと買い物あるから出かけるので帰ってきたらお茶と一緒にいただくわ、
といってスープだけ食べてまた出かけていきました。
その間にアノ人、どんどん食ってます。
食ってます
食ってます
19個焼いたピロシキがとうとう5個に。
「もうッ!オカーサンにも試食してもらわなあかんからストップ!
オカーサンが食べ残したらそれを食べていいからちょっと待ってくれんか」
「ハイ。」
しかしオッサン、オカーサンが帰るまで視線はずーっとピロシキに。
テレビ→ピロシキ→キュウリウオ→ピロシキ→テレビ→ピロシキ→ナムル→ピロシキ
そんなにピロシキが好きなのか・・・・・・・・ ←呆れ気味

やっとオカーサンが帰ってきました。
「あらー5個?」
「はい・・・」
「食べたのね?」 ←視線がアノ人に
「ハイ・・・。」
「うん、生地が上手にできてるわね、買った?自分で作った?」
「自分で作ったよ〜」  ←買いに行くほうが大変やもん
「配合は?」
「まえ、オカーサンに教えてもらったとおり。そんでこーやってこーやって、」
と捏ねて叩きつける真似。
「あーちゃんと叩いたのねえ、今はもうみんな叩かないのよ、面倒だしイーストが
良くなったし。でもやっぱりちゃんと叩いたらお店で買うような生地になるのねえ〜
あと火加減ね、今日は底に比べてちょっと上が焼けすぎ。」
「はい、そうなんです」
「温度はだいたい150度くらい、最初一番下の段にいれて最後に火を強めて
一番上の段に上げてから直ぐ出すといいわよ。よくふくらんで焼き色もきれいにつくし。」
そうかー
オカーサン、いつもカンよ、って言ってたけどちゃんとやり方あるんですね。
もっとじょうずに作れるように精進させてもらいます。
ありがとうございます。

「あの・・・・」
「はい?」  
「残ったピロシキ食べてもいいデスカ?」
「オカーサン、どうする?」
「しょうがないわね」
「あの」
「なにっ?」
「髪の毛切ったのにナンニモ言ってくれないんだも。」
「アンタなー、」
「ハイ?」 
「私が美容院行った時はなんも言わんくせに自分の時は何か言ってくれとは何様や?」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「言ってやろうやないか、ウエイトオーバーのブルース・ウイリスみたいですてきー!」

ブルースのようなしかめ面をしてみせるオッサン。  ←実は若干似ている

ところでブルース・ウイリスって髪の毛あったっけ?


<本日の夕ご飯>
焼きピロシキ、トマトスープ、キュウリウオのにんにく風味から揚げ、にんにく茎のナムル

2004年12月17日(金) 携帯電話にご注意下さい

曇り。 7:58の外気温−17.6℃、室内22.4℃、湿度30%
    14:00の外気温−14.2℃、室内23℃、湿度32%

さぶさぶさぶ〜〜
この冬一番の寒さです。

朝、オッサンにパッチ(モモシキ)はいてけ〜と言ったのですが、
「いらん」と言われてしまいました。
「私の茶色いセーターはどこでショウ?」
「セーターは普通タンスに入っとると思うが?」
「ソウデスカ。ワタシはほら、例外の多い人ですカラ。」
「そうな、サイズとか。」

○  ○  ○  ○  ○

携帯がロシアでも当たりまえになったので、日本からよく携帯に直接電話してくる方がおられるのですが
ロシアの携帯は着信者も料金を払わなければならないプランが多いので、
お願いですから家にいるときは家の電話にかけていただきたいと思うのです。
何回事情を説明してもなぜか携帯にかけてこられるんですよね〜
不思議です。
緊急の用事ならわかるんですが世間話とか家族の愚痴とかわざわざ国際電話で
ご苦労様です。
えー、そういう話がしたいんではなかったです、
そういう電話があったときにどうして
「今家にいるので家の電話にかけ直して下さいマセンカ?」と言えないんでしょうねえ、オッサン?
それどころか、仕事中、しかも同業他社にレクチャーに行ってるときにそういう電話が
かかってきてなかなか切らないので困った、ってアンタ、あほちゃう?と
声を荒げてしまった私なんですが、「切ってもヨカッタの?」って言うんですねえ。
余計、あほちゃうけ!!!と怒鳴りそうですが、ロシアでは知り合いからかかってきた
電話を切ることはめちゃめちゃ失礼なことなんですと。
多分日本の3倍以上失礼でしょう。
「んなもん、今仕事中やからあとでかけてください、って言え!」
と何回言ったことかしれん・・・・。

最近になってやっと「家の電話にかけ直してくださいマセンカ?」と聞こえるようになったので
やってもいいことなんや、とわかってきたようですがロシア人との長話はやはり
うまく理由をつけて切り上げるということができないみたいでおもしろいです。
(オッサンは長電話・長メールが大嫌い)

お店や会社なんかに電話すると早すぎるくらい早く切られるんですけどねえ。


<本日の夕ご飯>
牛スペアリブの焼肉、わかめスープ、ピーマンの3色マリネ

2004年12月18日(土) スモウトリの真相

晴れ。 13:09の外気温−16.4℃、室内23℃、湿度25%

寒い寒いもそろそろあたりまえになってきました。
それにしても今年は早い時期から寒い、とみなさん言っております。
浦はロシアの中では暖かい方なのですヨ。

起きてすぐ食べれるものがなかったので冷凍庫をガサガサやっとりましたら
使いかけのぺリメニが出てきました。
「ペリメニ、スープにして食べよっか?」
「うーん・・・・・」
オッサン不満そうです。
「そんなら揚げペリメニにしよか?」  ←実はやったことがない
「そうしまショウ〜」

というのでペリメニを揚げていたらオッサンがゆうべの焼肉のたれの余ったやつをもってきました。
「ヨシ、これでペリメニ食べるゾ、おぉぉぉぉいしぃぃぃぃぃーー!!マクドナルド風!」
「はあーん?なんな、それ」
「ロシアのマクドナルドには揚げペリメニがありますヨ」
「えーそうなん、食べた事ないわ」
「でも焼肉のたれはアリマセンネエ、これは揚げペリメニに合いますネエ」
というのでオッサンお気に入りの一品となりましたとさ。

▽  ▽  ▽  ▽  ▽

なんかプラスチックのゴミ箱のような、円筒の容器に虫がわいているのがテレビに映っています。
薬の箱が散乱しています・・・・アナルギン?
番組はロシアの薬のブラックマーケットを特集していました。

ロシアでメジャーな鎮痛剤にアナルギンというのがありますが、その一割がニセモノ。
そのニセモノがどこでどうやってつくられているのか、その闇工場の風景です。
小さい倉庫のような部屋で、原材料が入ったいくつものプラスチック容器をのぞくと虫がわいています・・・
ひぇぇぇぇぇぇーーー
それにしてもその小さな部屋の中に材料から、錠剤にする機械から、袋を印刷する機械から、
箱パッケージまで何から何まであって、出来上がった製品は見た目ぜんぜんわかりません。
こわーーーーーーー
オッサンによれば田舎の小さな薬局なんかはあぶない、そうです。

お次は高価な抗がん剤。
こういうたぐいの高価な薬を病院が購入する場合は国から病院に補助金がでるのですが、
病院と薬局がグルになって、まず薬局から病院が補助金で安く薬を購入します。
今度はその薬を病院がその薬局に卸ろし、病院は患者に処方箋を書いて
この薬局で買うように勧め、薬局は高い値段で患者に売る、
とまあそういう具合です。

病院は、病院で直接患者に使用しなければならない薬をまた薬局に売っているわけです。
薬局はおなじ薬を二度売りしているわけです。
貧乏で病気の人が一番たくさんお金を払うようにできているのです。

みなさん、
ロシアでは病気にならないようにしましょう。
病院に行かないようにしましょう。
救急車に乗らないようにしましょう。

▽  ▽  ▽  ▽  ▽

オトーサンから電話があり、足がないからちょっと送ってくれないかというので
オッサンと二人で迎えに行きました。
目的地について車を止めるとちょうど「相撲取り」の向かい。
怪しいおすもうさんが壁に11人書いてある中古車関係らしき店です。
いつもここを通るとき目にして「あるあるこーゆー店!」みたいに生暖かく見守ってきたのですが
今日はとくと拝見させていただきます。

おすもうさんはみんな緑色の皮膚をしていてなぜかヘアスタイルが中国風。
かんざしをさしている横綱もいらっしゃいます。
まわしはまわしというよりふんどしかビキニパンツ風で露出度高し。
「日本・にほん」とかかれた日の丸Tシャツを着ている方もいらっしゃいます。
それぞれ車を持ち上げていたり、タイヤによりかかっていたり、取り組み相手は車のようですね。

そしてよく見ると、細長い看板に縦書きで「ビギリーットの店」と書いてあるではありませんか!
ビギリーットさんなのでしょうか。
それとも何かロシア語を日本語読みにしてみたんでしょうか。
後からオッサンにたずねたところ名字でもなさそうだしロシア語の単語も思いつかない、ということだったので何なのか情報お持ちの方、お待ちしております。

そして今まで気づかなかった大発見、
おすもうさんの上に「СУМОТОРИ」(スモウトリ)と書いてあるのですが、
これはもしかしてもしかしたら「СМОТРИ」(スモートリ=見て!)とかけてあるのでは?
なあーんて。
後から興奮気味にオッサンに報告したところ、
「考えすぎなんじゃアリマセンカ?」と一蹴されました。
どなたかビギリーットさんに確認できた方、情報お待ちしております。
はっけよーい、のこった!

▽  ▽  ▽  ▽  ▽

さて用事をすませオトーサンと3人でこっちのアパートへ帰ってきたら、オカーサンも
すぐにどこからかやってきたので、買い物してきたものをいろいろ出してお茶をしながら食べて
もう夕ご飯ということにしました。

ということにしたはずだったのですが、そうでなかったらしい人が約一名。
両親が帰ったあと、「夕ご飯が足りない」と言いだします。
「しゃーないな、みんな冷凍してあるし・・・すぐ食べれるものは開きにしようと思てた
ホッケくらいしかないねん。ホッケ食べるか?」
「ハイ、ホッケでいいデス」
「ホッケってな、ロシアでどやって食べるん?」
「ソウデスネエ、干し魚にするか粉つけて焼くかデスネエ、だいたい何の魚でも
干さないなら粉つけて焼くのが一般的デス、なんでもとりあえず粉つけて焼く、デス、
そんなに複雑な料理はないんですヨ。」
「そうか。」
しばし考えてホッケをトマトソースで煮てみよか、と思いました。
それでさばいて切り身にし、「粉つけて焼いて」いたら、オッサンがフライパンを覗き込んで
「あのー、ソ連風の魚はソ連の時にもういっぱい食べたのでほかの料理がいいんですケド。」
「いまからこのソ連風魚をトマトのプールで泳がせてなんとなくイタリヤ風にしてみます」
「ソウデスカー、それならヨカッタ。」

トマトまみれのホッケちゃんはソ連の味とちょっと違い、
オッサンのお気に入りの一品になりましたとさ。

ふぅ〜。ようやく夕ご飯おわり。



<本日の夕ご飯>
ホッケのトマトソース煮、

<本日の買い物>
みかん1kg・120円、玉ねぎ1kg・120円、干し杏500g・120円、
ピスタチオ100g・40円、パン40円、米10kg・600円・りんご・フジ・1kg140円

※本日12/16〜12/18日分UPしました

2004年12月19日(日) 大晦日は座ってなんかいられない

曇りのち雪。 12:30の外気温−13.6℃、室内23℃、湿度28%
         23:30の外気温−13℃

寒いのでオウチでDVDの映画でもみよか、という季節です。
(寒くなくてもほとんど引きこもり状態なんですけど・・・・汗。)

さて本日は「戦士の兄弟」
2002年のフランス映画、主演はヴァンサン・ランドン。
たぶんシングルタイトルだったら絶対買ってない類です、
「戦士の兄弟」は「13番目の戦士」のB面なのです。 ←DVDでもB面というのか知らないのですが
私もオッサンもなんの予備知識もないまま見始めたのですが、
なかなかどうして案外面白かったのでした。
日本公開されてないと思うのでちょっとストーリーを書いてみましょうか。

中世フランスの田舎の一軒家に薬草治療を生業としている一家が住んでおりました。
薬師のメインである母親が死んだあと、盗賊が治療を頼みにくるのですが
その家の息子に治療してもらったあと息子に暴行を加えてドロボウして逃げ去ります。
息子は殴る蹴るのひどい暴行の後遺症で記憶喪失の廃人になってしまうのですが、
薬師の技術と知識は息子だけへの口伝だったため妻とコドモは路頭に迷ってしまいます。
夫にはコドモの頃家を出た兄がいると知っていた妻はその兄に助けを求めるため
手を尽くして捜し、ある日兄が帰ってきます。
しかし兄さんは何か危ない匂いのする人物でした・・・・・。

さ、おもしろくなってきましたね!
あとはハショッて(そうなのかい!)、最後は廃人の弟もまともに戻り、
兄を想って一人、盗賊を退治に行くのですがやられてしまい、
それを追った兄も盗賊をぜんぶやっつけるのですが最後に弟が治療した
盗賊の一人と相打ちになって結局二人とも死んでしまいます。

残された妻は、兄と一緒に女子修道院から盗み出した薬草治療の本で
勉強をはじめ、薬師としての道を歩み始めるのでした。

妻と夫の兄の許されない愛、
(↑「旦那さんが狂ってしまったらしょうがないんじゃないデスカ?」 とはオッサン弁)
当時貴重品だった「本」を横取りする教会の神父のいやらしさ、
そして「女は強い」ということ。
目新しさはないですがなかなか気に入りました。

「でもなんか地味な映画でしたネエ、もうちょっとこう、ひゅーードカーン、タタタタタ、バリバリバリ、
シューン、バシュ、バシュ、バシュッ、とこうですね、(オッサンはスペシャルエフェクトボイスがうまい)
こういうのがないと面白くありませんネエ」

そうですか。
それは残念でしたねえ。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

今日、両親は夜行列車でハバロへ行きました。
吹雪がびゅーびゅー吹き荒れるホームでお見送り。
ロシアの駅には改札がありません。
(モスクワ周辺など都会ではあるところもあります)
なになに号などと名前がついているような長距離列車の場合は、直接ホームに降りて
列車の入り口に立っている車掌さん(女性が多い)に切符を見せて入ります。
近郊・郊外列車では乗車してから切符の改札にきます(来ないことも多々あり)

こんなに寒くて寒くて足元から膝が痛いくらいなのにオトーサンはコートのボタンもかけずに平気な顔。
さすが−63℃まで経験しているだけあります。

「ところでワシは電車に乗るのは11年ぶりだ」
「エッ!じゃ浦に帰ってきてから一度も乗ったことないの?」
「そう、もちろん飛行機もな」
オカーサンげらげら笑っています。
「じゃ、楽しみだねー」
「ま、寝るだけだが」  ←寝台車

浦からハバロまでは「アケアン号」というブルーの寝台特急が毎日出ています。
飛行機なら1時間くらいですけど高いですからだいたいの人はこのアケアン号を利用します。
「いつ帰ってくるの?」
「さあーわからんな」 とオトーサン。
「行ってみないとわかんないわ」 とオカーサン。
脅かさないで下さいよ〜〜
「じゃ、行くから」
「気をつけてね。」

吹雪の中アケアン号は静かに出発しました。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

帰りの車の中、
「今日の夕ご飯は何カナー?」
「夕ご飯はさっき食べました。」  ←両親を送っていく前、5時半頃
「あれ、夕ご飯デスカ!」
「そうです。」
「さびしデスネ」

すごい吹雪で視界が悪い中、
ロシア正教会のたまねぎが金色に光っているのが見えてハッと思いつきました。

「あんなァ、正月に来るチンピラ連中、ロシアのお正月を体験したいっていうことなら
31日の夜から教会にブチ込んでやろか。」
「いいですネエ〜、オールナイトのパーチ行こうぜ!とか言って〜」
「クールな生のアカペラも聴けるしな」  ←ロシア正教は楽器伴奏をしない
「座ってナンカいられませんヨ」  ←ロシア正教会にイスはない
「朝にはすっかり人格変わってるかも、てな」

そんな隠密計画をたてながら家に帰って来たら、
どうしても夕ご飯(だから食べたっちゅうねん!)を食べないとサビシイと言うので
ホッケと野菜と豆腐で鍋をして食らわせましたとさ。


<本日の夕ご飯>
ホッケのフライ、野菜サラダ、味噌汁とごはん、2回目・ホッケと野菜と豆腐の鍋

※Брат воина(原題Le Frere du guerrier)2002年フランス・主演ヴァンサン・ランドン
まあDVDのパッケージでも・・・↓
http://block70.i-mag.ru/id=1193086.html
※ヴァンサン・ランドンはこっちのダメ亭主の方がハマリかも。「女はみんな生きている」
http://onna-minna.jp/
※アケアン号
http://www.transsib.ru/Photo/Train/train18.jpg
※浦で一番大きく美しいロシア正教会(スヴャトニコルスキー教会)
http://www.airagency.ru/images/tour/vladchurchs.jpg

2004年12月20日(月) ごっちん好々爺

晴れ。 7:47の外気温−11℃、室内23℃、湿度28%

どうなってんでショ。
モスクワ+1℃だそうですよ、
さぶすぎですよ、浦。
今年は初雪が遅かったかわりにドカ雪です。
きのうは今年一番の大雪。
ゆうべ降った雪は一晩で浦の2か月分の降雪量、朝60cmくらい積もっていました。
ウチのアパート前にはまたもや吹雪のふきだまりの雪壁ができていて、これまた2m近いです。
トホホ。

そんな雪で町中大渋滞大混乱。
浦はあまり雪が降らないところなので雪対策がちょっとお粗末。
大雪のたびに大混乱になります。
日本でもありませんか、そういうトコ。
大雪で大混乱の時だけ雪対策の強化、とか除雪費用の計上とか騒いで、
喉元すぎればまた白紙。
車道の雪を歩道に寄せるような田舎にありがちな自家用車中心社会のエゴとか。
「一人暮らしのお年寄りにはご近所で除雪協力しましょう」とかいって、そういうところにこそ税金使えよ、市役所!みたいな。
迅速で丁寧で親切で一人暮らしのお年寄りでも近所に気兼ねせずに暮らせる除雪を
するような税金の使い方なら市民も文句ないと思うんですけど?
え?どうなんよ、○○市!!!  ←おちつけ、おちつけ!

えー、どうも個人的な感情が入ってしまったため、悪いエネルギーが働いて
オッサンが日産レクサスをごちんとやってしまいました。
職場でバックしようとして雪に滑り、後ろのランクルにごっちん。
ドアの塗装がぽろっと落ちました。
うあぁぁぁぁぁぁぁーーーー! 
ランクルだよ、どうするよ?

でも安心して。
ロシアは強制保険になったのです。
みんな入ってるぅ〜♪のです。
保険で相手の損害賠償をできるようになったのです。
ヨ・カ・ッ・タですね〜〜♪
こっちはほとんどわからないようなかすり傷。ラッキvv
「保険が強制になってホントにヨカッタ」とはオッサンの心からの言葉です。
やはり保険とは万が一が起こらないとありがたみがわからないもんなのですねえ。
ありがたみがわかったのでこれ一回きりでなんとかお願いしますわ、神様。

「それより相手のランクルは新しいのにあんな塗装の落ち方するのはオカシイ。
絶対事故車。言ってあげようかなーと思ったけど余計なことダシ」
ほんま余計な事です。
言わなくてよかった。

▽  ▽  ▽  ▽  ▽

両親が留守なので猫を預かりました。
預かるというか、ここに11年一緒に住んでいた猫なので古巣に帰ってきたというべきか。
向こうのアパートに引っ越した時は1週間ごはんを食べなくてうんこもしなくてすごく心配したんですが
さすがに今回は部屋を2,3回巡回しただけでゴハンも食べたしうんこもしました。
いくら爺ちゃん猫でもやっぱり覚えてるものなんですねえ。
あたりまえですか。

名前は「キチ」といいます。
「吉」ちゃいます、
「KITTY」です。
「キティ」ですよ、キティちゃんです。
でもロシア語だと「Кити」になるらしいので「吉」なんです。
パーティも「パーチ」ですし。 ←?
だけど吉のご主人であるオカーサンは吉爺ちゃんを「キチューハ」「キチューハチカ」
「キティローシャ」「キティローシュカ」などと呼ぶので爺ちゃんは自分がなんという名前なのか
はっきりわかってないと思います。

吉爺ちゃんはものすごーーーく小心者でおとなしい静かな好々爺なので、
おいたをすることはまずないし、小さいコドモが遊びにきて掴んだりぐりぐりしてもされるがまま。
病気になって獣医さんに行ったこともないそうです。
久しぶりにうちに来ても静かでものすごーく手のかからないとってもいい爺ちゃんです。
何がいいって「ゴハンー」とか「食べたいんだも!」とか「がまんできないんだも!」とか言いません。
ゴハンの時間になったら餌場にきてチンと静かに待ってます。
決まった量をきちんと食べて文句もいいませんね、
もうひとりのジイチャンとちがって。



<本日の夕ご飯>
麻婆豆腐、上海サラダ(浦でこう呼ばれている中華風サラダ)クリームコーンの卵とじスープ

2004年12月21日(火) ロシアのサンタクロース村


晴れ。 7:45の外気温−17.4℃、室内23℃、湿度27%

ありゃりゃ、天気予報、最高気温−13℃って言ってるよ・・
今晩の予想最低気温は−21℃。
あ〜あ。

きのうウクライナのユーシェンコさんとヤヌコーヴィチさんがテレビ討論していたんですが
ユーさんが押せ押せでヤーさん、最後はキャンペーンのときの事なんか謝ってましたよ。

ウクライナ大統領選挙のニュースの中、ロシア政府によって解体されつつあるユコスの、
ユガンスクネフチという子会社が謎の企業によって落札され話題になっています。
この会社は「バイカルファイナンスグループ」といういかにもとってつけたような名前の(?)
正体不明の会社で、競売の2日前に設立された女性社長の会社です。
登記住所には105社もの幽霊会社が登録されてあるそうですよ。
日本円で約一兆円で落札したんですがもし期限までに支払いできないときは
「国の手」に渡るわけで、やはりそういうことかという展開が待っていそう??

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

ロシアのサンタクロース村からサンタクロースが出発しました。

ロシアにもサンタクロース村があるんですよ、ご存知でしたか?
私は今年まで知りませんでした。
ウチにプレゼントを持ったサンタはきたことないもんで。

ロシアのサンタクロースはデェドマロース(ジェットマロース、デェッドマロース)と呼ばれ
意味は「寒波オジサン」。
聖ニコラウスとはえらい差がありますねえ〜、寒波のオジサンですか〜
東北本線とかに赤ら顔で乗ってそうですね、
プレゼントのかわりにワンカップとか持って。
そんで孫娘(ムスメという話もあり)のスネグールチカというめんこい雪娘を連れております。

さてその寒波オジサンの故郷はボログダ州、ヴェーリキー・ウスチュク村。
はい、世界地図を出してみましょう。
モスクワから右上にウラル山脈方面にむかっていくとボログダ、
そして小さくヴェーリキー・ウスチュクという村がありますね。
ありませんか?
それは残念です。

そこが寒波オジサンの故郷です、
オジサンは途中孫娘を拾ってモスクワまで旅をします。
孫娘が男と逃げてなければ新年に二人でモスクワに着くでしょう。
このヴェーリキー・ウスチュク村への観光客は年々増えているそうです。
フィンランドのロヴァニエミのようになるでしょうか。
めんこい孫娘もいるので中年おっちゃんだけのツアーというのも有望かもしれません。

「こんなとこからモスクワまで出ていくん?難儀やなー」
「ロシアではそんなに簡単にクリスマスは来ないヨ」

クリスマスもやっとこさなんですか!

そりゃービタミンとって備えんと。
冬至なのでビタミンたっぷり、かぼちゃのスープしました。



<本日の夕ご飯>
冬至なのでかぼちゃのスープ、パルトゥス(おひょう)と野菜のフライ、ポテトサラダ

※↓ロシアのサンタクロース、デェドマロースとスネグールチカ
http://minsk.kp.ru/readyimages/16912.jpg
※↓いっちょこんなのも
http://www.versii.com/image/dedmoroz2.jpg
※↓ロシアの新年・クリスマスはロシぴろさんのここで
http://www.rosianotomo.com/mostoday/chiristmas.htm
※ ↓本家サンタクロース村
http://www.santaclauslive.com/

2004年12月22日(水) ネコを揉む

曇り時々晴れ。 7:30の外気温−18.2℃、室内22.1℃、湿度29%

この冬一番の寒さです。
本日の予想最高気温は−14℃!
おおごとですよ、日本のみなさん。

さすがのオッサンも今日はムリムリッとパッチ(モモシキ)を穿いてぎっちりダウンの
厳冬用コートを着ていきました。
今までポリ綿が薄く入ったペラペラのジャケットだったんです。
それもまたスゴイんですけど。
ちなみにオッサンから「寒い」という言葉をきいたのは「日本の私の実家」にいたときだけです。
マジ寒かったです、日本の家。
よくあんなところに住んでたもんだと我ながら思いました。
夜暖房を消して寝たらオッサンが気管支炎になって、どうか暖房をつけてくれと懇願されました。
そんな家でハハは暖房も電気毛布もナシで寝てるんですからタダモンじゃありません、すごいッ!
そっちのほうがオオゴトだッ!

■  ■  ■  ■  ■

吉爺やはきちんとゴハンを食べて毎日うんこもして元気にしています。
あんまり静かなので存在を忘れそうなほどですけど、そんな爺やを不安に陥れる足音・・・

「タダイマーコンバンワー、кискискискис」 ←猫を呼ぶ音
普通この音を聞いたら野良猫でも寄ってくるほどですがオッサンが呼ぶと爺やは逃げます。
捕まったら最後、揉み揉みモミモミされるからいやでいやでしょうがないのです。
なぜかオッサンは猫を仰向けにしてお腹を揉み揉みするのが大好きなので、
吉爺やが両親のアパートへ行ってしまってからも時々、「ネコを揉む」と言って
出かけて行きました。
大メイワクですね〜〜
時々「キチの代わり」といって私を揉もうとしますがスリッパでスパコーンとやられるのがお約束です。
楽しい我が家ですね〜〜

爺やとバタバタしていたオッサンですがいつの間にか静かになったので
様子を見に行ってみると爺やを腹のうえに乗せて二人で寝ていました。
でっかくてあったかいのには爺やも逆らえないのかもしれません。

■  ■  ■  ■  ■

きのうオッサンがパルトゥス(おひょう)を買ってきたので巨大フライにしたのですが、
なにせ65cmの魚体なのでたっぷり切り身がとれました。
この魚は脂っこくて大味なので私はあまり好きやないんですが、ロシア人は大好きで
且つ高級魚の部類です。(日本では安い切り身として有名)
ロシアではムニエルとかグリル、フライにしたものにソースがかかっているような、
脂っこいのがさらにこってりギトギトという料理が多いです。

今日はあっさり系作ってみました。
その中でもワイン蒸しにしてマリネしたのはすごくおいしくて、
今までに食べたパルトゥス料理で一番おいしいとオッサン大お気に入り。
私も気に入りました。
ロシアでパルトゥスを買って(もらって)どうしよう?という時があったらお試し下さい。
煮付けはいまいち。ただのカレイのほうが断然おいしいです。
あら汁はまあまあ。

魚は今年、サンマが豊漁のロシアですが日本ではどうでしょう。

そんな豊漁のサンマも加工品じゃないのはなかなか手にはいりません。
やっぱり、でっかい魚を冷凍で食べるより小さい魚を生で食べるのがいいですねえ。
ここ、日本海なんやけどなあ・・・・。



<本日の夕ご飯>
パルトゥスの白ワイン蒸しマリネ、パルトゥスの煮付け、パルトゥスのあら汁、ポテトサラダ

※パルトゥス
http://www.marusui-net.co.jp/bk/gumboots2/nikki011126/img/ohyou02.jpg

※オッサンがどれだけパルトゥスを好きかという話/2月4日

本日12/19〜12/22日分までUPしました

2004年12月23日(木) 昼ごはんは食べましょう

晴れ。 9:00の外気温−18.3℃、室内22℃、湿度25%

キョウモサムイデスネ (あんまり考えたくないのでチッサク)

今朝起きたら薄明るかったのでびっくりしました。
この時期明るくなるのは8時すぎ。
うあ!!遅刻や遅刻、オッサン、オッサン!   ←どうせ毎日遅刻なんですが
と思ったら「今日は用事があって1時間遅れていく」んだそうです。
っつたくぅー、そゆことは前の日に言っといてくれんか。
心臓に悪いやろ、年寄りは大切にしんと。

今日もピロシキを作ってみました。
全部食われないよう、明日の昼ご飯に職場で食べるように人数分、先によけときました。
オッサンのバカ食いにはこの「昼ごはん」がかなり影響していると私は思っています。
実はオッサンの職場では「昼ごはん」を食べる習慣がないのです。
Ой、ビックリちゃんですね。
どういうことかといいますと、勤務の終了定時は午後2時半なので昼ごはんは
仕事が終わってから、という事なのです。

ロシアでは一日で一番ボリュームがありゆっくりたくさん食べるのは昼ごはんという
習慣があります。
最近は欧米風になりつつあるのでありますというより、ありました、といったほうがいいかもしれません。
それで昼ごはんの時間も日本よりすこし遅く1時から3時くらいの間のどこかで
とるというのが多いので、仕事が終わるのが2時半ならまだ昼ごはんの時間帯なわけですね。

ソ連の頃はじゃおつかれーまたあしたねーと帰って昼ごはんを食べればよかったんですが、
ロシアになってからは定時が終わってからが稼ぎ時!!
ここからが基本給に入ってない「残業」のゴールデンタイムです。
といってもまだ2時半、真昼間ですし仕事はいくらでもありますし誰も帰りません。
それで毎日夕方まで仕事をしているのですがなぜか食事の習慣だけはソ連時代と
同じなんですねえ、
ソ連の頃から働いている人が偉い人になっているからでしょうか?
残業でテメエが儲かるのに食事なんかさせてもらっちゃ申し訳ない?
じゃなくて、食事なんかしてる時間がもったいない稼げ稼げ!かもしれませんが?
とにかく誰も昼ごはんを食べないのです。

食堂や簡単な売店もありますし、他の部署では食べている人もいるそうですが
なぜかオッサンのセクションでは昼ごはんを食べないんです。
みんな空いた時間に簡単にお茶しておやつをつまむくらいですませているんだそうです。

ずっと前、ダイエットのためにということでお弁当を持たせたことがあったんですヨ。
昼ごはんに食堂でこってりロシア風料理をバカスカ食ってるのかも?と勘違いしたのです。
ところが、「誰も昼ごはんを食べないのに自分だけ食べるのはどうしても気まずい」といって
2週間くらいで中止してくれと言われ、そのとき初めて昼ごはんを食べる習慣がないと
いうことを知ってびっくらこきました。
でもその2週間で4kg痩せたんですよッッ!!!!

やっぱりすごーくおなかが空いている状態で夕ご飯をバカ食いするのはダメですね〜
めっちゃおいしくて快感なのはわかりますが。
ノルアドレナリンから一気にβエンドルフィン切り替わるんですよ、きっと。
だからその快感中毒になって食べ過ぎちゃうんですよ、きっと。  ←違うか。

ひとりだけ食べるんじゃなくて全員分あるなら気兼ねないようなのですが
そのために毎日9人分のサービス弁当を作るんじゃあんまりだし、
いまではこうやってピロシキを焼いたり何かをたくさん作ったりした時に
全員に当たるよう持たせる程度になりました。
毎日コロッケを揚げてもたせ、みんながコロッケがないと我慢できなくなったら
有料にして売る、っていうのもコッソリ考えてるんですけど。

○  ○  ○  ○  ○

夜、プーチンさんがクレムリンで内外の記者の質問に答えるという記者会見するのを見ました。

日本は共同通信の松尾さん(だったっけ?)という方が北方領土問題を質問していました。
応答内容については日本でもニュースになったと思うので詳しくは書きませんが
簡単に言うとプーたんは日ソ共同宣言の2島返還に日本もサインしたのに
なんで4島返還というのかわからない、ロシアはその宣言に基づいてやっていくつもり、
来年の日本訪問の時期についても答えませんでした。
あの世からジョン・ダレス国務長官に一言いただきたいところです。

えー、プーたんはいろいろギャグを飛ばしていましたが、
カムチャッカからの女性記者が「油田開発の環境汚染でカニの生息が脅かされます、
モスクワの人もカムチャッカのカニを食べるでしょう?」という質問で、
「カムチャッカのカニは日本人が食べてるはずだが?」と言って会場を沸かせてました。
ナイス、プーたん。
じゃなくてぇ、カニ、食えんようになったら困るんでよろしく頼みます。

謎の会社に落札されたユコスの子会社(ユガンスクネフチ)のこともありました。
あのとってつけたような名前のバイカルファイナンスグループという会社は
こっそり、そしてあっという間に国営企業に買われていました。
この会社はもうすぐガスプロムという、天然ガスを独占している政府関係の会社
吸収されることが決まっていて、
結局ユガンスクネフチは予想通りガスプロムの手に落ちるということです。
ということは政府の手に落ちるということですね。
プーたんは合法的にやったことなので何も問題はない、とおっしゃいました。
ちゃんちゃん。   ←いいのか?

○  ○  ○  ○  ○

夜、実家に電話したら、
「おばさんやらおじさんから、ロシアから年賀状がきたって電話かかってきたで」
うあ!
コラッ、郵便局ッ!!!
「2005年・年賀」とデカデカ朱書きしたのにいぃぃぃぃぃぃ!!!!
めちゃめちゃマヌケなことになりました。

まあ・・2006年に着くよりはいいか。 
(ロシアの郵便事情を知っている人は薄笑いしてください)



<本日の夕ご飯>
焼ピロシキ、パルトゥスとジャガイモの揚げ団子、野菜サラダ、豆腐と大根のスープ

2004年12月24日(金) 聖人と友達になったらしい

晴れ。 7:47の外気温−16℃、室内20.7℃、湿度27%

今日はクリスマス・イブですね。
我が家には関係ありません。
プレゼントはありません。
では正教クリスマス(1月7日)になにかあるのかというと、
やっぱりありません。
プレゼントくれぇぇぇぇーーーー

ロシアでも敬虔なカソリックやプロテスタントの方は今晩あたりは教会に行って
厳かに過ごすらしいですが
最近では日本のようにただのイベントとしての商戦もあります。
もともとお祭り好きで酒好きな連中ですからだんだん日本のようになるかもしれません(?)

ロシアで「クリスマスプレゼント」にあたるのは「新年プレゼント」でしょうか、
12月に入るとばんばんバーゲンのコマーシャルが始まります。
欧米のクリスマス市みたいなもんでしょうかねえ、
ま、あんなに大規模じゃないですけど。
日本ではクリスマスと新年ははっきり分かれていてクリスマス商戦のときに
松飾や羽子板が売られることはないですがロシアでは新年のお祝い中に
クリスマスがある、という感じなのでツリーも干支飾りも
両方の商品バリエーションでごった返しています。

そう、ロシアにも「干支」があります。
お隣中国から入ってきた習慣だそうなので日本ともほぼ同じ。
今年は申で来年は酉です。
ですからトリ関係の飾り物がたあーーーーくさん!!
オカーサンも中国人のオジチャンにいいように乗せられて、山のように積まれた
巣に入った親トリと卵という置物を買っていました。
日本で干支の酉の飾り物にこのパターンは見たことないのですが・・・
この形はロシア正教のパスハの玉子の飾り方(青麦を籠にいれて卵を入れ巣の様子を作るなど)と
通じるものがありそうですからロシア向けの商品なのかもしれませんねえ??
さすが中華商人!

そしてこの時期日本では、超長年愛されて毎年どこかからきこえてくるのが
山下御大の「クリスマス・イブ」♪
ロシアでは(長年とはいえませんが)ディスコテェカ・アヴァリャの「Новогодняя・ニューイヤー」♪
これが聴こえると私なんかはああ〜年の暮れだあ〜と思うのです・・・。
今年も2005年のクレジットでMTVやМУЗТВで流れています。
D・アヴァリャはHIPHOPグループという位置づけではあるんですけど、
ウチのオカーサンやオトーサンもこの曲が聴こえたら一緒に歌ってしまうほど
このニューイヤーソングは大ヒットしたんです。
私も大好きッ!!!

***************

ゆうべ両親がハバロから帰ってきました。
2週間くらいと言っていたのに予定よりずいぶん早く帰ることができました。
早く済んだほうがいい用事だったのでよかったです。

夜、オカーサンから「お茶においで!」と電話がかかってきたので
9時を回っていたけどたぶん吉爺やを連れてきて欲しいんやろなーと思い、出かけていきました。
ネコは紙袋に押し込んでぽんと蹴るとニャンと鳴くはずですが
外がこわい爺やは袋に入れて(キャリーバッグなどというものはない)連れ出しても
ニャとも言わずしーんとしています。
車の中でその温かいかたまりを膝の上に乗せていたらちょっとさびしくなりました。

両親のアパートではオカーサンが今か今かとお待ちかね。  ←爺やを。
ドアを開けたらもうデロデロでした。
そゆもんやな、家族と同じやもんね。
爺やもうれしそうでオカーサンから離れません。
普段クールな猫なので意外で、めっちゃ淋しかったんやろうなあと実感。
今日のお昼に、解凍中のひき肉をコッソリ食っちゃったことはオカーサンに内緒にしとくな。

オトーサンが
「ワシがつくったラソーリニクがあるが食べたい人ッ!」 と言ったので
「はーい!」 と言ったのは・・・・
私だけでした。(ヲイ!)

ラソーリニクというのは肉やチキンを煮込んだブイヨン(またはインスタント)に
塩漬けきゅうりとその漬け汁、野菜が入った塩味と少し酸味のシンプルなスープです。
えーとオッサンの言葉を借りれば「ビンボちゃんのスープ」です。汗;;;;;;
オトーサンはちょっと残念そうな感じで私にスープを温めてくれました。
な、なんかオトーサンを盛り上げ騎士(ナイト?)と思い、
オッサンに「アンタも食べ!」とチッサイ声で言ったのですが、
(日本語なのでデカイ声で言ってもわかんないんですけど)

「だっておいしくないんだも。」
ひ、ひえぇぇぇぇぇーーーーー
ホンマ日本語でよかったわーーー
「こういうシンプルな味はもうあきあき。」
もうええっちゅうねん。
オトーサンが日本語わからんと思てからに〜こわいわ〜

でもそんな悪くありませんでしたよ、
安心して、オトーサン。

そんなオトーサンはソファで寝てしまった私を、
「ネコを入れてきた袋はどこだ?この小さい人を寝たまま入れて帰ったらどうだ?」
と言っていたらしいですが。
オトーサン、
ヨメは「起こすのがかわいそう」と思ってくれたのだと信じていますからね。

紙袋に押し込んでぽんと蹴られず帰れたので、車の窓から街を見てみると
浦のへぼい新年のイルミネーションがそれなりに光っていました。
イブだからといって何か街の様子が特別ということはありません。
と、思ってたら目の前で花火が上がり始めました。

うわ〜〜〜〜〜〜!
なんやこれ〜
きれ〜〜

うちに帰ってポストを開けてみたらフィンランドから郵便が届いていました。
おお!
「ホンモノ」のサンタさんからや!
そうか、コルバトントリ山ちゅうところに居てはるんやな。
ほお、ラズベリーパイをお召し上がりか〜
なになに?
「ごみをきちんとごみばこにすてたりしてしぜんをまもってあげればしぜんのほうも
きみをまもってくれる」
のか。
それはありがたい、ロシア人に「声に出して読みたい手紙」やの。
「リサイクルできるものはちゃんとリサイクルするようにしようね。」
なるほど、ロシア人に説教もしておられる。
わ!
私のことがサンタ師のノートの840ページに書かれているのか!
やべー。
ヤベーよ、リサイクルしてないし。大汗
「お父さん、お母さんにもよろしくね」
ああっ、もうちょっとはやく言ってくれたらなー今帰ってきたばっかやねん。
「きみのともだち、サンタクロースより。」
そんな、ともだちやなんてぇ。
聖人にそんなん言われてどないしょー
今度の選挙にでよかな。
街宣、頼んますわ、トナカイのソリで。



<本日の夕ご飯>
豆腐とインゲンの肉味噌炒め、キュウリウオのマリネ、イカとにんじんのナムル、わらびのナムル、味噌汁

↓ディスコテェカ・アヴァリャはロシぴろさんで♪
http://www.rosianotomo.com/music/cd1.htm#discomaniac

Special thanks gonza-san&hiyoko-san

2004年12月25日(土) ロシア正教がんばらないと

晴れ。 12:30の外気温−9.8℃、室内22.3℃、湿度28%

メリー・カソリック・クリスマス!

↑これは遠い昔、私がオッサンに出したクリスマスメールの返事です。
その頃はロシアのクリスマスが1月7日やなんてぜんぜん知らんかったです。
ちゅうか始めて会ったのは12月18日で、ロシアとなんかかすりもしない
正しい日本人の人生でしたからッ! 

ゆうべインターネットがぜんぜん繋がらなくてイライラしました。
日本の皆さんには懐かしい「ダイヤルアップ」ってやつですけど
どの番号にかけても「只今回線がいっぱいです」とアナウンスされてまったくダメ。
「クリスマスイブやからちゃうん?」
「あーあ、ロシアはそんなにカソリックにやられチャッタか、ロシア正教がんばらないと。」

1月6日の夜、インターネットが繋がるかみものです。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

近所で週末に開かれる市場へ行ったあと、別の大きな市場へも行ってみました。
ホンモノのモミの木とイミテーションのツリーを山のように売っています。
明日再決選投票をするウクライナではユーシェンコさんのテーマカラー、
オレンジのクリスマスツリーがたくさんあるのをテレビで見ました。
寒波オジサンもオレンジの衣装をきてたなー
逆にヤヌコーヴィチさん地盤の東部ではオレンジ色のものをきていると
襲われちゃうとかいう話も。 コワ!

ツリー欲しいなあー欲しいー欲しいーと言ったんですけど無視されて、
凍った道をひきずるように引っ張られて行きました・・・・。

冬になると市場周りの道端で手編みのセーターとかショールとか帽子なんかを
売っているオバチャンがよくいるんですが、
その中に生成り、黒、グレーなど自然色の毛糸で編んだモカモカの靴下を売っている
オバチャンが絶対います。
それは「犬の毛」で編んだロシアの防寒靴下で、ロシアでは一番暖かいと言われています。
「犬にブラシをかけると綿みたいな毛が抜けるやつを集めて作る」んだそうです。
多分サモエドとかハスキーとかああゆう種類のアンダーコートがぎっちりある犬だと思いますけど。
オカーサンもこの靴下を持っているんですが硬めのモヘアのような感じです。
犬の毛皮の帽子というのもあってサイコーに暖かいそうですが、実物はまだ見たことありません。
ちょっと痛くて見たくないような気も・・・・・・・。

今年は雪が多いので渋滞がひどいです。
市場への往復だけでも大型トラック、トレーラー、バス、自家用車と4台がそれぞれ
別の場所で雪にはまってその場が大渋滞。
そういえば、自家用車は日本車ばっかりなのになんでバスは韓国車ばっかりなんやろ?
とずっと思っていたんですが公共交通機関の車両は左ハンドルが推奨されているん
やそうですね。
今日、車市場近くを走っていたら向こうからまだ行き先の表示板や広告が
ハングルでついているようなナンバーなしのバスが何台も走ってきたので
オッサンにきいてはじめて知りましたよ〜

そういえばこの冬にロシアの西の端ムルマンスクからウラジオストクまで
厳冬ラリーがあるんですが、浦からは2チーム参加するそうで優勝候補だそうですよ。
勝者には15キロの純金プレゼント!
某所Mゴールドの金買取価格は1kg1,548,000円×15kg=23,220,000円!!
2千3百22万円!
オウ〜ッ
ハバロあたりからこっそり乗っとこうかしらん。

◎  ◎  ◎  ◎  ◎

なんにもない我が家のカソリック・クリスマスだったので
せめてこの前借りてきたDVDでも見て聖夜を過ごそうと思いました。

タイトルは「War-God of the deep」 
1965年・英米合作、原作はエドガー・アラン・ポー。
40年前の半魚人モノSFです。 ←5点
同年には「死霊の盆踊り」という迷作もあります。 ←0点
「クラシック・コーナーにあった」そうですがそりゃもう、世紀の迷作でした。
カラー作品というのがこれまた痛い。
やはりクラシックなスペシャルエフェクトでは満足でけまへんやろオッサン、どうでっか?

サンタさん、こんな我々になんか素敵なスペシャルエフェクトください(泣)



<本日の夕ご飯>
車の中で菓子パンかじってピスタチオぽりぽりでほとんど腹いっぱい。
帰ってちょこっと炒飯、ソーセージと卵の炒め物、発酵キャベツでおしまい。

※5点の「War-God of the deep」深海の軍神 日本劇場未公開
2002年WOWWOW・SFモンスター大全で放映された模様。
http://amasaki.web.infoseek.co.jp/Movie/1965.html#gunshin
※0点の「死霊の盆踊り」観たいですか?やめましょう。
http://my.reset.jp/~mars/btg/document8/bonodori.htm

2004年12月26日(日) カタストロフ


晴れ。 23:31の外気温−12.2℃、室内23℃、湿度33%

インドネシアの地震津波がすごい事になっているようで、
今日はウクライナの決戦再投票よりそっちに目が行ってしまいました。

3000人以上の死亡者、ロシア人も多数行方不明、というところまで見たんですが
多分これからもっと増えるでしょう・・・・
こわい。
私の「いつか行きたいリゾート」プーケットもひどい被害があった模様。
それはそうとセルゲイ!
セルゲイに年末からタイに行こうとずっと誘われていたけどまさか行ってないやろな???
と思ったら、セルゲイから電話がかかってきて実はついこの間キャンセルしたばっか、
ということ。
よかったな〜もし行ってたらもう2度と会えんかったかもしらんな〜。
ちゅうか彼女と行こうか奥さんと行こうか悩んでたキミ、彼女と行って死んじまったら
奥さんに葬式も出してもらえんで・・・・
ま、よかったな。
でもあの辺、日本人のお客さんが多いはずやけどどうなんやろう・・・。
こんな年末に大カタストロフやなあ。
胸が痛い。

□  □  □  □  □

オッサンがズバッカ(シシャモの仲間)を買ってきました。
今日釣ったばかりの新鮮なやつです、1kg720円!高いッ!
といわれてもピンときませんよね、これはどれくらいかというと、
たとえばカレイやサンマは1kg120円、パルトゥスでも500円くらいです。
ズバッカはキュウリウオと同じ仲間で、見かけはでっかくて黒っぽいシシャモというところでしょうか、
20cm〜28cm程度の魚ですが、味もシシャモに似ていて卵もおいしいですし
身は新鮮だととても甘みがあって抜群においしいです。
こっちでは誰でも「ズバッカはおいしい魚」という認識ですね〜。
それで新鮮なやつだとなかなかいいお値段、冷凍でもキロ400円くらいはするんですよ。

「すごーく新鮮だから塩焼きにして!」 とオッサンのリクエストがあったので
ズバッカの口から割り箸を入れて内臓を抜いていると、オッサンびっくり。

「ナンデスカ、それ、何やってるんデスカ???」
「身がやわらかくて小型の魚はこうやって内臓抜くと簡単でくずれないから」
おもしろそうというのでオッサンにもやらせてみました。
「オモシロイデスネー、こうやればいいんデスネ、ロシアでも」
「でも普通ロシアの家に割り箸ないやん」
「魚の内臓もとれるっていって割り箸を作って売ろう!」
売れんと思うなー
でも、ズバッカは予想通りのおいしさで大満足。

□  □  □  □  □

テレビからなじみの音楽が聞こえてきました。
「プリティ・ウーマン」やってます。
これ、ロシアのテレビで何回見たことでしょう、しょちゅうやってます。
今でも人気があるんかなぁ?だけど私もついつい見てしまうことを考えるとみんなそうなのかな?
オッサンも「またやってる」と言いながら見ています。
「あー、でもやっぱり1チャンネルなんかでやるやつの訳はおもしろく無いナー。」
「あ?どゆこと?」
「海賊版なんかのビデオとかのほうがずっと面白いヨー。こゆテレビとかでやるやつは
ロシア語の訳が硬くておもしろくないもん」
「え。訳ちがうん?」
「訳どころかストーリーまで違ったり。」
「訳はわかるけどなんでストーリーが違うんじゃ」
「だって公開より先にビデオが出るんだも。映画って撮り終わってもあとで変更したり
いろいろしてから公開するじゃん、でもやるまえに売ればタクサン売れるカラ、
完全に完成する前のやつからコピーしちゃうワケ。
だから公開されて観てみたらラストが違ってたり、とかあったヨー。」

それはすごい!
タイタニックは沈まないとか?
ある意味レアでは?
観てみたい!

「さすがに最近はそういうひどい海賊版はみないナァ。あ、すごいコマーシャルやってる・・・」
プリティ・ウーマンがコマーシャルに入ったところで別のチャンネルに変えてみたらば
「すごい」コマーシャルやってました。
アニメーションなんですが・・・
ラブそうなニイチャンとネエチャン。
ネエチャンのお腹がだんだん大きくなってきてニイチャンはネエチャンを連れて
ビルの中へ。
これで安心、彼女が「デキちゃって」困ったら○○○クリニックへ♪

あーびっくりした
あーびっくりした
二人ともびっくりしてしまってそのあとプリティ・ウーマンに戻るのも忘れてしまいました。
ウクライナの選挙速報も忘れてしまいました。

風呂入って寝よっと。


<本日の夕ご飯>
ズバッカ塩焼き、きんぴらごぼう、わらびのナムル、かぼちゃのポタージュ、生野菜

※割り箸を使った内臓の抜き方
割り箸を口からいれてまずえらの外側に出し、えらの上(外側)を箸が通るようにして
また中にいれ、そのまま静かに肛門にむかって突き当たるまでさします。
それを左右のえら(つまり割り箸2本)にやったら口から出ている割り箸をもって
捻りながら引き抜くえらと内臓がきれいに箸についてとれてきます。
魚に包丁を入れなくていいので身崩れし易い魚なんかに向いています。
差し込んだとき割り箸が口から出ている部分が手で持てるくらいの多きさの魚ならなんでもできます。

本日12/23〜12/26日分までUPしました

2004年12月27日(月) 戦うオレンジ


晴れ。 7:50の外気温−14℃、室内22.4℃、湿度26%

もう〜寒いとかウクライナとかドーデモイー感じになってしまうスマトラ沖地震です。

ロシアでも津波がおしよせる映像ばかり。
日本でもきっとそうでしょうね?
それにしても観光客が自分のビデオで撮ったようなやつ、歓声があがってますねー
そんなことやっとらずに逃げろや!と一喝してしまう私はやっぱり日本人。
だって「この地震による津波の影響はありません」というアナウンスが
骨の髄まで沁みこんでますやん、
地震があったら海では津波という図式が条件反射のようにぱっと思い浮かびますもんねえ。

でもオッサンはぜんぜんそんなこと考えなかった、と言います。
こんな海の町でもそうなんですから(しかも以前に地震津波災害があったにもかかわらず)
地震なんかと縁のない国の人は何にも考えず突然流されちゃったんでしょうねえ・・・
ホテルの上層階でビデオなんかとってる人は大パノラマショーで大喜びだったんでしょうか・・・

今や世界中の観光地でその姿を見るロシア人、
モルディブにイリューシンのチャータ便できていたツアー客は
ちょうど離陸の時に滑走路に津波が押し寄せてきて急遽離陸中断、
乗客はあっという間に自分の飛行機が水に浸かる様子を呆然と窓から
見ていたそうです。
ま、その後無事ロシアに帰ってこれてよかったんですけど。←帰れないほうがよかった?

ニュースでは現在のところ死亡者は1万4千人、今後更に増える見込みと言っています。
こわい・・・。

ウクライナはオレンジ色のユーシェンコさんが勝利しました。
「ウクライナの新しい時代のはじまり」だそうです。
ウクライナの全ての人にとってよい結果がでることを期待します。
ヤヌコーヴィチさんはこのまま黙ってるでしょうか・・・。
細木数子さんにでも改名してもらって出直すとか??

オレンジと言えばウクライナ選挙のゴタゴタで影が薄かったですが、
アブハジアのミカンもえらことになってたんです、
グルジアの中にアブハジアという小さな自治国があって8割がロシア人です。
10月に大統領選挙があったんですけど野党の候補が勝って、与党候補との間で
ゴタゴタ混乱しました。
今おおさわぎの国とおなじようなことですネ。
慌てたロシアは制裁の意味をもってアブハジアからロシアへの鉄道をストップしたのです
アブハジアはミカンの大産地でそのほとんどをロシアに輸出しているため
一年で一番の稼ぎ時のこの時期にミカンを出荷できなくなり大打撃!
テレビには腐っていくミカンの山を前に農家のオバチャンたちが怒っているのがよく映っていました。

ま、その後ロシアからさらに怖い人が送り込まれ野党候補は大統領就任をとりやめ
再選挙をすることとなり、ロシアの思惑通り。
そうして鉄道は再開されました。
今年の正月は西のロシア人はミカン無しのお正月になるかもしれませんでしたが
なんとか回避されました。
やっぱ正月にはミカンがないとな。 
浦ですか?
浦のミカンは中国産なのでアブハジアがグルジアだろがロシアになろうが、ミカンが腐ろうが
農家が飢えようが、野党候補が暗殺されようが内戦になろうが関係ありません。 (ヲイヲイ!)

でも正月にミカンが食えなかったら・・・・・蜂起するぞ。



<本日の夕ご飯>
ズバッカの塩焼き、キュウリウオとモイバのフライ、カリフラワーとしいたけの牡蠣油炒め、味噌汁

2004年12月28日(火) パパはアリガルヒ

晴れ。 7:31の外気温−14.3℃、室内22.6℃、湿度28%

暮れも暮れなのにスマトラ沖地震から目が離せません。
日本の方も数名死亡確認されたようですね・・・。
ロシア人も2名死亡確認されました。
今のところ死亡者は4万人まで増えているということですがまだまだ増えそう・・・・
海が大好きだけど津波のことはぜんぜん考えていないうちのロシヤ人に、
「海におって揺れたらとにかくすぐ高いところへ逃げるんやで!」
とニュースを見るたび何回も何回も言いました。
「ハイハイ」と言ってたけど、わかってるかなー?
わかってへんやろなー。
死によるかもなー。
インタビューでも「波が向かってくるのがおもしろくてみんな見ていた」って
言ってたもんなーロシヤ人。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

ウクライナは今度は負けたヤヌコーヴィチさんが、自分が負けたことを認めない、
最高裁判所に訴える、と言い出しました。
そんでもって今度は運輸大臣が銃で撃たれたか自殺かわからんけど亡くなったちゅうじゃありませんか。
もうこうなってくると何やっとんねんウクライナ?となってきませんか。
そうそう、ユーシェンコさんを診察してダイオキシン中毒と発表した
オーストリアのドクターは病院を辞めたそうです。
なぜ????
こんなウクライナの明日はどっちだ????

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

オッサンが正月に日本から来るチンピラに電話しています。

「えっと、電池ね、小さいヤツ、よく使う大きさのヤツよりちょっと小さいヤツ、
あのぉ、車の警報機とかにー」
「単4!」
「あー、たんよん、たんよんデス、ハイハイ。それから女性の雑誌。え?ちがうちがう、
エッチのやつじゃなくてーまじめのやつ。」
ふむ。
婦人公論とかくるかも。

「はー、いろいろ頼んじゃった。あ、DVD借りてきマシタヨ、見る?」
「何借りたん?」
「えっとー、“パパはアリガルヒ”」
「あーん?おもしろそうやん!どれどれ」
「あ。間違えた。“パパ” と、“アリガルヒ” デシタ。
パパはアリガルヒかと思って借りちゃったーハハハハハー」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
っど、どうしてこんなにアホなんでしょうー????
ロシア映画なのにロシア語なのにロシヤ人なのにどうして2タイトルが
一緒くたになってしまうんでしょうー??
DVDのパッケージは何のためにあるんでしょうー??

「観マスカ?ドッチか。」
「はい。」   ←灰になりそう
「アリガルヒにしまショウ〜」
「はい。」   ←なんでもいいです

でもおもしろかったですわ〜、アリガルヒ。
あ、アリガルヒ(олигарх)というのはソ連崩壊のゴタゴタで、
国有財産を私物化してチョ→大金持ちになった連中です。
この映画、私は観るのが始めてでしたけど日本でも結構知られていると思います。
有名なウラジーミル・マシコフが主演で、ホンモノのアリガルヒ、ベレゾフスキーを
モデルにしたと言われてるやつ。
ストーリーはベレゾフスキーなんですけど、容姿が渦中のユコスの社長、
ホドルコフスキーに似ていてオッサンと笑っちゃいました。 ←なかなかいい男

「パパ」もマシコフが主演ですからマシコフパックだったんでしょうねえ。
「パパ」はモスクワ映画祭で観客賞を受賞した「パパって何?」のことです。
こっちのパパはアリガルヒどころかドロボウちゃん。

でも「パパはアリガルヒ」だったらもっと面白そうやなあ〜
オッサン、アホとちゃうかった。
ごめん。


<本日の夕ご飯>
カレイの香草焼き、カリフラワーとひき肉のカレー炒め、赤だしとごはん。

※ロシぴろさんにもリンクがあるパリャーナさんの「ウラジーミル・マシコフ・ファンサイト」より
☆アリガルヒ
http://amanda.k-server.org/filmo10.htm
☆パパ
http://amanda.k-server.org/news.htm
※パパ・「はなざかりの館」さんより
http://www2.plala.or.jp/primavera/cinema/BOP.html
※ホドルコフスキーはなかなか色男
http://images.google.co.jp/images?q=tbn:3U9uVs5_qIwJ:www.elneos.co.jp/images/photo03124.jpg

2004年12月29日(水) 使えなくなっちゃいましたネエ

晴れ。 7:46の外気温−15℃、室内22℃、湿度29%

朝、出掛けにオッサンが言いました。
「今日はみんなでバーニャ行って宴会だから遅くなりマス。夕ご飯はちょっとでイイデス」

「それって忘年会ってこと?」         ※バーニャとはロシア風サウナのこと
「そうですネエ、日本でいう忘年会ですかネエ〜」
「ほななんでウチ帰ってからまたご飯食べるん?」
「そんなこと言われても困るんですケド。」
「宴会で食べてくるんとちゃうん?」
「ウチで食べるご飯を考えて、宴会で食べるんですケド?」

フツー、宴会で食べたあとウチでどうするか考えると思いますケド?

そんなオッサンから夜8時半くらいに電話がかかってきました。
「今ネエ、ガレージ。鍵穴が凍っちゃってドアが開かなくて〜。
もう1時間もやってるけどダメだからオトーサンを送って行ってから帰りマス。」

????????
なんでオトーサンがいるん?

と、オッサンお帰り。
「もうー寒くって寒くって!あー、ゴハンゴハン。」
「アンタ、今日バーニャで宴会でホカホカでお帰りの予定やったんとちゃうん?」
「コレ、食べていいんデスカ?」  ←鍋のふたを開けている
「なんでオトーサンが一緒やったん?」
「コメも炊いてアリマスカ?」    ←皿を持ってジャーを開けている
人の話をきけえええいッ!!
「今朝ネ、ガレージの鍵がどうしても開かなくって、しょうがないからタクシーで
両親の家まで行ってオカーサンの車を借りて仕事行ったんデス。」
「津波なあ、もう死亡者7万人やて〜。」   ←仕返し
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「はいはい、そんで?」
「バーニャも行ったんですケド、もーみんな酔っぱらくて酔っぱらくてケンカ始めちゃって
大変だったんデス。それで食べてるどころじゃなくなっていっしょけんめ抑えて
やっとで帰って、オトーサンに鍵を開けるのを手伝ってもらおうと思って向こうの家によりマシタ。
それで二人でずっとやってたけどぜんぜんダメ。」
「なるほど。そりゃホカホカも冷え切るなー」
「寒いしお腹もすくし、もうサイアク。」
「まあ、食べて、食べて。ところでな、今日エアロバイク乗ろと思たら右のステップ落ちてんねん、
こうな、溶接のところがバキッととれてんねんけど。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「とれてんねんけど?」
「ぐっと漕いだらガターンと落ちマシタ。びっくりしたー」

びっくりしたのはこっちじゃ!!!

「とうとうハンドルもステップも壊れて使えなくなっちゃいましたネエ・・・」

使えなくなっちゃいましたネエ
ちゃいましたネエ
ましたネエ
ネエ
ネエ

今年はボートのオールをバキッと折りまして、
エアロバイクのハンドルをガツッと折りまして、
おまけにステップもガゴッと踏み落としまして、
ハグしたらバキッとサバ折りされまして、 ←ないない

もーどしたらいんですか?(涙)


<本日の夕ご飯>
ビーフシチュー、野菜サラダ

※本日12/27〜12/29日分UPしました

2004年12月30日(木) 気が抜けず毛が抜ける

晴れ。 20:00の外気温-14℃、室内22.1℃、湿度27%

「ダメダ。ガレージの鍵が壊レタ。」

今度はガレージまで使えなくなっちゃっいましたか!!  

「凍ってると思ったケド違うみたい。もう、業者に焼き切ってもらうしかないデス」
オトーサンにも助けてもらって二人でガタガタやってたけどとうとうあきらめたようです。
えらいことになったのー
しかも今日は日本からのお客さんを迎えにいかんとあかんのに、車がないんじゃ
どうにもならんし。
「もう今日は遅いから明日業者に頼みますケド、31日だからもうやってないカモ・・・
とにかくオカーサンの車で行ってくるカラ。あ、コレ、オトーサンからもみの木デス。」

オッサンがもみの枝を3本持ってきました。

クリスマスツリーを欲しいと言っていた私に、オトーサンが森から手折ってきてくれたのです。
やっぱオトーサンやわ・・・・。
沁みるなァッ!
オトーサンと結婚すればよかった。 ←しみじみ

そうして「とりあえず何か食べないと」 と言って、(これからお客さんと食べるのに)
大晦日用に作ったきんぴらを「全部食べて」おでかけになりました。
鍋にいれたままのおかずは全部食われるもの、というのは我が家の常識なのに
作ったばっかしやったのでうっかりしていました。
当座煮などのおかずは食べる分だけ小分けで出さないと危険です。
毎日気が抜けません。
毛が抜けそうです。

日本のおせち料理と呼べそうなものはちょっと材料がないので
大掃除しながらとりあえず当座のおかずをいろいろ作っています。
去年は夏からずっと大晦日までお湯がでなくて大変やったなァ・・・
とりあえず今年は湯があるだけいいかな。

ところで今、午前2時なんですけどオッサンまだ帰ってきてないんです。
このまま帰ってこないほうがいいとあなたも思いますか?



<本日の一人ご飯>
ハムとインゲンの炒め物、ゴボウの炊いたん、味噌汁とごはん

2004年12月31日(金) 調子悪くてあたりまえ・2004年大賞

とうとう今年も今日で終わりです。
この一年、皆様に愛と笑いと涙をお届けした「調子悪くてあたりまえ」ですが
私に届けて下さった愛と笑いと涙もこの場にて公開感謝申し上げます。


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『調子悪くてあたりまえ』って、体が弱い方のお話かと思っていたのですが、
そうではないのですね。
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大笑いをありがとうございました。

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私が子供の頃近所にいたおばさんがよくピロシキを作ってくれたんです。
それがあまりにも美味しくて・・。
でも贅沢三昧し過ぎて夜逃げしてしまったんですよ・・
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涙、涙をありがとうございました。

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最後の更新からもう二週間ですよ!ほら、頑張ってパソコンの前に行きなさい。
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・・・・・愛をありがとうございました。


「調子悪くてあたりまえ」、来年の抱負は
「日々是更新」 です。

一年間ご愛読ありがとうございました。
皆様よいお年を。



<今から両親のところへ年越しに持っていくいろいろ>
五目御飯、五目煮豆、手羽先から揚げ、手羽元フライ、ポテトサラダ、豚角煮

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