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2007年12月29日

10号 それでも2回目の舞台公演

 22時間も飛行機に乗り、暑かったり眠かったり、窮屈で13時間も座っていたり、乗り換えにウロウロしたり。到着してすぐにタクシーを飛ばし、すぐに劇場の客席に着いて。これが疲れなかったら、私はモンスター。そうではない、日本人女性ですからね。さすがに1回目の公演鑑賞後はいろんな緊張が解けて、待合室の椅子に腰を下ろした途端、「はああ~~」と思わず大きな深呼吸ともため息が。頭がくらりとして、胸がどきどきして、おっと、ここで倒れこんではいけない。少し目をつぶって眠ろう。と、そのとき、目の前に現れたお方。

 中部国際空港から、出発前に「明日モスクワに到着して、すぐに劇場へ行く」と、俳優シューラに電話をかけたとき、電話の向こうで俳優は「劇場へきっと来るのだよ。劇場では僕の母のリューバさんが待っているから」と。
 そうです。目の前にシューラのママ、可愛いリューバさんが「ああ、なんと愛しのヤポンカ(日本人女性)」」と、抱きついてkiss 攻撃を浴びせてくれました。毎回のモスクワでお会いしている、シューラのママは、とても可愛いお方で大好きです。
 再会を喜んでいるとすぐに劇場の入り口ドアは開き、私たちは地下の喫茶に行きました。私は彼女に伝えました。「私は長く飛行機に乗ってモスクワに到着したばかりだから疲れている、少し眠りたいと思う」というようなことを。でもリューバさんには通じていませんでした。彼女はどんどん話しかけてきて。もう、こうなったら勢いだけで、突っ切るとしましょう。
 「日本は寒いかい?」「雪が降るの?」「太陽は出ているの?」「日本にアイスクリームはある?」「自慢の息子俳優シューラはとても忙しくしているよ」などなどの質問の理解と回答のロシア語に、ぼちぼちと時間をかけていると、すぐに2回目の開演時間です。今度の私は席は、2列目の真ん中の席。リューバさんは上の方の席です。

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 2回目も当然、若い俳優たちは意気揚々の大奮闘です。シューラの洗濯おばさんもお似合いですこと。先の舞台でも思ったのですが、いまもまた思うこと。どうでしょう、このきれいな舞台。どうしてこの美しさが演出できるのでしょうか?私にはわかりません。
 観客席の子どもたちはまた元気に、笑ったり舞台に声をかけたり、手をたたいたり。すっごく楽しそう。ひとりの少年が俳優に向って言ったひとことで劇場中が、私を除いて大笑い。悔しいけれど仕方ない。
 大きな拍手に包まれて終演。私とリューバさんは、劇場の地下の暗い喫茶に再び行き、次の舞台「ハムレット」の開演を待つこととしました。そうです。本日3回目の舞台鑑賞は、2時間後にはじまります。それも大作、シェークスピアの「ハムレット」です。


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