2007年04月01日
☆11号 タクシーに乗る。
~~12月17日サンクトペテルブルクの夜~~~~
空港の出口あたりには、タクシー運転手らがたむろしています。サンクトペテルブルクは観光地ですから世界各地からやってくる観光客を相手にするタクシー運転手たち。以前はまさに客引きで、空港に到着したばかりの人々の袖を引っ張るように自分のタクシーに乗せたがり、値段もべらぼうに高く請求するとかで、大きな問題となっていました。さすがに自浄努力で「明るくわかりやすいタクシー」みたいな目標をかかげて、不当な客引きは無くなったようです。
が、元締め親分はそれなりに存在して、「お客さんタクシー必要かい?どこまで行くのか?」と、タクシーを探す客をみつけると、寄ってきます。
私はもちろんタクシーに乗る予定でしたから、地図を持って「このホテル。『モスクワホテル』へ行きたい。で、おいくらでやってくれますか?」と、客引き元締め親分風なおっちゃんと交渉です。
「70ドルだよ」。
「エッ、めちゃくちゃに高い」。
「そうかい。ちっとも高くないよ。じゃあ乗らなくても良いよ」。
と、つまり親分風おっちゃんが強気で、なんだかたまらずイヤでした。
それが高いのか安いのかを判断する材料など、いま到着してばかりの客にそれはありません。
私の頭のどこかには、「ふたりで70ドルか、ひとり35ドルなら、まあ、仕方がないか」と案外あっさりと妥協の風が吹きました。
Y子さんには、「ここは私にまかせて」と、あらかじめ後ろで待っていてと言ってあります。
「わかった。70ドルで行きましょう」と、OKをすると、運転手役の背の高い男性が飛んできて、私たちのトランクをさっさと車のトランクに入れました。
こうして、どこか納得はしていないけれど、闘いもしないで穏やかに、車に乗り込みました。
いざ、サンクトペテルブルク市内にあるモスクワホテルへ。
私がはじめてのロシア旅行で泊まったホテルです。その後も幾たびか利用し、2002年以来です。
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