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2007年01月02日

**94号** イリヤ レーピン の家へ

 ~~~5月13日 サンクトペテルブルク郊外 にて 晴れ ~~~~~

 ミーシャの運転で、後ろの席にジーマ・ジェーニアと小さいサーシャはパパのひざの上で、助手席に私で、一路「レーピンの家」に向かっているようです。いったいどんなところなのでしょうか、まったくわかりません。

 イリヤ レーピンはこんな絵を描いています。きっとどこかで例えば絵画集とか教科書の中などで見覚えてのある絵ではありませんか?
 私がはじめて彼の絵に出会ったというか、会いたくてロシア美術館で「ボルガの船曳」(貼り付けリンクの絵画集一番下にある絵)を見たとき、なぜかとても希望を感じて、心が晴れました。つらい中にある希望です。これを乗りきればきっと未来が開けるよ、という希望を絵の中に感じました。そんな軽いテーマではないのでしょうが、でも、そのように感じる絵でした。うれしかったです。

 また、ロシア美術館の一部屋を飾る巨大な作品「議会」は、書き上げら得ている歴史上の人物それも大勢の個性がすべてわかる、表現力に体が震えるような感動をしてしまいました。

 が、そのレーピンについての知識は皆無です。ジーマが「レーピンの家に行こう」と誘ってくれたときも、「どのレーピン?まさかあの絵描きのレーピンのことですか?」と内心思ったものでした。

 サンクトペテルブルクの街からヘルシンキの方へ向かっています。左手に海が時々見え、右手側に線路が見える1本道を気持ちよく走ります。きっぱりと気持ち良い晴れの日ではありませんが、時々青空がのぞきます。気温は低く薄手コートにマフラーを巻いている私です。

 車は、大型観光バスの止まる駐車場に入りました。
 私は、日本の夏の海の家周辺の景色に似ていると思えてなりません。ずっとなにもない海辺の道で、突然、人家や喫茶店とか駐車場が出てきて人が集まっているのは、海の家です。まるでそんな感じの駐車場に止まると、少し歩きました。

 目の前にとんがり屋根の木造の建物が見えます。私たちの前に入った団体さんと「いっしょに説明を聞いて」と、博物館管理員・学芸員・警備員などみんな兼ねているような青い上っ張りを着た女性が言うままにみなで付いて部屋に入ります。ロシア語の説明ですから、私には難しいのですが、時々ジーマたちが私を心配してくれる視線を送ってくれます。

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 レーピンは、自然に囲まれたこの家でたくさんの絵画制作もしていますが、家族や友人たちとも交流をしています。人が集まるサロンのような部屋もあれば、自然光は入るが、冬にはとても寒そうな部屋でいつも生活をしていたとも。壁にはもちろん彼の作品がいくつか掛けられています。デッサンのための小物類も当時のままでしょうか、置かれています。それらロシアの民族衣装や家具類は専門家ジーマたちは、興味津々です。

 外をめぐると、まだ寒い景色の中に、それでも確実に春を感じて、彼らは喜んでいました。「花が咲いている」「木の芽が出ている」とでも言っているのでしょう。ジーマに抱かれているサーシャもご機嫌です。

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   ※ ご注意
 このレーピンの家美術館内には、トイレはありません。駐車場に新しくきれいな有料トイレがありますので、そちらで御用はお済ませくだい。


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