2006年11月21日
「検察官」は「査察官」だった
11月19日(日)毎日新聞の人気ページ「今週の本棚」には、こんなおもしろい書評が載っていました。
いままで慣れ親しんでいた、ゴーゴリー作の「検察官」が実は、「査察官」が正しいのですか。
ロシア語 ревизор を辞書で引きますと、「監査官」とか「審査官」「(鉄道)検査官」などとなっています。そうですね、「検察官」とはちょっと違う。
沼野先生は書評文中で、「この主人公は『検察官』などではない。長年放置されてきたタイトルそのものの『誤訳』を大胆に訂正しただけでも、訳者の手柄は大きい」と、記してみえます。
ロシア演劇の人気演目でロシアのだれもがきっと一度は観たことがあるだろう、ревизорの邦訳は、これからは「査察官」と呼び変えなければなりませんか。ユーゴザーパド劇場が来日公演で「検察官」を持って全国を回っていたとき、日本語の「ケンサツカン」がなかなか言えなかったロシア俳優たち。
彼らには、「ン」と続く「サ」の音が言えませんでしたね。
「ササツカン」は上手に発音できるでしょうか。今度俳優たちに言わせて、ためしてみようかな?きっと下手だと思います。

表紙もおもしろい、光文社古典新訳文庫版「査察官」浦雅春訳です。
手元にある群像社版・船木裕訳と読み比べることとしましょう。
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名古屋とその周辺にお住まいの方へ。
光文社古典新訳文庫版が並んでいる大型書店のひとつは、栄三越となりラシック5階「丸善・ラシック店」です。
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