2006年11月16日
**71号** 午後から夕方そして
==5月10日 午後 サンクトペテルブルク 民族学博物館 ===
多忙なオレクたちは、私のことも気にしているようだけれど、安心もしているよう。私が博物館のリピーターだから、少々放し飼いにしていても“困らない”だろうと、思っているようです。まあ、たしかにそうですが。
博物館の展示を見ながら、空腹がたまりません。さきほどオレクの部屋でのお茶と黒パンとクラッカーだけで満足するわけはありません(笑)。かえって消化器官が活発になって、空腹感が増します。
博物館のなかに喫茶室をみつけました。カツレツにポテトの付け合せとパンと紅茶で、満足です。
満足すると、外へ出たくなりました。博物館の外は、春の日差しがいっぱいです。コートを手にしてぶらぶら、いえ目的を持って歩きました。今夜どこかで観劇したくって、劇場のチケットを買うために、ウロウロします。
民族学博物館のあるあたりは、いくつかの劇場が集まっています。が、「本日休演」が多いのです。昨日の国民の休日の続きなのでしょうか。よくわからない。
あちこちをぶらぶらしながら、街の様子も楽みます。
寿司バーの多いこと。寿司バーは込んでいること。宣伝も派手なこと。お相撲さんを模した着ぐるみの金髪女性が、笑顔で「寿司バーにおいでよ」のチラシを配っています。異様な姿にくすくすと笑えました。
ふらふらと入ってしまった毛皮店。入ったとたんに女性店員が寄ってきて「なにか必要ならば言って下さいね」みたいに、私の動くすぐ後ろについてくるのです。私は毛皮は必要ないのですが、この際だからと、最高の毛皮コートを見てみましょう。さすがに本場、並んでいます、いろんな種類のいろんなデザインのものが。うわあ~、値札には、00000000といくつの0(ゼロ)が並んでいるのでしょうか?目がくらんだので、店を飛び出しました。
靴屋さんも覗いたら、バーゲンだったようで、込んでいた。
ケーキ屋さんは、甘い香りが店の外まで流れている。空腹ではなかったので、食指は動かず。
そんなこんなで結構歩いていると約束の時間で、あわてて博物館に戻る。言われたとおりに、玄関で待っていると、ナターシャさんが走ってやってきて「早く部屋に来て、ジーマが待っているから」。
研究室棟のオレクの部屋に行くと、オレクは席に居ず書類が広げられて入る。さっき乱れていたお茶用丸テーブルの上は片付いている。ナターシャは、帰り支度を整えている。さきほどは居なかったこの部屋の一番ボスの女性にご挨拶したら、絵葉書をくださった。
隣の部屋のジーマ、日本にいたときと同じく、リュック姿を背負って、帰り支度でやってきて、「マリインスキー劇場の切符を買いに行こう」と言う。
ナターシャもいっしょに、私は彼らにはさまれて、博物館を出ました。さて、どこへ買いに行くのかなあ?
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