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2006年10月11日

追悼 アンナ ポリトコフスカヤ記者

 すでにご存知のことでしょうが、10月7日、モスクワで、ひとりの女性ジャーナリストが待ちぶせをしていただろう人物に、ピストルで撃たれて亡くなりました。
 休日の買い物に行き、車とアパートを何回も往復して荷を運んでいる途中でのこと。きっとそのときの彼女は、仕事を離れたママと妻の顔だったろうに、ピストルを向けた奴は、ジャーリスト ポリトコフスカヤを待ち伏せ狙い撃ったのです。
 アンナ ポリトコフスカヤ記者のご冥福をお祈ります。
 犯人とその背後にいる人たちを厳しく糾弾します。

 このニュースを聞いたとき、私の頭に浮かんだのは、4つのことでした。
 
 ウクライナの作家 アンドレイ クルコフ作の「ペンギンの憂鬱」の小説。
 なにか大きな見えない、命をねらう恐ろしい人たちが闇にいることをこの小説はテーマのひとつにしています。

 映画「大統領のカウントダウン」に登場するチェチェンを取材する女性ジャーナリストのこと。ロシア人女性での設定ではなかったが、体当たりで取材をする女性ジャーナリストが活躍した、映画でした。

 モスクワ・ユーゴザーパド劇場の演目は「殺し合いをテーマにしない」と言っていた、俳優シューラのことば。「世の中、あまりにも殺し合いが多い。舞台の上までも殺し合うことは要らない」と、言っていました。

 そして、この夏の暑い日の記憶ですが、街の大型書店の書棚でみつけた、「チェチェンやめられない戦争」の本。著者はアンナ ポリトコフスカヤ記者。
 そのとき、買うべきで読むべきと思ったものの、いろんなことでいっぱいいっぱいの私だったから、「もう少し後で読むね」と、本に伝えて、一旦手にしたのを書棚に戻したのでした。
 この事件を知り、すぐに行った書店の棚に在庫はなく、いま取り寄せてもらっています。

 殺しあうことから、生まれるのは憎しみしかないはず。もう世界中の人間は長い長い歴史の中で十分に知っているはずなのに、まだわからないのでしょうか?なぜでしょうか…?
 
 ジャーナリストは、綿密な計画を立て、歩き回って現場で人に会い、取材し、あらゆる資料をさぐって、十分過ぎるほどの記録を留めて、的確な表現手段を使って発表していく人たちです。それは天から与えられている使命・役割です。
 体制側の批判や問題点の指摘や隠された真実を明らかにしていくなど、ジャーナリストがやるべき仕事です。
 
 気分感情で、匿名で、無責任な態度で、ネット掲示板に書き込んで、人を嗤うような人は絶対に、ジャーナリストではありません。

 もし、気に入らない意見があるのなら、また、間違っている視点なら、堂々と意見交換をしていけば良いではありませんか!
 それが民主主義のルールであり、私たち人類がまた歴史から学んだ、現代では保障された表現ルールでしょうに。
 意見が合わないから、あの人は嫌いだから殺す……、こんなことをぜったいに許すわけにはいかない。ロシア政府はいま、全世界がこの事件の真相解明を求めていることを、真摯に受け止めて、決してうやむやにしないで欲しい。してはならない!私も、ここ日本から熱く厳しく、プーチン大統領らに求めていきたいです。
 
 「チェチェン総合情報」 から。
 10月12日夜には、「緊急追悼集会」が東京でも開かれます。東京にいれば参加したいものです。
 
 転載をして多くに広めてほしいとの主催者の依頼に応えて、ここに内容を転載しておきます
 
    【集会の概要】

集会名: 緊急追悼集会「アンナ・ポリトコフスカヤの暗殺とロシア・チェチェン戦争」

日時 : 10月12日(木)19時00分~21時00分(開場18時30分)

会場 : 文京区民センター 2A (210名収容可)

地図 : http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_academy_shisetsu_gakusyubunka_kumincenter.html

交通 : 交通:地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園」駅徒歩5分/地下鉄三田線「春日」駅A2出口真上・大江戸線春日徒歩1分


参加費: 300円 (可能な方はお見舞金への協力をお願いします)

共催 : チェチェン連絡会議 市民平和基金 チェチェンニュース編集室 チェチェンの子どもを支援する会 ハッサン・バイエフを呼ぶ会 社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会

後援 : DAYS JAPAN 週刊金曜日

連絡先:editor*chechennews.org (*を@に置き換えてください)

   【内容】

報告: 林克明(ノンフィクションライター)「ポリトコフスカヤという人・事件の経過報告」
     稲垣收(フリージャーナリスト・翻訳家)「ポスト・ソビエト時代の報道弾圧の歴史」

司会: 青山正(市民平和基金代表)

共催各団体からのメッセージ・アピール 追悼文または共同声明の読み上げ

                                              以上


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