2006年09月20日
ロシア料理を食べながら
晩夏のある日、この秋から住まいと仕事先も変える友の、送別会みたいな食事会を、ふたりで急に開催しました。
だれでも人生いろんな苦しいことがあるもので、大人の女性は、それはそれで苦しい日々を送ってもいるのです。そんな私たちにぴったりな食事は、心温まるロシア料理だと思いまして、と、あるロシア料理店へ。
グルジアワインで、まず乾杯。その後料理は、前菜、ザクースカで、野菜サラダと塩漬魚とハムなど。だんだん話を弾んできて、ピロシキは、ラグビーボール形で、具はさっぱりとキャベツやゆで卵など。
「ロシア料理もグルジアワインもはじめてよ」と言いながら、友は飲んで食べて話して。人生に予定ではなかった転勤に、「まあ仕様がないか」と言いつつ、親のこと、自分の健康のことなども当然心配しています。
ボルシチに「わあ、美味しい。ロシアの人は毎日これ食べているの?」と、言いながら、ワインが程よく体をめぐり、ますます舌もなめらかに話は進みます。

魚料理には箸が添えられ、「ああ、やっぱり日本人はこれでなければ…」。鯛のホイル焼きです。美味です。
きのこのクリーム煮は、パン生地のふたをかぶせられて焼かれて、「つぼ焼ききのこ」と、呼ばれています。「ああ、美味しい~~!!」と、喜んでいる友。

紅茶には、木の実類のジャムも添えられて、甘く良い香り。
「まあ、どこにいても、元気でやっていきましょうね。また、いつでも会えるしさ」。ジャムをなめながら、新しい地でも、しっかりやっていくしかないと、決意を新たにしています。
私はすっかりワインに酔って、「ロシア料理は、身も心も温めてくれるから、ここへ連れてきて大正解だった」と、喜んでおります。
「すっかり満腹だぁ」。仕事場だけの付き合いで、いっしょに食事をしたのもはじめてなら、こんなに話し込んだのもはじめて。そんな2人の間には、ロシアの料理がありました。
ふたりで飲み干せなかったワイン。店主にコルク栓をしっかり閉めてもらい、友はそれを抱えて、あと少しの名古屋の街を、家路に戻っていきました。
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