2006年08月24日
60号 見学者の報告1
女優でも演出家でも、舞台関係業界人でもない私。なぜ、チェルカスキィ セルゲイ教授の「演出家育成ワークショップ」などを聴講しに、1泊2日の東京への旅に出かけたのか。まず、そこからはじめましょう。
《1》セルゲイ先生とは、1999年5月のサンクトペテルブルクへの旅のときに、ホントにちょっとだけお会いしたことがあります。その旅は、城谷(当時は西宮)小夜子さんと行く旅で、私には2度目のサンクトペテルブルクでした。演劇大学見学や演劇学生たちとの交流しました。でも、そのころの私は、ロシア演劇のすごさもなにも、まだ知らないのでした。
《2》小夜子さんは、その後、セルゲイ先生と熱い交流を続けていて、時々彼女からセルゲイ先生のことが聞こえてきました。
《3》セルゲイ先生が来日されることを、6月ころ小夜子さんから知り、「セルゲイ先生を日本案内したい、歌舞伎に京都へなどぜひお連れしたい」と言っていました。
《4》その歌舞伎鑑賞会を小夜子さんが企画して、私も誘っていただいたので暑い日、東京歌舞伎座へ出かけたのでした。そうです。「ロシア人ご夫婦と歌舞伎鑑賞予定」は、セルゲイ先生とガリーナ先生のことでした。
当日、両先生には会えませんでしたが、「ぜひ、お会いしたい」に気持ちは高まっていました。
《5》愛称くにさんこと、野崎美子さんに、お会いしたい。彼女は、チェルカスキィワークショップの通訳を働いているだろうと思い込んでいました。が、行ってわかったのですが、受講生として勉強していました。
《6》何度もモスクワへ通い、ユーゴザーパド劇場の芝居を見ていて、いま、とても興味があるのは、ロシアの俳優教育とその内容です。いつかは、モスクワの国立演劇大学(GITIS)を見学したいと思っています。
《7》とは言っても、そんなに簡単にしろうとの私が演劇大学を見学できません。なにより言葉が問題です、大問題です。
《8》「こんな楽しい企画があります。ぜひ見学においでください」と、日露演劇会議からのメールが届きました。
《9》ワークショップ後半は、私の休日と重なっています。
《10》日本にいて、ロシア演劇教育の大教授のお話しが聞けるのは、なんという幸福なことでしょう。この機会を逃すものか!!
《11》ロシア語が聞きたい。
《12》ほか、いろいろ。
以上、11点 +α の理由により、東京へ駆けつけたのでした。
わくわくして新幹線の座席指定券も用意していた月曜日21日の朝、家を出る間際にちょっとアクシデントで、時間どおりにことがすすまなくなってしまい、座席指定券を自由席にしてしまい、予定より2時間遅れて新宿へ着いたのです。
腹ごしらえをしたりして、イザ会場の「芸能花伝社」なる建物を探しました。ナント!カバンに入れたつもりの会場地図が見当たらないので、記憶にある「新宿オークタワー」を周辺をウロウロして時間がかかってしまう。どこなの??
まったくドジな自分に、あきれながら炎天下を歩きました。
と、目の前に幼稚園と続く小学校のような建物。その看板が「芸能花伝社」です。
あっ、やっとみつけた。そして、建物の中でウロウロしていると、親切に「ワークショップはあちらの建物ですよ」と教えてくださって、やっと会場へ到着です。
歴史ある小学校のまわりがどんどんと繁華街になり、生徒数の減少で廃校となった新宿淀橋第3小学校。その後が「芸能花伝社」となっています。くわしくはここを、クリックしてね。ワークショップ会場は、すぐ隣の幼稚園だったところです。
ビルの間の木々の多い、とても気持ちの良いところです。なんというか、子どものころの夏休みの出校日の午後のような気分です。暑いけれど涼しく、いつも騒がしいところだけれど静かで、知恵の気があふれているような、そんな場所です。
会場から、ロシア語と大きな声の通訳の日本語が聞こえます。窓から見える受講生たちの真剣なまなざしと、予想したよりも多い人数に、ややびっくりしました。
休憩時間となって、日露演劇会議の村井健さんからセルゲイ先生を紹介していただきました。
「あっ、オレク リシェンコに、似ている!」。セルゲイ先生と、8年前にお会いしたときの記憶は、もう定かではなかったことに気がつくと同時に、去年万博ロシア館へやってきていた、サンクトペテルブルク民族学博物館のオレクとお顔立ちがそっくりで、その後、つい私は「オレク」とセルゲイ先生を呼んだことが、3回くらいありました。
セルゲイ先生は、お背が高くスマートで、足が長く、キラキラ光る眼ととてもわかりやすい丁寧なロシア語を話されます。俳優シューラや演出家ベリャーコッビチ氏らと同じの俳優口調です。魅力的です。すてきです。
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ずいぶん昔、西宮小夜子さんに指導をしていただいた者です。現在もお元気で活動されているのでしょうか?
西宮小夜子さんはいま、城谷小夜子さんと名乗り、ご活躍です。
「和の輪」という劇団をつくっています。
http://www.wanowa.org/index.html