2006年08月24日
59号 「ナウカ」、まもなく閉店
8月22日午前の東京神田の町も暑かった。他のどの店も素通りして、「ナウカ」をめざしました。もう、8月も残り少ない、つまり「ナウカ」がこうしてドアを開けて客を待つのも、あと少しだから。
店の奥では、そのとき男女6人ほどが働いていました。かかってくる電話の前で頭を下げていたり、書類のたばを手にしていたり。
店内の本たちは、けっこうの冊数の本が、いまもこれからも手にとってくれる人を待ち続けているようです。私は、店に入るまで「きっともう在庫も少なくなっているだろう」と“期待”していたのが、ちょっと裏切られるように、たくさん並んでいます。
8月22日の毎日新聞夕刊「ナウカ書店・ロシア語の老舗が最後の奮闘」によると「14万冊の在庫」ですか!彼らはどうなるのでしょうか?
ハードカバーの本はきっとどれも貴重な本でしょう。本国ロシアでも、すでにお目にかかれないような貴重なものもあるでしょう。が、お値段もそれなりに高く、モスクワでの同じものと比べれば=ロシアは本が安い=数倍の値の高さと思われます。「うわっ 高い!」とつい、口を出そうでした。
いま、成田空港からアエロフロートのモスクワ行きが毎日出航し、ビザ申請などはあるものの、ロシア入国も簡単になり、町の本屋で並ぶ、豊富で安い本をどれだけ買ってもそれは、自由となっています。機内で、「本の買出しにモスクワへ」という日本人に会ったこともあります。
と、言いましても、ちょっと「モスクワへ買出し」とはならないから、「ナウカ」があり、飛行機代ほかが含まれての値段設定で販売されているのですが、わかりますが、複雑な思いです。
エッ?14万冊在庫をどれだけ減らしてきたのか?ですか。スミマセン。ほとんど協力できませんでした。
あのドアが開いているのも、あと1週間だけのことです。
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