2006年05月23日
** 9 ** 何を着るべきか
==5月3日 モスクワサリュートホテル~ ==
「暑~い」と目が覚めて、カーテンの隙間からの日差しと締め切った部屋の重い空気、遠くの車の音に、ああ、ホテルの部屋だったかと、気がつく。部屋の暖房はもう止まっているのですが、暑い。気温がかなり高くなっている模様です。
ああ、9時か。朝食へ行かねば!せっかく朝食付きで泊まっているのですもの、ちゃんと朝食はいただかねばなりません。ささぁと簡単に身支度をして、1階のレストランへ。
このホテル宿泊階へ入るには、エレベータホールの扉の前にいるガードマン氏に宿泊カードを見せなければなりません。そして、そのカードは、朝食許可書ともなっています。
レストランでそれを示すと、「どこでもいいから座ってください」。
このレストランは、以前は、各自に豪勢な朝食が配膳されていた。どうしてこんなに量が多いの?と疑問にもつような朝食だった。多くの客が残していたのですもの。いまは好きなものを好きなだけどうぞ、とバイキング形式で、食べるのが楽しくなりました。
これでもかの朝食だったころは、わざと暗くした濃い青いブランドが重苦しいレストランだったが、いまはカーテンを替えて明るくなり、照明も明るくなって外の光を取り入れて、気持ちが良い。
ハム・チーズ・各種サラダ・ヨーグルト・ミルク粥・かわいい小さなピロシキ・紅茶・オレンジジュースをのんびりといただきました。もちろんメニューはその他いろいろあります。
昨日、ホテルの部屋に入ってすぐに、コースチャに電話をして、「4日に必ず会いましょう」と約束をしました。その後、シューラは妻のターニャに電話をして、「いつダーチャへ行けるのか」を妻と確認していました。どうも昨日は、朝から出ていてそのまま私を空港へ迎えに来たようで、「私が来た」ことでの彼らの行動計画相談がやっとまとまったようです。4日にコースチャに会うことは難しくなりそう…。
そんなことを思い返しながら済ませた朝食です。
そして、私はもう一度眠ります。今夜は芝居を見に行きます。観劇中に眠るわけにはいきません。だから、いま眠っておき絶好調状態で劇場へ行きたい。
部屋に戻る途中、掃除係りの女性に「きょうは部屋の掃除は要らない」と告げて、ドアの鍵をしっかり閉めてカーテンも閉めて、ばたりとベッドへ。すぐに眠りにつきました。
…
…
…
どれくらい眠ったでしょうか。ますます外は日差しが強く、部屋は暑くなっています。
テレビを見ながら、トランクの整理です。持ってきたおみやげを、これはモスクワで、これはサンクトペテルブルクでと、分けて。きょう、劇場の俳優たちへ持っていくおみやげを出して…。
テレビでは、戦争ものドラマや兵隊たちのコメディ劇でしょうか、近づく5月9日の戦勝記念日を意識した番組ばかりのようです。その若い兵隊たちの生活をテーマにしたドラマを、横目で見ていたら、兵隊役のひとりがユーゴザーパド劇場の若い俳優デニスに、似ているように見え、「シューラに聞いてみよう」。
お風呂にもゆっくり入って、お湯が熱くって満足、満足です。
すぐに約束の17時になってしまいました。さて、何を着て行ったら良いのでしょうか?暑いのです。今回の荷物は、悩ましかった。寒いかしらとセーターやタイツ、手袋なども用意し、でも軽い薄手上着、ブラウスや半そでTシャツも忘れずに入れて。が、どうもいきなり、薄手ブラウスで出かけてもよさそうです。
俳優は時間にもうるさいので、遅れたら怒られます。急いで1階へ降りていったらちょうどシューラも着いたところです。
「どう、よく眠れたかい?」と、顔を覗き込まれたら、「その顔は良く眠った顔だ」。
でも、私のカバンには、眠気防止の魔法シール「眠気トールパッチ」が入っているのです。だって、芝居の始まる時間は日本時間深夜0時からです。そして、芝居は「検察官」、これを見るためにきょう、わたしはここにいるのです。眠ってはいられません。
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