2006年03月03日
♪ 16号 ♪ 言葉は壁でしょうか?
ロシアからやってくる彼らの芝居は、もちろんロシア語で演じられます。「ロシア語でせりふを言われては、わからん」と多くの日本人が申されます。日本人の中のほんの一部のロシア語達人だけが、わかるだけですから、ご安心ください。まもなく来日、公演する劇場・アートスフィアに集まった観客のほとんどは、ロシア語せりふがわかりません。だから、字幕スーパーが用意されています。舞台の両脇に電光掲示板形式で、日本語訳が表示されるでしょう。
ロシア語せりふがわからなくとも、ぜひ聴いてください。俳優の語るロシア語とせりふ回しを聴いてください。小さい声でのせりふも聴こえます。早口でしゅべるせりふは歌のように聴こえます。
「ロシア語だからわからん」と、観客が言葉の「壁」をつくると、もう届きません。「どうせわからなんのだから、めったに聴けないロシア語を聴いてみよう」とか「俳優の声を聴いてみよう」とか「ちょっと知っているロシア語があるかも」など、「壁」を打破してみてください。せりふはわからないです。でも、聴いているとわかってきます。
それは、俳優が心をこめて演じているからです。せりふが俳優の身体の中から発せられる俳優の心がこもった声だからです。
「ロシア語芝居だからどうせわからんから、俳優を見て聴いていましょう」と、そんなノリで楽しんでください。俳優は、みんなかっこ良いです。手も足も長くって、顔が小さくって。でも、太目やオッサン顔やかなり年季の入った顔も。もちろん若手の惚れ惚れするだろう俳優もいます。
お芝居は、楽しまなくちゃあ。それが一番大事です。客席に着いたら、大きく息を吐いて、リラックスしてください。とっても楽しい時間がすごせます。きっと。
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