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2006年02月28日

46号 明けた朝には。

===1月6日 朝===

 「早起きしよう」の決意をしなくとも、日本から来て日の浅い旅人は、いやでも早起きができます。
 昨夜決めていた「もうヘルシンキに行こう」。だから、もう荷物を持ってサンクトペテルブルクを引き上げる……?

 いいえ。目覚めたら、そんなことすっかり忘れてしまいました。きょうは、ジーマたちの「民族学博物館」へ行きます。オレクも帰ってきます。レナには、お礼を申し上げなければなりません。大事な彼らをそのままにして、私がヘルシンキでもどこへでも、行ってはなりません。

 昨日、レナが「朝食にしなさい」と渡してくれた包みを開けると、ピロシキが入っています。熱いコーヒーにミルクをたくさん入れて、ピロシキを食べたらすっごく元気が出てきました。いつもどおり、ガリーナさんとおしゃべりをします。
 「テレビでは、アメリカ映画やアニメが多くなって、とてもイヤだ。アメリカのものは、騒々しい、きれいではない。ロシアの映画やアニメはとてもおもしろいから。遠慮しないでテレビを見てね」。
 テレビは、台所のとなりのホールにあって、イスがいくつも並ぶくつろげるスペースですが、いままでテレビは見ていない。

 「きょうは、もう一組お客さんが来ますよ」。と、ガリーナさん。さて、どんな方でしょうかしら。

 きょうも外は曇り空。町は静かです。どのようにして、民族学博物館まで行くこととしようかな。たくさんの荷物=おみやげなどを持って、それもたくさんで重い。抱えて歩いて行こうか……。ちょっとムリ。タクシーか。まだひとりでタクシーを拾う、という経験はないから、ちょっとねえ。
 窓から外を見て、しばらく考えていました。と、パッとひらめきが……。


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