2006年02月12日
♪ 12号 ♪ ロシアの公演方法
モスクワユーゴザーパド劇場だけではなく、ロシアでのほとんどの劇場演劇公演は、日替わり公演となっています。レパートリー制です。日本語こちらへ。
日本のように、「女優○○出演・なんちゃら・1ヶ月公演」とか、「3ヶ月、ロングラン公演中」など、ひとつの芝居がひとつの劇場で毎日公演などは、ロシアではほとんどないでしょう。
ユーゴザーパド劇場とは、劇場の建物の名前であり、演劇集団の名前であり、会社の名前?でもあります。俳優シューラは、そこに就職をしている俳優です。彼の職場がユーゴザーパド劇場です。
例えば、「ロミオとジュリエット」の公演は、ひと月に1~2回あるかどうかです。きょう、公演されても明日はたぶん公演されません。もちろん公演スケジュールは、2ヶ月前に発表され、チケットが販売されるので、ファンたちはいつもチェックしています。
出演の俳優たちは、毎日自分の「役」が違うわけです。昨日は、悲劇の「ロミオ」、きょうはコミカルな「熊」、明日は爆笑喜劇の「女役」など。それは、高度な演劇技術を持っていることも必要ですが、一番大事は、「心のつくりかた」です。毎日出番が終われば、きょうのことは忘れて、明日のことを創るわけですから、「前だけ」を見ての俳優活動です。もちろん、毎日全力投球の全身全霊を舞台にかけるわけですから、その「心のつくりかた」は、私など想像ができない厳しいものでしょう。
レパートリー制で公演できるロシアの演劇のレベルは相当なものなのです。
俳優たちは、基本的に芝居のことだけを考えていれば良いのです。例えば、衣装担当者は、俳優が楽屋に入ったときには、その日の俳優の衣装・小道具などはすべて楽屋に用意されています。
公演チケットを俳優が売り歩くこともありません。宣伝・チケット管理などは担当者の仕事です。
俳優は最高の演技を見せることが大事な仕事です。
いつも思うのです。シューラの頭の中と身体には、いくつの役があって、どれだけのせりふが入っているのでしょう。なんにも覚えられない私のオバカ頭では、想像を絶するものです。
Trackback on "♪ 12号 ♪ ロシアの公演方法"
"♪ 12号 ♪ ロシアの公演方法"へのトラックバックはまだありません。
"♪ 12号 ♪ ロシアの公演方法"へのコメントはまだありません。