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2006年01月14日

14号 フィンランド航空で。

 今回の旅は、成田~モスクワ往復アエロフロートチケットが買えませんでした。フィンランド航空にしました。フィンエアーは、私の「はじめてのロシア行き」に利用し、なかなか気に入りなんの不安もないので、少々値段が高いことは問題ですが関空からヘルシンキまで飛び立つこととしました。

 === 1月2日 のこと ====

 2日早朝、名古屋~京都~関空と列車を乗り継ぎ9時半に到着した関空は、思いのほか空いていて、チェックインもスムーズです。家を出てすぐに気が付いた忘れ物があります。腕時計です。はめていなくともなんとかなるけれど、携帯電話でなんとかなるけれど、やはり腕時計が欲しい。関空免税店で一番安い腕時計を買いました。この時計が、フィットしてとても気に入ってしまいました。もちろん旅の間とても役立ちました。

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 しっかり持ってきた大事なものがあります。マスクです。空港・機内の必需品です。風邪予防や乾燥対策など、ゼッタイのおすすめ品です。300円くらいのガーゼマスク。これには助けられます。

 定刻どおりの出発です。フィンエアーの客室アテンダントたちは、離陸・着陸時は黒い革手袋を装着して「気を入れてます!!」と見せてくれます。いや、見せるためにそうしているのではありません。1番に安全のためです。前回乗ったときもこの黒革手袋にマイってしまったのですが、今回もとても“安心”出来る気持ちをもらいました。

 座席前のポケットには、ペットボトル水=エビアン180ミリがあらかじめ入っています!!

 隣りの席には、フィンランド語を話し、日本語を少しだけ話す白人女性が座っています。「どこへ行くのですか?」と聞かれたので「サンクトペテブルクよ」と日本語で答えれば、なにかとても驚く彼女です。「私は行っていないわ」。

 周りを見れば、日本人団体が多くいます。斜め前の席の女性たちは「地球の歩き方・イタリア」です。あとで知り合った女性たちは「スペインへ行くのよ~!」。どうも、各旅行会社のツアー団員たちです。添乗員氏が、席を回ったりしています。機内は満席です。

 ロシア語はどこからも聞こえてきません。なんだかさびしいので、眠ります。

 食事タイムに起きて、ワインをもらい温かい肉料理をいただきました。日本そばもついています。隣りのフィンランド女性は「これはわさびですね。辛いですね」と言い、その隣りの男性に「食べるな」とでも言ったようです。ふたりともわさびを皿の下に隠しました。

 満腹になり、また眠ります。映画もイヤホン音楽もさすがフィンエアーです。とても音が良いし、画質がきれいだし。途中、トイレに立って、配膳室のところをのぞくとナント!!オレンジジュース・りんごジュース・ウーロン茶・水が飲み放題、塩味のプリッツエルが小袋に入ってとり放題!!すっごくうれしいです。

finea.jpg


 ロシアのA航空会社に乗ったとき、水だけだったよ。ペットボトルがドンと置いてありその横に紙コップが置いてあっただけだった。
 F がこんなにできるのに、なぜ A はできないのかなあ? 何て考えても疲れるのでまた眠る。ロシア国上空を飛んでいる。窓のそばではないので下の景色は見えないが、見ている人たちがそれなりに興奮をしている。まっ白でどこまでも続く大地の上には赤い太陽もいつまでも続いている。

 10時間ちょっとのフライト。着陸2時間前にまた食事。配られたのはカレーライスです。辛口です。苦手です。でも食べてしまいました。が、ずっと口の中はカレーでした。これはちょっと × でした。
 機内での10時間は、うつらうつらしながらです。眠いけれどしっかり眠ったような爽快感はありません。と、言っても不快感もなくの機内でした。

 ヘルシンキ到着は、現地時間15時20分です。降りるとすぐに乗り継ぎチェックです。怪しい物を持って空港内に入っていないかをボディチェックをうけて、待合室へ入れます。ヘルシンキ空港の案内板には、日本語も書かれており「ここはどこかな?」です。

 さあて、この待合室というかホールで4時間30分待ちます。

 まずはなによりもビールです。諸般の事情で機内でビールは飲まないので(←狭いトイレは嫌い)、ずっと待っていました。あれ?でも何語で注文すれば良いのかな?わからないけれど、「ピーバ ダイチェ」で通じました。おつまみは小袋で売っていたピーナッツにして、ドルで支払い、ユーロのおつりをもらいました。そうです。フィンランドもユーロ国でした。

 美味しいビールでした。そして、やっとあたりを見回すと、広くって清潔で静かな空港です。余分な音がなにもない空港です。そして、係員たちが笑顔です。その笑顔のステキなこと。心のないマニュアル笑顔ではありません。余裕の笑顔です。疲れが吹っ飛びます。

 待合室の一角に「子ども遊び部屋」があります。ガラス張りの部屋には清潔な遊び道具があり、子供たちはキャッキャッと遊んでいます。が、その声は外には少しだけ聞こえるだけです。
 荷物カートとは別に子供用乗り物があります。それが可愛いし、ちょっと旗が立ったような「目印」は子供が乗っていることが誰の目に明らかな乗り物です。これは子どもを連れて空港内を移動するにも安心ですね。余談ですが、成田などで見かける大きなトランクの上に子どもを乗せて移動するのは、極めて危険です。

 ヘルシンキ発サンクトペテルブルク行きは、19時55分発。乗る前にサンドイッチで腹ごしらえです。先ほどおつりでもらった10ユーロを使いきろうと思って。
 本を読んだり、音楽を聴いたりしてはいたものの、ああ、長い待ち時間。少々飽きてきました。少々寒くなってもきました。

 St.Peter.の空港へは、ジィーマが迎えに来てくれます。なんだかすでにドキドキしている私です。会って最初に何を言うべきかと予習もしておきます。

 やっと「St.Peter.へ行きのお客さまはご搭乗口へお集まりください」とフィンランド語放送が入り、アッ、それは私は聞き取れませんが、わかりました。だってすでに搭乗口にいるのですもの。

 お客は少しだけです。チケットをもぎって、機内へのバスは1回だけで全部のお客を運びました。機内に入るとロシア語で、「自由席です。ご自由にどうぞ」。
 おお、ロシア語です。エッ!自由席です。それほどがらがらでした。
 そして、すぐに飛び立って「シャンペンをお配りします」。シャンペンも好きです。が、かなり緊張してきた私です。注がれた美味しいシャンペンがなぜか全部飲めません。

 すぐに着陸です。でも出発が遅れたので、到着は予定のSt.Peter.時間21時50分を20分ほど遅れました。

 St.Peter.プルコヴォ空港です。モスクワのあの蜂の巣天井のシェレメチボ空港とは違い、明るい空港です。パスポート検査もすぐに終えて、荷物はもうストップしているターンテーブルの上で、すでに私を待っています。私はもう一刻でも早くジィーマに会いたくって、荷物を「ヨイショッ!!」と引きおろし、出口へ。
 税関審査などに届けるものはいっさいないし、現金も最小額しか持っておりません。が、出口はどこだろうか?トランクを持って、アッチかな?コッチかな?としていると、デカイ身体の空港職員男性ふたりが、指差して「アッチから出なさい」。

 アッチへ行ったらその向うに、迎えに来ている人々の顔がありました。何人かの顔の中にはジィーマの顔はありません。  ………?

 少し離れたところで、ちょっぴり恥ずかしそうな笑顔で立っているジィーマです。私は駆けつけました。ふたりで飛び上がって、いや冷静沈着なジィーマは飛び上がりません。私だけが飛び上がって、再会を喜びました。結局何も言えません。

 「さあ、車へ」。
 「アッ、あの、トイレはどこ?」
 
 再会を喜び合った私の最初のことばは色気がありませんでした。

 St.Peter.は、暖かいです。細かい雪が降っていますが、冷たい風は吹いていません。名古屋のこのところの寒さに比べたら、「うああ!暖かい」と思わず言っていました。
 
    さあ、旅が始まります。


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