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2005年10月14日

【 51号 】 買い物に行きましょう

 ~~~8月7日 午後 暑いモスクワ ~~~~~

 約束の午後1時、ホテル1階に降りるとすでにシューラがいました。
 会うなり、「マルレンって知っていますか?」と聞かれて驚きました。
 
 「知っています。EXPOで名古屋に来ていた人。いまはモスクワにいるよ。ВВЦ(全ロシア展覧会センター)で仕事をしている人です。とっても優しい人ですよ」。

 「彼が君に会いたいって。電話があったよ」。

 マルレンさんから?私は彼には直接モスクワに来ることは伝えていないけれど、ロシア館のスタッフのだれかが連絡をしてくれたのでしょう。会いたいマルレンさんです、うれしいです。

 「そしてね、(コースチャのお姉さん)ユリアからも電話があって、明日会う約束をしたよ。彼女も君に会いたいって」。ユリアさんは先日お会いした時、「日本へ弟へ持って行ってほしいものがある」と言ってみえたので、もう一度会うことは予定していた。

 シューラは、「マラトの家に行く前にまず買い物をして、それから僕の家に行って、マラトの家に行こう」。私は「日本にいるロシア人から頼まれたものがあるから、それを買うつもり」。

 モスクワ市の南西部地域、ユーゴザーアパドナヤの地下鉄駅周辺のごちゃごちゃといろんなお店のある中のシューラのお気に入りお店へまず行く。

 天井の高いホールの中にそれぞれ専門店が入っているお店です。ドアを開けるとすぐにケーキ屋さんがあります。
 「マラトへのおみやげはケーキにしますか?」と聞くと、シューラの返事は「ケーキはいらないってマラトは言ったよ」と、言いながらシューラの目はケーキをあれこれ見ています。そして、「きょうはいらないけれど明日は買いましょう」ですって。明日はシューラの家での夕食会だから。

 お菓子売り場で私は頼まれたチョコレートを発見。万博ロシア館メンバーが「食べたい」と叫んでいたものです。「いま買うのですか?この店は安いけれど、次にここで買いなさい」。そうしましょう。

 他のお店なども覗きながら、お菓子や子ども達への小さいお土産などを買いました。

 外に売っているすいかを私は「食べたい!買いたい!」と叫び買いました。(1キロ10ルーブルだよ)の手書きの看板の下にある量りにスイカを乗せて、シューラが小声で言う「アゼルバイジャンの兄さん」に100ルーブル払いました。と、シューラは兄さんに「本当に赤いスイカかい?切って見せてよ」と言う。兄さんは水につけてあった包丁をすいかの頭に深く刺して器用に“四角すい型”を切り出しました。赤い色のすいかでシューラは納得していました。

 「赤色だと思って買うと黒いすいかもあるから」。ホントかな?

 買い物したいろいろと10キロのスイカを持っていても平気なシューラ。私は手ぶらで賑やかな市場方面へ。「ぶどうはどう?」と言う彼に、大きいすいかを指差して「もういらないよ~」と言ったあとで、(アッ、シューラはぶどうだったのね)と気がつく私でした。
 
 暑いです。夏の日です。でも名古屋の暑さにくらべりゃあ何のこともない。でも、暑い。

 そこからほど近いシューラの家に行く。もう何度も来ている集合住宅街です。古い住宅を壊して、少しづつ新しくしているらしく、いつ来てもご近所のどこかが工事をしているようです。「僕の家が新しくなるのはいつかなあ?」と、いつも言っていますが、まだまだのよう。

 外で遊ぶ5~6人の子ども達がいます。そのなかのひとりが私に手を振り笑っています。「だれかな?」シューラの次男のジィーマ君です。「うわあ、背が伸びた」10歳です。肩幅も広くなり少年らしくなりました。日本語で「こんにちは」とあいさつをしてくれます。「こんにちは」っと大きな声であいさつをすると彼らは笑います。

 集合住宅の1階にあるシューラの家。ドアをあけると妻のターニャさんが待っていました。女優として活躍しようと思っていたときにシューラと出会って結婚しちゃったので、「女優をやめた」という美人のターニャは、また大きくなっていました。ロシア女性はある年齢を超えると、大きくなってしまうのです。特に腰まわりとかが。

 シューラは私に氷を入れたりんごジュースを飲ませてくれました。私が氷をばりばり食べたら、ターニャは驚きます。「エッ!!氷を食べるのですか。エッ!!大丈夫ですか??」と。
 氷を使うというのは彼らの生活にあまりなく、シューラは舞台公演で各国に行っているのでこの氷入りを知っているけれど、ターニャにはとても不思議そうでした。

 子ども達とは時間の約束をしてあったのでしょうか。アリョーシャが帰ってきて、外で遊んでいたジィーマも家に入ってきて、ふたりは「暑いよ~」と言ってジュースを飲んでいます。シューラは3人の子のパパですから、もうひとり小さいポーリャは寝ていました。「彼女が起きたらマラトの家に行こう」です。
 


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