2005年09月29日
1号 「ありがとう」はやすらぎのことばですね
9月25日で愛知県で開催されていた万国博覧会は終わりました。
私が毎回通ったロシア館での様々を開催中できるだけリアルタイムに書くつもりでした。が、間に合いませんでした。でも書いておきたいです。が、全て過去形になるような文章は、実は好きではありません。過去のことですが、未来につなげていけるような文章を書いておきたいのです。
新しいカテゴリーをつくります。いままでの「愛知万博ロシア館周辺を勝手に通信」を、発展させて、「ありがとう 万博とロシア館ほか」と、題名をつけました。
万博を中心にロシア館ほかなどでも出会った、人・自然・文化・芸術・感動などを書いていきますね。どうぞよろしくお願いいたします。
☆☆☆☆☆ 9月25日のこと ☆
閉幕日、もちろんなにがあっても会場へ行くつもりです。でも、あまり並びたくない。愛用の名古屋駅メルサバスセンターからのシャトルバス、開幕当初は、バスの方がたくさん並んで客を待っており、2~3人を乗せだけでも出発したこともありました。が、後半は、客が長蛇の列で1時間以上待ちという状況も多々ありました。
込むだろう時間をはずして行こう。
朝、家でゆっくりお茶を飲み、家人の「万博が終わったら家の片付けをせよ」との提言を素直に聞き、「きょうは、帰ってくるのか?帰ってこれるのか?相当の混雑になるのではないか?」。
「はい、必ず帰ってきますよ。(いつも帰ってきている!!)客を帰らせなければ万博は終わらんし」。「そうだね、関係者は打ち上げができないな。関係者は今夜大打ち上げだろう」など、酒好き人が考える路線はとってもわかりやすい。
さて、午前10時55分メルサ到着。おお、バスが私たちを待っている。すんなりバスに乗れる。11時バスは東ゲートにむけて発車。バスの席はほとんど埋まっている。でも、きょうはいつもとちょっと違う。「万博行きスタイル」とは違う、ビジネススタイルでの万博行きの人、主に男性が目につく。閉幕式などのセレモニー参加者だろう。
後ろの席の会話が聞こえてくる。「はじめて万博へ行くのです。まあ、会場がどんなものか見ておこうとおもいましてね」と、男性の声。その隣りの男性はビジネススタイル。「東京から閉会のためにきたのです。あるパビリオンに関わる仕事をしてまして。万博をやっている時よりも、開幕前の仕事が忙しかったですが……」などと話されている。
バスの窓からの景色は、高速道路の高い位置から見える名古屋の東へ向かう町並み。この景色を何回見ただろうかなど、すでに私の胸は「グチュグチュになりそう」モードです。
バスは、予定通り40分ほどで東ゲートのバス駐車場へ。東ゲートの様子はバスを降りたときに見える。と、なんにも込んでいないではありませんか!!警備員に「きょうは空いてますねぇ?」と問えば「いいえ、ほんの30~40分前まで、ここはタイヘンでした。その波が過ぎたところですよ」と真っ黒に日焼けした顔の汗を拭いています。
「長い間ご苦労様でしたね。あと、今日一日ご苦労さまです」と声をかけると、彼は、「ありがとうございます」と元気に返してくれました。
東ゲートをくぐったのはメルサを出てから45分後です。早い!!さあ、ロシア館を目指して歩きます。
~~この間はまた追って~~
ロシア館で手伝ったりして、私の万博最後の日が終えようとしています。午後7時ロシア館のドアも閉ざされました。日本人スタッフと少しお話しができ再会を約束して、私は、午後8時会場を後にしました。場内では、まだまだ賑やかにお別れセレモニーが催されています。
何度も歩き回った空中回路=グローバルループは、木製の足に優しい通路です。歩いていくと万博の景色全部を堪能できます。きょうは、ここをゆっくり歩いておきたい。人ごみの中をのんびり歩いて東ゲートへ向かいましょう。
会場にまだまだ多くいる人たちの顔がとても優しく見える。
会場内で働く人たちが「ありがとうございます」と声をかけてくれる。案内係・警備員・ボラの人たちも。トイレに入れば掃除担当の人も「ありがとうございます」と声をかけてくれます。つい、私も「いつもきれいにお掃除をしてくださってありがとうございます」と。
東ゲートの前では、担当職員たちが並んで、客との写真に収まったり、握手をしたり…。客もだれもが「ありがとう。ごくろうさまでした」と彼らに声をかけています。もうすでに涙ぐむ職員もいます。
「ありがとうございます」
「こちらこそありがとうございます」
このやりとりが溢れていました。これはすごいことです。と、同時になんとも優しい空気が流れています。こんなに人が集まっているのに、です。
「ありがとうございます」。最高の癒しのことばです。やすらぎを与えることが出来るし、与えられる言葉です。
「ありがとうございます」。大事にしたい言葉です。
東ゲートからバス乗り場まで、私の頭の中は「ありがとう」で溢れていました。もちろんあちこちから聞こえてくるのです。バス乗り場整理担当の若者達からも、客から彼らへも。バスの運転手にも。彼からも。客同士も……。
万博最後の日は、「ありがとう」が溢れている日でした。 そして私ももちろん「万博、ありがとう」です。
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