2005年09月12日
149号 民族学者のミニ講演 ロシア語サロン
9月11日午後、日本ユーラシア協会主催の「ロシア語サロン」に、ゲストとして招かれたのは、ジーマ バラノフさんです。テーマは彼の民族学者の仕事についてです。
とっても面白い興味深いお話しでした。最初の第一声から、参加者のこころをぐっとつかんで、ぐんぐん話しの世界に引き込まれました。ロシアの北の村での調査活動でわかったカルドゥーニャ(魔術師・占い師・・治療師などの要素を含む女性)の存在などを中心に学術的に話されました。

ロシアのあの大地に生きる人々の中の人間の力では解明ができない不思議の世界が、いまも生活に役立ち伝わってきている事実を語る民族学者です。冷静に事実だけを見て、何度も現場を訪ね、各方面で話を聞き文献もあたり、ロシアそのものの歴史文化を学問としている人が語ることができる、魔女の存在です。
ジーマさんは民族学博物館で所蔵品の管理をしているだけではなく、各地に調査活動に出かけることや、大学でも講義・発表文献の執筆・他国の博物館援助もするなど、すごい仕事ぶりです。それに、話しがとても上手いです。
「アイヌ民族は解明がまだまだされていない民族です。とても興味がある」ということを、また語られました。彼は来日早々から「アイヌ文化が日本文化に与えている影響を知りたい」とおっしゃっていました。日本に来て、日本を肌身で知り、もっと民族学博士の視点は向上されていくこと間違いないと思います。
ミニ講演を聞きながら、「ジーマ博士がんばれ!」と、応援していくことがこれからの私の喜びになると熱く思いました。
夕方、私たちは5人のグループで岐阜へ繰り出し、長良川の鵜飼見物の宵を楽しみました。楽しかった。
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