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2005年09月05日

【 33号 】 エルミタージュのまど

  ~~~~~8月4日 サンクトペテルブルクの午後 ~~~

 再会の喜びの杯を重ねていてはいけません。さあ、エルミタージュ美術館へ行きましょう。
 午後の晴天の町、美術館裏手の運河に面した道を私たちは歩いています。大型のタンポポの綿毛がかわらず飛んでいます。

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 エルミタージュ美術館にはいくつかの入り口があるようです。「関係者用出入口」とでしょうか、1枚のドアをあけて、受付のようなところがある小さいホールに来ました。、しばらく待ているととても可愛いお嬢さんがやってきて、オレクと熱く抱擁をしています。レナにも。そして、私にも。マリアさんはオレクの教え子だそうです。「とっても優秀な彼女に案内してもらいましょうね」。

 エルミタージュ美術館をロシアの文化芸術の叡智たち、大専門家たちといっしょに歩いています。美術に関しても無知なちっぽけなヤポンカの私です。なんだか、もったいなくって申し訳なくてすみません。

 世界の名作が目の前にあります。観る人のマナーを信じこんでいる展示のしかたです。手の届くところに世界の財産の名画が飾られています。
 美術館の窓が開いてレースのカーテンを揺るがして風がはいります。これも信じられないのですが、世界の絵画にふつうに光や風があたっています。
 窓の外のネヴァ河がとても美しいです。反対側エルミタージュの広場や建物ガ美しいです。オレクは、ある窓からの景色がとても好きな景色と言っています。空中庭園ですね、上の階にもかかわらず庭があります。「とても美しい景色だよ、ここから見る景色はとっても好きだ」。
 
 世界中から観覧客がおおぜい来ています。みなといっしょにこの美しい美術館を歩きます。場所によってはとっても混雑しているので迷子になってしまいそうです。そんな時、レナは私をしっかり捕まえていてくれます。でも、はぐれてしまいました。短い時間ですが、レナは私を探し出してホットしていました。私も当然です。ここで迷ったら、出口もわからないし。

 はじめてエルミタージュへ来た時、観客用のホールなどまだまだ雑然としていて、トイレなどはガイドも「ここのトイレはつかわないほうが良いです。お困りの時は別のところをご案内します」って、おっしゃるくらいでした。が。いまはトイレもまあきれいになり、照明もとっても明るくなり、インターネットカフェもあります。
 膨大の所蔵品の維持、管理、研究や修復などを仕事にしている人たちは大勢いるのでしょう。案内のマリアさんも超多忙そうです。仕事の連絡が入ったようです。お別れしました。

 多くの絵画や彫刻、装飾品、歴史的貴重な資料、部屋そのものが貴重な展示品でもあります。膨大のこの美術館の所蔵品の極々一部をみているだけです。

 「ムーミンを見るかい?」とレナもオレクも言います。「ムーミン?あのムーミンですか?」と答えて、内心、あのムーミンがエルミタージュ美術館にどうのように飾られているのでしょうか。それに、「石とか木とか、不思議なものもある」とのことです。興味津々の私です。
 「ムーミンの部屋に行こう」。


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