2005年09月04日
145号 奈良の旅へ。
奈良へ行きました。残暑の厳しい9月3日土曜日です。少しでも安いお値段でいけるように工夫をして、名古屋~京都~西の京へ。ロシア館の民族文化などの展示責任者のジィーマさんと、モスクワ市紹介担当のユリアさんと私の3人です。
ジィーマさんは、仕事でアフガニスタンの博物館展示品整備のために、いままでもこれからもアフガニスタンとかかわりを持つので、ならばぜひお見せしたい、薬師寺にある平山郁夫画伯の渾身の仏教の道を描かれた絵がご本尊という新しい院を、お見せしようと出かけたのです。
すでに萩の咲く道を歩き、院の前にくれば、いまは「閉鎖中」でした。ものすごく残念です。
他のお堂や庭などを静かに鑑賞しました。暑い日です。堂内の涼やかに通る風に助けられて、とてもおだやかな休日を楽しんでいます。
薬師寺から、東大寺へ。「鹿がいるのでしょ?」「とっても大きい仏像があるのでしょ?」「たくさん観るものがあるのでしょ?」と、ユリアさんは事前学習をしてみえています。写真もあちこちでたくさん写しています。
ジィーマさんは静かに黙って鑑賞です。そんなジィーマさんがおっしゃったひとこと、大仏殿に入り大仏様とお会いした時です。「まあ、なんと大きいことか!!」。
英語版パンフレットを熱心に読み、どれも見逃すまいと、熱心なおふたりです。私が、どうのこうのと言う必要もないでしょうが、でも、そこは日本人です。できるかぎり質問にはお応えしたり、説明をしてみたり。もちろん拙いロシア語で。もっとロシア語チカラをつけよう。
二月堂・三月堂もめぐりました。美しい仏像と建物の美しさもみていただきました。

暑い日です。かなり歩き回ったので、3人は疲れて奈良公園の一角で座り込んで、鹿に囲まれてしばし休憩です。世界中でいろんなことが起きているけれど、人生もいろんなことがあるけれど、「平和な風景」を黙って見入りました。
夕暮れ、元気を取り戻し、春日大社まで。もう参拝客もいない静かな参道を歩きます。「ここは仏教寺院ではなく、神道ですよね?」とジィーマさん。答える私は、「日本は、神道・仏教・キリストも、みんな好きですよ」。あらためて日本人の心の広さを実感している私です。ロシア民族学博士は、にこりと笑いうなづずかれました。
夕方にはさすがに涼しくなりました。もう、秋です。もう、万博も終わり、みなさん帰国されるのですね。などとしみじみ思いながら、やや疲れて乗った京都からの新幹線。車内電光掲示板のニュースは「愛知万博入場者が最高、18時現在23万人」。ギョエッ~~です。おふたりもとってもとっても驚かれて「明日は日曜日、どうなるのでしょうか!?」と。
名古屋駅で午後9時半。「明日は万博へおいでよ」とジィーマさん。「また明日ね」と、ユリアさん。
あと少しだけの万博です。「はい、では、また明日ね」。
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