2005年08月16日
【 21号 】さあ明日からはじまる
~~ 8月2日 モスクワで~~
モスクワでのホテルは、モスクワ市西南地域にある「サリュート」です。前回も泊まりましたからもう勝手はわかります。シューラはフロントでの手続きの手伝いをしてくれ、部屋に荷物を入れ込んだらすぐに、1階の軽食堂で「また、来ましたよ」小パーティです。ふたりで、ですが。
近況報告と旅の打ち合わせです。私はビールを飲み、シューラはオレンジジュースを飲んでいます。サラダや乾燥肉の薄切りなどをつまみながらです。あまり空腹感はないのですが、乾燥した空気で喉が渇きます。
さっきから気になっているシューラのひたいの傷、ちょうど髪の生え際、もうかなり時間はたっているようですが、赤く大きく、目にとまります。「これどうしたの?」
「交通事故。ひとりで、木にど~~んとね」。
6月にナントカ通りで。ひたいをざっくりと斬ったようです。「まあ、俳優が~~!!」と私はそれを驚きました。「だから髪で隠してね。もう小さくなったよ」。と前髪で傷口を隠している。
「事故にあって、2日間悩んでとても苦しかった。でも、3日目から分かったんだ。自分が引き起こしたことで、教えられたことだよ。車をダメにしたけれど、これだけで良かったと」。きっとシューラはそう言ったのです。ロシア語がわからないけれど、でも私はわかりました。
その後、ひとりの女性に電話をしました。ユーリャさんへです。ユーリャさんは私がこの旅で会いたい人です。万博ロシアパビリオンの通訳で働くコースチャのお姉さんです。もちろんシューラが電話をしてくれ、ユーリャさんとの約束の日時や場所を決めてくれました。彼女は日本語はできません。私の拙いロシア語ではとっても失礼ですが、会うことができてとてもうれしいです。
「明日、午後、会えるよ、僕は通訳するから。日本語知っているものね」と、シューラは言って笑います。たしかに知っていますよね。「ありがとう」「じゃあね」「わかりました」「おはようございます」「こんにちは」「はい」それに「○○○~~~○○~~」。これを空港で大きな声で言ったのよね。
舞台公演の仕事は夏休み中ですが、なにかシューラも仕事があり、その時間との調節をしながら私の旅のプランが決まりました。
ビールの酔いも手伝って、きゅうに睡魔に襲われてしまい、「もう眠いです」。やっと暗くなってきたモスクワ時間午後10時半ごろだったかな?「きょうはありがとう!!明日からもよろしくね」。シューラの家はここからすぐ近くです。彼が帰るの見送るのもやっとで、部屋に戻るなりバタンと倒れこみました。
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