2005年08月16日
134号 ジィーマさんと歩く京都 Ⅱ
(これは8月14日のことです)
京都の北へと向かう。大原三千院をめざします。京阪電車から叡山電鉄と乗り換えます。たった1両の電車がのんびりと住宅街を走り、濃い緑の山のふもとを目指していきます。
大原三千院は、5月の新緑のころ、ジィーマさんの先輩同僚オレグさんをお連れしたところです。まったく同じルートで、同じ場所で昼食にしました。ジィーマさんは、「魚は食べない。卵も食べない。野菜とくだものとパンにお肉が良い」とことですが、このあたりにはそのご希望にお応えできるレストランはありません。「好きなものは、ロシアのスープ シイィー (野菜のスープ、私も好きです)」とのことです。きっと、食べたくってたまらないことでしょうね。お察しいたします。
寺の前の食堂でビールとごはんとおでんとおそばの昼食をゆっくりいただきました。と、思わず話もはずみます。ロシア語辞書を真ん中にはさみ、ノートと鉛筆があっちへいったりこちらへ来たりしながらの会話です。
ジィーマさんから「日本の数字の嫌われるものと好かれるものはなにですか?」という民族学的質問が寄せらました。
「『四』と『九』ですね。『死』と同じで『苦』とも同じだから」。私の一生懸命の説明をわかってくれました。話しながら、彼の聡明さに感服いたしました。
「じゃあ、好きな数字は?」
「『八』ですね。末広がりですから」と言いたいのですが、「末広がり」を身振り手振りで説明しましたが、さて?わかっていただけたのかしら?
ジィーマさんは、「僕の数字は「8」です」。と紙に、彼がこれまでの人生でいろんなところで、「8』の数字とかかわりを持ったという不思議を教えてくれました。これは、おもしろい話しです。
その後、大原三千院の静かな庭をしばし眺め、日本の畳と衝立についての質問にうまく答えられずに、申し訳なく思い、歯軋りする私です。でもジィーマさんはニコニコと静かに、黙ってしっかり観察をされています。
庭の緑がもう盛りをすぎたようです。ふっと秋の近さを感じました。 ==つづく==
Trackback on "134号 ジィーマさんと歩く京都 Ⅱ"
このエントリーのトラックバックURL:
"134号 ジィーマさんと歩く京都 Ⅱ"へのトラックバックはまだありません。
"134号 ジィーマさんと歩く京都 Ⅱ"へのコメントはまだありません。