2005年07月05日
101号 「ドン ジョヴァンニ」 を観る
万博会場を離れて、名古屋市民会館大ホールにて、ロシア国立モスクワ室内歌劇場公演、モーツアルト作曲「ドン ジョヴァンニ」を、ロシア館通訳 オリガさんといっしょに観ました、聴きました。
1幕90分、20分間の休憩後の2幕80分という長丁場。でも、ここがロシア舞台芸術の真髄です。勢いが落ちない、それどころか、どんどん盛上がっていく、エネルギーは素晴らしい。
人の声も楽器です。それぞれ個性を発揮する楽器です。登場人物みなが違う音で、目をとじていてもだれが登場したのかはっきりわかる、美しい声と歌。素晴らしい。とりわけ、女声は訓練を重ねている技巧的であって自然な声の美しさでした。ほれぼれ。
衣装って舞台にはとっても大事なものです。というか、衣装が似合いすぎです。男性は、タイツ仕様の細いズボン(正式名があるかも、知らないのでごめんなさい)が、長~~い足をさらに長く見せてくれます。女性は、ドレスがとてもお似合いです。ドレスの裾のひろがりが緩やかに足にまとわりつくのは、やはり足が長~~いからです。短い足では、裾のひろがりの中で足がもつれてしまいます。
あまりにかっこ良いので、舞台そのものが美しくってたまりせん。
最近は舞台で俳優が歩く姿を厳しく観察している私です。歩く姿でどれだけ感情をあらわすことができるのか、これが俳優の巧さのひとつです。靴音をさせる歩き方で、怒りの表現とするか、喜びの表現とするか、なんてやはり俳優はそれが、さっとできて、なお美しくなければなりません。
歌うだけではなく、その身体での表現も鍛え上げられたものです。拍手パチパチパチ、ブラボー。
やや後ろの席だったので、俳優たちのご尊顔をまじかに拝することはできませんでしたが、そうであったら、私はもっと舞い上がっていたことでしょう。声だけでもすっかり酔ってしまったのですから。
オリガさんももちろん大喜びでした。多忙なパビリオン仕事を離れてしばし、深呼吸をされたようです。
7月になった最初の日のステキな夜でした。
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