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2005年04月02日

6号 ロシア館前は長蛇の列ができています

 昨日4月1日から万博会場には手作りならばお弁当持参は許可されました。それまでは菓子パン、おやつのくだものやお菓子はOKだったが、弁当類はいっさい禁止。だから会場内で高くて混雑している食堂やテイクアウト店での食事しか許されていなかったのです。私のようにひとりでどこでもなんでも食べちゃう人は良いけれど、お弁当持込禁止は、不評極まりなかった。家庭で作ったお弁当が許可されて本当に良かった。子どもといっしょに見学の人たちはとても助かります。

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企業館ではいつも長蛇の列です。 1時間2時間待っているようです。
並びに行くのが万博ではちょっと残念です。

 という訳で、ロシア館スタッフへ、菓子パンをたくさん持って、美味しい差し入れです。このろしぴろへ投稿記事の紹介と取材も兼ねて、いつもどおりバスで行く。やはり寒い曇り空。相変わらず企業パビリオンあたりは長蛇の列が続いています。

 きょうは歩いてロシア館を目指す。さすがに遠いこと。でも会場の様子もよくわかってこれは面白い。子ども連れや体力の弱い人や歩くことが苦手な人は、この距離はたいへんです。場内をぐるりと回る、先回ご紹介した U の字型に造られた通路は微妙な高低差もあり、歩く楽しみをみつけてブラブラ歩かなければかなりきついものです。
 やっと Uの字の底にあるロシア館に到着して、うわあ、驚きました。列ができています。館の前に折り返して2~3列並んでいます。でも、列はどんどん進んでいくので、すぐに入れます。

 オレグさんを捜すが姿がみえません。「オレグさんはどちらに?」「彼はきょうお休みです。明日ならいるよ」。あらら。
 ロシア館の専用直通電話へ、昨日も今朝も出かけにかけたが、事務所スペースにいつも誰かがいるわけではないので、電話は通じなかった。飛び込みで来たのでお会いできずにちょと残念。でも、差し入れおやつを受付にお渡しして、きょうは私も館内をゆっくりみてまわることとしよう。

 きょうは、小ステージのある部屋は模様替え中では入れません。その部屋に私が気に入っている人形類が飾られているし、たしかチェブラーシカも飾ってあったと思うので確認してここで紹介をするつもりだったが、また、残念です。


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ロシア館の目立たないガラスケースの中においでです。
小さなチェブちゃんと人気者のおばあちゃん、シェパクリャークさん。この写真は4月9日にうつしたものです。

 ロシア館では大小いくつかの映像画面を使い日本語と英語とロシア語で紹介しています。出口近くにある「モスクワ市のコーナー」で、モスクワ市を紹介する映像をじっくり見ました。SONYの横長テレビのきれいな映像は、モスクワ市がいかに大きく、美しく日々どんどんと発展し続け、歴史文化芸術も世界に誇るものがある素晴らしい大都市モスクワを紹介しています。
 
 映像を見ながら、モスクワはオリンピックや万博開催を将来の視野にいれていることがわかります。そのためにもロシア国がこの万博に相当の力を入れていることがよくわかります。

 通訳としてモスクワからやってきたオリガさんが私をみつけてくださり「きょうはオレグはお休みです。交代で休まなければとても疲れます。やっと交代で休むことができるようになりました。でも、通訳は休みなしです」。

 通訳として5人が働いており、かなりきつい仕事であることはわかります。「名古屋にもたくさんロシア語通訳できる方いますよ」、と思わず言ってしまった私だったが、オリガさんは「いろいろあります、予算もありますし…」。
 観客からの質問に答えて、ロシア人スタッフが説明することを通訳することもたいへんです。かなり専門知識が必要な通訳業です。「ナノテクノロジーの無線電子工学の将来利用について」なんて、通訳は、ロシア語と日本語両方を知っているだけでは出来ない仕事です。
 オリガさんに「『ロシアンぴろしき』というホームページに、ロシア館のことをこれから私が伝えていきますから、いろいろ教えてください」とお願いをしました。ややお疲れのオリガさんですが、とても喜んでくださいました。オリガさんのおじゃまにならないように、気をつけて、これから助けていただきます。


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ロシア館のおみやげキャラクターはマンモちゃんです。
果たして爆発的人気となるのでしょうか。

 おみやげコーナーにあるマンモちゃん。「万博ロシア館キャラクター」です。ぬいぐるみ、Tシャツ、携帯ストラップ、ネームタグ、鉛筆、下敷き、バッグにお菓子もあります。マンモちゃんは人気キャラクターへと成長をしてくれるでしょうか。


 外に出ると曇ってはいるが明るい外の光がまぶしい。ロシア館は黒い箱。モスクワの劇場もこのように黒い箱の劇場がある。空間をつくるときの黒い役割とはどんなことなのでしょうか。それが人々に与える影響は?と、ロシア館を振り返り思う。私は嫌いではない。でも日本人は明るさ慣れしてしまっているから、この黒さは、嫌がる人も多いことと思うが…。でも、ここはロシア館、これがロシアらしさです。

 さてと、他の国に行きましょう。と、ロシア館の横を見るとちょっと地味な建物があります。地図には「屋内休憩所」と記載されています。先日来たときには気にとめなかったもの。四方ガラス張りの和風の玄関をあけると畳みの休憩所です。靴を脱いで上がりすでに寝ころがって休んでいる人もいます。いかにも日本の景色です。出入り口近くの衝立の向うには、車イスでも利用できるトイレがあります。
 トレイといえば、万博内のトイレは良いです。もちろん企業パビリオン方面のトイレは混雑して、いつも大勢が列をつくっていますが、ロシア館の近くのトイレは空いており、広くて、きれいで清潔です。
 すべて洋式便座で、どの部屋にも便座除菌薬があります。自動水洗のところもあります。手洗いには石鹸が置かれるようになりました。蛇口は自動で優しく水が出ます。大型鏡もあります。
 女性用トイレの中に男児用もあります。子ども用手洗いもあります。私の中での「万博会場内満点モノ」は、まず、トイレです。
 
 そうそう、ロシア館お隣り畳部屋休憩所に戻って。ここは、穴場です。横長の部屋の中に仕切りとして軽い衝立もあります。でも、そんなに広くないので混雑したら、かえって隣りの人の足の臭いが漂い不快なるのでは?

 ともかくも、疲れたときちょっと休める場所がたくさんあることは、助かります。ロシア館のスタッフもここで休憩していました。

 


7号 ロシア館へおでかけくださいね

 私がこの通信を書くのは、万博を成功させ万博誘致大成功という方々の仲間入りをしたいためではありません。いままでも、これからも「みんなで万博へ行こう」との呼びかけいたしません。それは読者諸氏にすべてをお任せします。
 また、ロシア館からのいっさいの指示もありません。「ロシア館に大勢が来て欲しい」というロシアからやって来て働くみなさんのお気持ちを、お伝えし続けていきます。私の願いもその通りですから。
 万博へいかれるみなさん。遠い位置にあるパビリオンですが、ぜひロシア館までお足をお運びくださって、ロシアの今に触れてください。そして通訳もいますので、お気軽に声をかけてくださって、説明を求めてください。そのために、ロシア国は優秀な専門家を日本へ派遣しています。

 このEXPO2005のことをちょっと書いておきます。
 正式名称は、2005年日本国際博覧会。 愛称は 愛・地球博。
 会場のある場所は、名古屋市東部の丘陵地 長久手町と豊田市と瀬戸市の行政区です。
 会場はふたつあり、瀬戸会場と長久手会場です。ロシア館をはじめ外国館も企業館も長久手(ながくて)会場にあります。
 長久手会場はもともと、愛知県青少年公園があったところです。ロシア館のあるあたりは青少年公園内野球場だったところです。自然の森がある公園の緑を活かしての会場つくりをしているそうです。が、私は以前の青少年公園がどのようなものだったのかほとんど知らないので、わかりません。青少年公園は大きい公園です。瀬戸会場はまだ行っていません。長久手会場よりは小さい会場です。
開催期間は、2005年3月25日から9月25日までの半年間です。
開場時間は、季節でかわりますが、朝は9時~4月25日までは21時30分までです。瀬戸会場は時間が短いです。
入場料金が、1回券大人4600円です。私は全日入場券17500円を買いました。

 これらのことは、愛・地球博公式ホームページをごらんくださればより詳しくありますのでどうぞ。
→ http://www.expo2005.or.jp
ロシア館のホームページは→ http://www.expo2005.ru です。ロシア語・日本語・英語が選べます。

 では、外国パビリオンに行きましょう。

 私は外国パビリオンとこの万博開催責任者との決め事などは知りません。国の力があるところは大きく、貧しくてもいろんな工夫でこの万博に出展している国は小さいスペースでも、お国柄を一生懸命にアッピールしています。

 3月26日、オレグさんとパビリオンを回った時に、だいたい造り方がわかりました。まずは入り口の外に呼び込み隊がいるところとロシアのようにただ扉があいているだけのところもあります。入るとすぐに受付のような場所があり、または係員がパンフレットを配ります。展示の仕方によって、ただ歩いて順番に回っていくところや、人数を区切って別の部屋で体験や映像などを見せてくれるところもあります。出口近くには、おみやげ屋さんのあるところやレストランなどあるところもあります。

 ロシア館のお隣り、リトアニア館へ行きました。というか外で「リトアニアです。来てください」というリトアニア青年に呼ばれましたので入りました。小さい会場ですが、奥になんとビールが売られています。目がくらんでリトアニアビールを買いました。「900円です」。(まあ、ナント高いことでしょう)。でも美味しいこと。その後すぐにやってきた日本人女性英語堪能2人組みがビールの値段をナント値切っていました。あっ、しまった。ビールを早く飲みたくって、言い値で買ってしまいました。


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リトアニア館の日本語がおじょうずな、
アグネさんです。

リトアニア館の案内役の女性アグネさんは、地球儀を前に「リトアニアはここにありますよ」と日本語でにこやかに対応しています。
 日本語を大学で学び、1年間日本に留学経験もあり万博のためにまた日本へやってきたという。日本の小説がリトアニアでも流行しており、彼女も好きだという。「阿部公房」「村上春樹」「村上龍」「大江健三郎」らの名前がでてきます。
 リトアニアでのロシア語認知度を聞いてみました。「はい。お年よりはロシア語しゃべりますが、みなリトアニア語です。英語も知っております」。
 やはり案内役の背の高い青年は、アンドルスさん。日本語を勉強して3年になるので、勉強のために今回この万博にやってきました。
「とても日本語の勉強になります」。

 「日本に来て何に一番驚きましたか?」って聞くと「トイレのスリッパです。トイレに入るときにスリッパに替えるのは驚きです」。
 私たちにはあたりまえの生活習慣に驚くリトアニア青年は、場内に流れる映像のなかの日本人のことも教えてくれました。映像の仕方もおもしろい若い感覚のリトアニアの国には、日本人で活躍するテレビスターがいっらしゃるそうで、リトアニアのテレビスターとの対談をしている映像を流しています。
 ちょっとTHE BOOMの宮沢和史さんに似ている日本人スターは、ともい ふみとさんと言い、リトアニア国で一番有名な日本人です。
 
 小さいがとても元気なリトアニアを感じるパビリオンはいい雰囲気です。おすすめです。

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コーカサスの3国は小さいながらとても力をいれています。
アゼルバイジャンで話を聞きました。
グルジアとアルメニアはまた今度ね。

 アゼルバイジャン・グルジア・アルメニアの3国でつくっている「コーカサス共同館」へ。まずはヨーグルトを食べる。まあまあとしておきましょう。
 アゼルバイジャンの狭いがきれいな明るい部屋の当番は、濃い青年です。ロシア語を話す彼は「日本語わからないので、通訳つれてくる」と言って、さっきのヨーグルトなどの販売呼び込みをしていた民族衣装の女性を連れてきた。小柄で美しい彼女はとても日本語がお上手です。

 「日本で驚くことはなにですか?」と定番の質問をしてみたら、彼女は「私が日本語を話すことに驚く日本人に驚きます」って、笑う。そうですね、日本人は日本語を話す外国人には驚きなのです。自分の母国語の日本語をめちゃくちゃにしてしまうほど驚きます。日本語を話す外国人に対して日本語で接しないこっけいなこともやらかします。
 アゼルバイジャンでのロシア語度は70%くらいの人はロシア語が話せるそうです。「お芝居も楽しいですよ」の言葉に、くらりとした私です。

 ベルギー館の不思議な映像の美しさ。ビールも美味しそう。さっきリトアニアで飲んだばかりなのでまた今度ね。

 北欧共同館は北のオアシスと名乗り、フィンランド・デンマーク・アイスランド・ノルウェー・スウェーデンの5カ国の共同館です。
 入り口で配っているのは封筒です。「この封筒を北欧デザイン絵葉書を集めるのにお使いください」とある。なんだかこれだけでワクワクしてしまう。北欧の映像と木の香り、オーロラの美しい不思議映像など、とてもステキな空間です。小さな料理店でまたビールを飲んでしまいました。映像を見ながらのビールはおいしかった。
 会場内には絵はがきのいくつかがスタンドにあり、入り口でもらった封筒に集めた。きれいなフィンランドの青空…、また行きたい。

 もう少し足を伸ばして、次はブルガリア館へ。ここは薔薇の花のデザインの建物で、美しくテレビ写りもきれいなのでよくテレビに登場している。館内は甘い薔薇の香りです。薔薇の花をテーマにして入り口では、かなり凝ったパンフレットやポスターを配布しています。舞台では男女の踊りも披露されています。
 ブルガリアといえばヨーグルト。小さな軽食堂のカウンターにならぶヨーグルトは500円!「ブルガリアからの菌でつくりました」。


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ブルガリア館です。薔薇の館の雰囲気です。

 もうすっかりと暮れたので、ロシア館にもう一度戻り、オリガさんにごあいさつをと思ったが彼女は観客に宇宙船の通訳をしているようだったので、そのまま失礼をして帰ることとした。
 
 帰りも出口まで歩いた。U の字の来た道とは反対の方を。やはり遠いこと。雨も降ってきたので、寄り道もせずバス乗り場に急いだ。次は遠方からやってくる友人ご夫妻を連れて来よう。


2005年04月07日

8号 桜が咲いて、お寿司を食べて 

 桜が咲き始めました。万博ロシア館のスタッフたちも大喜びのようです。「オオ サクラ~。クラシーバヤ サクラ」って。「サクラが咲くことを楽しみにしている」オレグ博士は本日は休日です。夕方、名古屋の繁華街「栄」で、お寿司を食べることを約束をしました。

 まずその約束を電話でやりとりしたので、うまく会えるかどうかが心配でした。彼は携帯電話は持っていません。「三越デパートの1階でね」。
 でも、うまくちゃんと会えました。「きょうは素晴らしい天気で、気持ちが良いなあ」とご機嫌なオレグさんです。すぐに寿司屋へ行きました。
 はじめて食べる本場日本の寿司。まず彼は、お店のきれいさに驚き、お寿司の盛り付けに驚き、はじめて食べる茶碗蒸しに驚き、板前さんの技にも。驚きの連発で、写真もいっぱい写しています。


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オレグ博士 寿司に感動し、箸も上手に使います

 はじめてお会いしたときは、「箸なんて使えないよ~」と言ってましたが、きょうはすでにお箸を上手につかって食べてみえます。そんなオレグさんはお店の人気ものになっています。板前さんが箸の使い方を伝授しています。隣りのおっちゃんが、「グー?グー?」って笑いながらオレグさんへ言っています。

 「イクラはロシア語です。いわしも(日本語が語源の)ロシア語ですよ」などと板前さんと話題になったら、板さんが「エッ、いわしってロシア語。うわあ~知らなかった」と大喜びです。オレグさんがロシアからのお客さんだからと、イクラをサービスしてくれたようです。

 お寿司屋さんのあとは、甘いものとお茶のために喫茶店へ。
 オレグさんは、前の休日に名古屋城へ行き、いま下に降りている金のしゃちほこをさわってきたそうです。名古屋の地図を広げて、私は名古屋の観光案内をします。その後、日本の風習の話となっていき、ロシアの祝祭日と日本のそれと、お互いカレンダーを出しての話です。
私のロシア語を、とても聞いてくれます。感謝です。そして、また、上手に直してくれます。これから当分は、私のロシア語の先生になっていただきましょう。
 
 「日本はいつから学校がはじまるのか?」「いま4月ですよ。きょうは入学式ですよ」の、入学式の単語を辞書で調べる私に、「4月ってどうして?」。あら、どうしてでしょう。「桜が咲くからかな?」とは言わなかったですが…。
 オレグさんは私に、いろんなことを教えてくださいます。これから当分は、ロシアのことを知るための大先生になっていただきましょう。

 オレグ博士の万博会場内での仕事のひとつには、多くのパビリオンを訪ねて、写真を写したり話をきいたりして、報告の文章を書くことだそうです。朝早くから夜遅くまでの万博パビリオン生活は、「面白いよ。楽しいよ」とのことで、安心しました。
 日本人女性が「みんな面白い洋服を着ている。みんなとてもきれいですね」。「名古屋の町はとてもきれいで気に入ってしまいました。また、今度名古屋の町を歩きましょう」。と、ご機嫌のオレグさん。では今度はどこへ行きましょうか? 


9号 心と心のふれあいで通じるものです

 昨夜オレグ博士に、私はとんでもないことを教えてしまったようだと気がつく。
 ひとつは私のメールアドレス。ふたつ持っているアドレスのそれぞれを合体したような、大間違いなアドレスを教えてしまいました。それを、きょうになって気がつくとは、なんともトホホです。

 もうひとつは、「日本では1月1日はとても大事な日で、この日に日本人はみんな年をとる、だから誕生日はない」、を拙いロシア語で言い、それを彼は「日本人は、誕生日は祝わない」と認識されてしまったたようです。。もちろん今度お会いした時に、きっちりと訂正しましょう。私たちも誕生日はあります!と。

 オレグ博士は、民族学大専門家ですから、日本の着物にもおおいに興味を持ってみえます。昨日、お寿司屋さんへ行く途中、呉服屋さんにちょっと寄りました。ちょうど店員がマネキンに着物を着せているところでした。それは興味を示され写真を写し、着物を手にしています。
 私は着物の襟がピシッと決まる美しさを教えました。足袋の白さもいかに大事であるかも。襟の白、足袋の白でこそ着物が映え、美しさ倍増です。
 と、オレグ博士「きょうのぼくは、黒い靴下に黒いジャケットでどうですか、きれいでしょう」と笑います。私は拍手を贈りました。
 
 ぞうりにも興味をしめされ、鼻緒を手にして不思議そうです。そう言えば、私がペテルブルクで着物を着て歩いていたら、足元を見たロシアのおばあちゃんが「なんだい、この履いているものは?よく見せておくれよ」。着物の裾をあげて、足元をよーく見えるようにして、じっくりみていただいたら、おばあちゃんは「へえー、日本人はおもしろいねえ」って、不思議な生き物をみるような顔でした。きっとあのおばあちゃんは、日本人は毎日ぞうりで歩いていると思っていることでしょう。

 私はオレグ博士のために着物ばかりが掲載されている雑誌を買っていき、寿司屋でその雑誌を見せました。当然、全部日本語なので、これは説明が難しい。
 私は、日本語→ロシア語の辞書、オレグさんには、私が持っていったロシア語→日本語の辞書をお互いに引きながら、指し示しながらそれでも、着物地のこと、年齢によるマナー、季節のことなどを伝え合うことができた。(と、思っているが)。
 芭蕉布の涼しさ、大島紬の暖かさ、黄八丈の美しさ、日本刺繍の重厚さなど、さすがに専門家ですから、すぐにわかってくださり、私もうれしい。
 麻の話となり、マリファナのこともあるけれど、麻はロシアでも日本でもずっと昔から生活になくてはならない植物であることで盛上がる。と博士また「きょうのぼくのズボンは、ほら、これは麻です」。

 寿司屋の板前さんの着ている白い割烹着にも興味を示され、身を乗り出しカウンターの彼等の写真を写しています。
 
 オレグ博士との出会いは、私にいままで知らなかったロシア語をいっぱい知る機会が与えられたこととなります。「縫う」「織る」「つむぐ」「染める」「刺繍をする」ほか…、こう言う単語たちはいままで知らなかった。この機会に覚えよう。わからない単語は書いてもらい、いっしょに発音してみます。私は専門の先生がいてなんて幸せでしょうか。

 そうそう、寿司屋の湯飲みに書かれている「春夏冬 二升半合」。オレグさん漢字を指差し「読んでください」。そして「なぜ、秋がないのですか?」
 すし屋の板前さんが言いました。「この意味を知っているのは、ある年齢以上の人です」。ハイ、私はある年齢以上ですから知っております。なんとかオレグさんに説明をし、彼は「面白いですね」と言ってみえたが、さて、わかってくださったのかな??

 では、まもなく、また万博ロシア館へ行く予定です。乞う ご期待を。


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桜が咲きました。
名古屋の町は万博でも花盛りです。


2005年04月09日

10号 ロシア館 展示内容は強力です

 きょうは、名古屋周辺も桜が満開になり、気温もぐっと上がってさぞや万博への人出も多いことだろう。開幕後の入場者数が不入りだと言われています。主催者側の人出予想が多すぎだと私は思います。10万人以上の入場者を見込み、世界中で「愛 地球博」が話題になると思っていらしゃっる万博主催者側ですが、開幕2週間に、10万人の入場者を越える日は一日もありません。
 開幕当初は、一日4~5万人、徐々に増えてきて春休み後半に、やっと7万人くらいの入場者数です。それでも、人気企業パビリオンにはすごい列ができているし、外国館では、ドイツ館の入場待ちが120分とか、韓国館は予約入場らしいが、ほとんどの外国館は時間を選んで、または少し並んで待っていれば入れるようです。
 しかし、7万人の入場者で待ち時間の苦情がでているのに、10万人以上が入ると大混乱になると思う。観客といたしましては、観客はそこそこ少ない方がいいのですが。

 ロシア館での民族文化分野担当、オレグさんは言います。「観客が少ないよ」。「もっと大勢来て欲しいね」。

 本日のロシア館入り口には、蛇行した列ができ入場までの待ち時間が15~20分もかかります。ロシア館は展示物を観客が好きなように見ていけばいいのですが、マンモスの前にあまり人が集まると混乱してしまうので、人の流れを区切っていれています。私もその列に並んで、まわりの人たちから聞こえるロシア館への期待を拾いました。
 「マンモスがいるんだよね」。「冷凍じゃないマンモスだよね」。「一度サンクトペテルブルクへ行きたいね」。「宇宙ロケットがあるんだよね」。など。

 きょうも私は思いましたが、展示に力が入っています。外国パビリオンはそれぞれのお国柄ですが、映像や体験だけがメインであとはおみやげ屋さんとかレストランとかがあるところが多いのですが、ロシア館は、「ロシアにはこんなにいっぱい世界にお見せす物がありますよ」って強調しています。
 おみやげ屋さんはありますが、軽食堂はありません。


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やはり人気はマトリョーシュカでしょうか。
もうちょっと明るいと良いのですが。
展示のセンスはよろしいようで、人気ですよ。

 先週は体験乗車できていた宇宙船コスモポリスCー21は、混雑してきたからだろうか、きょうは乗れないようにロープを張っている。担当の係員が複数いるし、希望者が館内で列をつくり混乱するからだろうと、思います。
 それなのに、私は乗せてもらいました。スミマセン。オレグさんの職権乱用です。

 ロシアからもってきた鉱物類の展示も人気です。ガラスケースの中で、掘り出したそのままや加工されたものがきれいです。キラキラ光っています。ロシアの豊かな資源のひとつですから、日本語の説明をしかっりつけて欲しいものです。オレグさんにも進言いたしました。
 
 ロシア館では多くのパンフレットを入り口と出口で配布しています。でも、これは時間とか担当者が席にいるかどうかで、もらえる観客とそうでない人とがいます。「モスクワの黄金の環」と題する、モスクワ市公認ガイドブックをオレグさんからいただきました。が、フランス語ですから、ちょっと……。でも、奥から捜しだしてきてくれました。モスクワで作られた日本語観光案内は貴重です。あとでゆっくり楽しみましょう。
 
 出口のパンフレット配りカウンターで、ちょっとだけモスクワの絵はがき配りの手伝いをしました。観客の感想もそれとなく尋ねてみました。
 「マンモスだけかと思ったら、いろんな展示があっておもしろかった」。
 「展示ものが多くって、どれも珍しいものですね」。
 「マンモスが大きくてびっくりしたよ」。
 「ロシアっていろんなものがあるのですねえ」。


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ロシア館で多数用意されているモスクワ観光案内豪華本。
各国語が用意されています。
また、お持ち帰り用のロシア館ロゴ入り手提げ袋です。やる気をひしひしと感じます。

 いつ配布されているのか不明ですが、アンケート用紙もカウンターの下にありました。こんな設問があるアンケートです。
 
「もっとも興味深かったコーナーについてお答えください」 
チェック欄があります。

 □ 惑星・地球。人類のためのロシアの天然資源
 □ 人と宇宙。今日と明日の宇宙テクノロジー
 □ 文化のモザイク ロシアの諸民族の文化の千年史
 □ 人とテクノロジー ナノテクノロジー 。未来のテクノロジー。
 □ ロシアの首都、大都市・モスクワ

 「あなたは2012年のオリンピックの開催候補として、モスクワを支持しますか?」
  □はい   □いいえ
 
 「あなたはEXPO 2015の開催候補地として、モスクワを支持しますか?」
  □はい   □いいえ


 そうです。ロシア館は、オリンピックや10年後のEXPOを目指していることを多いにアッピールしているのです。ロシア国は相当力をいれている愛 地球博です。

 


11号 春の陽射しのもと外国館を回ります

 きょう、万博へはるばる福岡からやってくる私の友人夫妻。彼等との待ち合わせ場所は、ロシア館のとなり、リトアニア館の前の庭にある木製ベンチで、としました。穏やかな春の日で、外で冷たい飲み物も美味しいので、オレグさんもいっしょに彼等を待つことにしました。朝からずっと館内にいたらしいオレグさんも小休憩です。他のパビリオンの外国人たちもここで休憩をしています。
 オレグさんは、「桜の写真を写したい」「朝早く起きて宿舎の近くを散歩して桜を見てきた」「桜、さくら、サクラ~」です。私は「明日の日曜日は、名古屋の公園で桜を見ましょう」とお誘いしたら大喜びで「行くよ。桜の公園で散歩しましょう」。
 
 友人夫婦は、企業パビリオンやアジア各国のパビリオンを覗いてから、やっとここへ到着し、オレグさんと初対面のごあいさつです。彼等からおみやげにと「栗饅頭」をいただいたオレグさんは、その包装にとても興味を示しています。個別に小箱に入っているそれを「ビールといっしょに?それともお茶といっしょに食べるのですか?」
 「甘いものですよ」。「じゃあビールが美味しいかな」って笑いながら、大事に抱えてうれしそうです。「5月まで(賞味期限は)大丈夫ですか?サンクトペテルブルクの家に持って帰れますか?」残念ですが、すぐにお召し上がりください。オレグさんは、袋の表に友人の名前を書いて「忘れないようにします」。

 友人夫婦はロシア館の展示内容が充実しているとほめています。
「マンモスが立派、鉱物もきれいですね。展示の仕方も面白い。ロシアが力をいれているのがわかります」。

 仕事中のオレグさんとは分かれて、友人夫婦とロシア館周辺を歩く。ウクライナ館は、来るたびに中身や飾りも充実しています。ポーランド館のスタッフたちはローマ法王逝去の哀悼を胸の黒リボンで表しています。出口では法王の写真と記帳簿が置かれています。
 チェコ館は、水や光や音で自然を感じることが狙いらしいが、先日は見ることができたものが見られないようにロープを張っているし、水で音がでる楽器が触れないようにしている。ちょっと残念です。
 でも、チェコ館のレストランで、私たちは、またビールと珍しいチェコ料理をいただく。注文と違うものがても文句は言わない。「ここはチェコだからね」。
 友人たちは、企業パビリオンに並んでみるとか。ロシア館へ戻りオレグさんへあいさつをと探すが見当たらず、彼等は次のところへと急いで行った。と、すぐにどこからかオレグさんがやってきて「友達はどこ?いまから外へ出るよ、散歩しよう」。


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ウクライナ館は記憶に新しい大統領戦の写真パネルを飾っています。

 オレグさんと私とで他のパビリオンに出かけます。ベルギー館の画廊と映画と音楽を楽しみ、人気となっている本場ベルギービールは、「また、今度ね」とします。
 オーストリア館は館内で、そりすべり体験ができ、子どもたちが喜んでいます。
 次は、オランダ館へ。ここは通りがかりいつ見ても並んでいるし、ドアがいつ見ても閉まっている。ここのネタバレは止めておこう。フェルメールの絵、デルフトの青いタイル、海、水、花それらの美しいこと。こういう展示もありなのか…。

 午後8時を過ぎました。「明日は公園へ行こうね。電話するよ」と言うオレグさん。ロシア館の前でお別れです。彼は午後8時半には閉めるロシア館でまだ仕事です。私は、ゴンドラに乗り、バスに乗り家路に急ぎました。
 あちこちウロウロしていると、あっと言う間に時間が過ぎる万博見学でした。


2005年04月10日

12号 お花見風景、これは日本の春です

 花曇りの名古屋です。繁華街栄(さかえ)の三越デパート前で、オレグさんと会う約束をしました。休日の午後の繁華街の待ち合わせスポットの中で、ひとり背の高い外国人がきょろきょろしているのは、反対側の横断歩道からもよく目立ちます。大勢の行き交う人の前での、ロシア的出会い感動大表現は、日本では、ち~~とどころか相当に恥ずかしいものなんですが、まあいいか。
 名古屋の真ん中にある有名な鶴舞(つるまい)公園へ行きましょう。

 鶴舞公園の桜はとてもきれいです。満開ですばらしい。が、その下では、大小のグループが大宴会中です。みんなすっかり出来上がっている人たちばかりです。オレグさんに言っておきました。「写真は気をつけてね」。「ああ、わかっているよ」。


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オレグさんは写真をいっぱい写しています。
散歩の途中でみつけた満開の桜に興奮です。

 この日本のお花見風景に驚きながらも、その気持ちもわかるのか、「ここでパーティをするのは、どうやったらできるのか?」と聞かれたのですが、「ここはダメ。人が多いから」。敷物を敷いて、見張り番をつけるここの場所取りを説明するのが難しい。公園内のちょっと穴場の静かなところへ歩いていき、「ここも桜はきれいで、静かで、売店も近いしトレイも近いからね。ここが良いですよ」。ちゃんとゴミ箱も教え、目印になる建物も教えておきました。
 「明日か明後日か、仲間とここへ来くるよ」。すごくうれしそうです。
 きっと近日中にロシア館の休日番グループは、鶴舞公園で花見宴会を行うことでしょう。正しい日本の春の風景に、ロシア人たちも溶け込んでくれることでしょう。
 


13号 サンクトペテルブルクへ行きます

 鶴舞公園の帰りに、私のごひいき洋食レストランへ行き夕食としました。海老フライ定食にしました。「これはどうやってつくるのか?」。「海老に小麦粉をつけて…」の小麦粉=МУКАをМУХА=ハエと間違えて言ってしまったら、オレグさん「なに?エッ?」すぐに大笑いをして、ハエを身体表現してくれました。そのとき「あら、俳優だわ」、と思いました。
 海老フライについているキャベツも「これはいつもついているんだね」とでもおしゃったようです。日本の洋食のスタイルですが、さて、どこからこうなったのでしょうね?
 エビフライにはフォークとナイフが付いてきたので、大喜びのオレグさん。それらの使い方がなんとも美しく、思わず見入ってしまった私です。

 食事をしながら、モスクワのプーシキン美術館学芸員にオレグさんの教え子のアーニャさんがいらしゃると、教えてくださる。「今度モスクワへ行ったら電話してごらん」と、私の手帳に彼女の電話番号を書いてくれ、「ピカソのことをとてもよく知っている。彼女は優秀だよ」。
 
 今年1月もプーシキン美術館へ行き、私の好きな1枚の絵に会ってきたことを伝えるために、手帳にそのピカソの絵を書いてみた。アッ、正確には、その絵らしきものを書いてみると、彼がすぐにわかってくれました。「『玉乗りの少年』ピカソ1905年の作だね」。「キュービズムになっていったピカソはあまり好きではないが、その頃のピカソは素晴らしいです」。そうです。私はこの絵の前で、動くことができないほどの感動をもらいました。
 私はロシア語はあまりわからないハズ。なのにピカソの話題で盛り上がる。というか、オレグさんの深く確かな知識が難しいことも平易に、この日本人に伝わるロシア語を話してくれます。「ピカソはエルミタージュ美術館にもあるから、ご案内しますよ」。わあ~、うれしい限りです。
 「エルミタージュは4回くらい行ったかしら」と言えば、「4回?まったく少しですね。もっと行かなければいけません。4回では見ていないですね」。あは。そうでしょうねえ。
 
 では今度は、ぜひエルミタージュ美術館で、いろんなことを教えていただきましょう。「サンクトペテルブルクへ行きます」って思わず宣言してしまいました。
 


2005年04月12日

14号 雨が降っても私は歩く 

 きょうは、平日。朝から雨が降っている。ちょっと時間が空いたので、愛・地球博へいつもどおり名古屋駅からのバスに乗って行ってみる。きっと会場内が空いていると思いきや……。
 小中高校の遠足、地域や職場などの団体ツアー、旅行会社の企画ツアーなどで、混んでいました。それと会場は雨対策が未完成(やる気がないのかも)、私も含めて困る人が大勢いました。デザインばかりのテントは雨をしのぐことができず、その下にあるベンチに座ることができません。やっとみつけた雨よけテントの下は、イスの取り合いになります。場内の歩道も滑りやすいところもありますから、注意して歩かねばなりませんし。
 パビリオンによっては出入り口の庇(ひさし)が浅く雨が降り込むところもあり、係の人が雨水を追い出すのに苦労しています。

 愛・地球博外国館パビリオンは、グローバルコモンと呼ぶグループ分け集落をつくり、1~6まであります。ロシア館はグローバルコモン 4 、ヨーロッパの国々が集まっている一番面積が広いところだそうです。きょうは、入り口に近い コモン 1 のアジア館から回ってみましょう。

 目的の中央アジア共同館へ。ここは特に庇が浅く雨が出入り口に降り込んできています。係員が「足元に気をつけてください」と言いながら何度も水をぬぐっていますが、きょうのような降りでは、追いつきません。建物構造上の問題、至急改善して欲しい。
 
 ウズベキスタンの展示から入り、豊かな大地の農作物の展示は「これが国の誇りです」と、しっかりわかります。タジキスタンゾーンへ移動すると、ナント涅槃像がいます。驚いてしまいました。キルギスタンは、写真パネルの日本語説明は一生懸命です。ご苦労されたことでしょう。
 カザフスタンは、新しい首都の発展の模様を映像で紹介もしています。
 どれも、なにか懐かしいものを感じてしまいました。私のDNAの奥の奥に流れているものは、ここからやってきたのか?と、感じてしまいます。


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驚いた涅槃像です。
驚いてしまいお参りをわすれてきました。


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ウズベキスタン館のトランクから
顔をだしているお人形。
ほっと心を優しくしてくれるのでしょうか、人気です。

 カザフスタンの装飾品展示コーナー管理人のアリベックさん。鍛えた体を持つ優秀な若者、そのものの彼に、ガラスケースの中の装飾品のことを聞きました。男性が頭に飾るものと見ていた大型イヤリング様のものは女性用でした。やはりわからないことは聞いてみなければなりませんね。
 アリベックさんは日本語を学んで5年。「なぜ日本語を勉強しようと思ったのですか?」とお聞きしたら
 「母がすすめてくれました。日本語が将来役立つだろうと言っていましたから」。
 「日本へ来て驚かれたのはなにですか?」
 「『ありがとう』って多く言いますね。買い物をしてどちらも『ありがとう』って言うのは不思議です」、と笑っています。
 
 そんな話しの後で、また装飾品の説明を求めて「真珠」のことをロシア語=ЖЕМЧУГ って思わず言ってしまった私に、驚きの顔のアリベックさん。「ほんの少しだけロシア語話します」。と言うと、もっと驚いた彼の顔。
 「はじめて会いました。日本人でロシア語話す人。どうして、どこで勉強しましたか?大学ですか?」
いやあ、そんなに驚かないでください。私のロシア語でそんなに驚いていただくと、恥ずかしくって小さくなってしまいます。
 
 ロシぴろ読者のみなさま、愛地球博へ行かれた折には、カザフスタン国の展示室にいるアリベックさんにロシア語で話し掛けてあげてください。日本人でロシア語を話す人は大勢いることを彼に教えてあげてください。

  ※ いままで、万博とか、愛知万博とか、EXPO2005とか、愛・地球博とか、表記が混乱していましたが、これからは、愛・地球博 に統一して表記します。
 
 


15号 雨の日は明るい光が欲しい。

 きょうは朝、ぱっぱと作ったお弁当を持ってきた。きょうは会場内でビールを飲まない決意をしてきた。 雨をかろうじてよけることができるテントのベンチで、お弁当を食べる。が、人が多くいて落ち着かず、食べたらすぐにベンチを立ち、コモン 1 を離れた。イスの取り合いになっていて困ってしまった。

 ゆっくり歩いてどこか出会ったペビリオンに入ろう。今日の本当の狙いは、コモン 3 にあるイタリア館なのです。「イタリア館良かったよ」と口コミ情報が入ってきて、行きたかった。が、やはり人気で、かなりの行列ができています。ここで並ぶか後にするか……、後にしましょう。
 ヨルダン館は、死海の水を運び込み浮遊体験をさせてくれる。水着に着替えて。上から観客がそれを見ることが出来る。私はいつか体験するでしょうか?読者諸氏、死海体験レポお楽しみに待っていてくださいますか?

 きょうロシア館のオレグさんは休日なのでいません。ロシア館の入り口は列はできていません。館内の暗さが、雨の外の暗さとあいまって実は、ちょっといやだった。よ~く見ると、ロシア館の壁・天井の色は黒色ではなく、濃い青色だった。
 でも、石の展示のキラキラがひときわ光っています。見入る若者たちがいます。
 天井に面白いものを見つけました。暗さの中でパッと目に付く派手な黄色の丸型巨大浮き輪は、「人命救助用品」です。ロシア館の展示テーマのひとつには、「人類と自然災害」と題し、自然災害や人災の予防と救助システムの研究成果なども展示されています。地震や津波の被害を最小限のものとするために、ロシア国にも多いに頑張っていただきたい。


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ロシア館天井にあります。
最初花の飾りかと思ってしまいましたが、
人命救助のためのものです。

 気に入っているオランダ館に並ぶ。先日入ったときと違う場所で映像を見てみたかった。が、人の流れで前と同じ場所だった。でも、ここオランダ館は良いなあ。オランダ人スタッフは見当たらない。日本人スタッフが人の流れを指揮っている。オランダ商品販売はインターネット販売として屋外展示だけというのも、気に入っている。ミフィーが可愛い。


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オランダ館通信販売のミフィーちゃんは、
外のガラスウインドゥの中です。

 イタリア館に並ぼう。ここにはある「踊るサチュロス」像が見たかったのです。が、その像の展示ブースへ行くまでの現在のイタリア紹介のコーナーが素晴らしい。照明が良い。これは多くの人たちに体感してほしい。観客の多くがここをさっさと通り過ぎてしまうがもったいない。照明の美しさに惚れ惚れしてしまう。急にモスクワの俳優にこの照明を見せてやりたいと強く思う。

 写真撮影禁止で、係員も大勢いる「踊るサチュロス」像。ぜひご覧あれ。美しすぎる。

 その後のイタリアデザイン物展示物がかすんでしまった。興奮のまま2階に上がり、イタリアワインとチーズで余韻を楽しむこととした。かなり混んでいたが、とても美味しくて幸せです。

 雨はかわらず降っている。さて、そろそろ帰るとしよう。夕方になると、団体がいっせいに帰るので、会場内は人が急に少なくなっている。通り道の「日本ゾーン」にある、長久手日本館がほとんど並ばすに入れる模様。ちょっと覗いてみよう。
 大きな建物なのに人数を細かく区切って入場させていることはなぜか?「地球の部屋」と名乗っている映像ブースが狭いからだった。360度地球に包まれてのキャッチコピーだが、高所恐怖症や非スピード狂の人には苦痛の部屋…?鳥や魚になりました。

 さあ帰ろうと、もっと出口近くに来たのですが、人気企業パビリオンへの人の並びがなくすんなり入れるので、開催地元民の有利な条件を生かして、夜のパビリオンに行ってみよう。

 「ワンダーサーカス電力館」=お子様連れの方おすすめです。
 「三菱未来館@もしも月がなかったら」=耳の病気があると刺激的な音響ですよ。地球破壊の一番は戦争です、とは語っていないが、私はそう思っている。
 「トヨタグループ館」=トイレに行っていたら「もう入場お断り」になってしまいました。残念。

 雨のなかたくさん歩きました。まだまだホンの一部だけです。次はいつ来ることができるでしょうか?


2005年04月17日

16号 オレグ博士、ケガをする

 日曜日の名古屋は穏やかな春の陽射しです。お弁当をふたつつくって、バスに乗って、愛・地球博へ。いつも乗る名古屋駅からの会場への直通バスは、完全座席制ですから座れます。名古屋駅から7~8分間だけ一般道を走り、あとは高速道路ばかりですから、渋滞もなく、約35分間で会場東ゲートに到着します。
 東ゲートは入場者も少ないので、入場もスムーズです。やっと係員たちも慣れてきたようで、案内も上手になりました。

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(東ゲート周辺の咲き誇る花の道)

 
やはり企業パビリオンあたりは多くの人たちが並んでいます。すでに多くの人は並び疲れてしまっているようです。この並び待ちは真夏はたいへんなことになりますよ、炎天下並ぶなんてゾットします。
 ロシア館に一目散に走るようにして行きます。きょうはオレグさんはパビリオン仕事です。
 パビリオンは、朝9時開館、夜も9時近くまで明けていますから、12時間勤務です。きついですね。一日交代にして、翌日は宿舎での仕事も多くあるようです。なによりも、ゆっくり体を休めることも大事な仕事でしょう。
 
 日曜日のお昼ごろのグローバルコモン 4 地域は多くの人がいます。いつもより多いです。ロシア館の前は蛇行しての長い列ができています。私もちゃんと列に並び入場を待っていると、入り口で人の並びの整理をしているオレグさん、おでこのあたりがなにやら赤くなっている、それもかなり大きい。離れた場所にいる私のところからも見える。

 順番が来て入館するとオレグさんが、「さてどこを案内しましょうか?」4月12日の「宇宙の日」がすぎたばかりなので、きょうは「宇宙技術」について説明を受けよう。でも、オレグさんは「僕はくわしくありません」。
 暗い館内でもはっきりわかるオレグさんのおでこの傷。どうしたのでしょう。横に一文字あり、その上下にぐちゃっと赤茶色になっている傷。切れているようではないが、ぐっと盛上がっている。でも彼は何も言わないので、たいしたこともないのかと、こちらからも聞かなかった。

 展示物の説明については、後段にゆずって、読者諸氏にはその傷の真意からご報告しましょう。

 その前に、昼食のこと。お昼ごはんお弁当を外でいっしょに食べました。簡単につくった、竹の子とニンジン・油あげにシーチキンなどを入れた混ぜご飯にしました。気持ちの良い外のベンチで、「これはなんと言う名前ですか?」ってきかれたお弁当の中身を日本語で「まぜごはん」と伝えました。ロシア語でなんというのか知りません。「おお珍しいもの」とのお返事です。たしかにロシアにはこれはありませんよね。
 パビリオン関係者など会場内で働く人たちは、専用の食堂があり、お安く提供されているのですが、ロシア館からちょっと距離がありますし、メニューも毎日同じようなものなのでしょうか?外で食べることはできませんし、狭いレストランでゆっくりもできないようです。
 
 食事をしながら、その傷のことを教えてくれます。金曜日のパビリオンに行く朝、桜の写真を写していて、桜の木にまともにぶつかってしまったそうです。おでこをぼっこ~んと。相当に痛かったようです。というか、それは痛いです。その日は気分も悪くて早退し、翌土曜日、つまり昨日も痛くってこまっていたそうです。

 失礼ながら私は思わず笑ってしまいました。ごめんなさい。
 もちろん「かわいそうです。どうかお大事に」との言葉をかけました。彼のやや広いおでこにしっかり傷がついたのは、あこがれの桜の所為だったのです。痛かったでしょうが、おでこでまだ良かったです。その下の眼球だったりしたら、いま笑っていられません。
 どうか日本にいる間にきれいに治ってくれますようにと祈ります。オレグさんは5月半ばまで日本で、愛・地球博で働かれます。


2005年04月18日

17号 「世界の祈り」 至福の時に感謝 

 17日(日)午後、オレグさんはパビリオンの仕事、私はふらふらと会場内を散歩して楽しむ。途中友人にばったり会ったり、ベルギー館のビールを楽しんだりした。
 午後5時にパビリオンに戻り、再度ロシア館の展示の説明を受けようと思っていたら、「コンサートへ行っておいでよ」とパビリオンのロシア人係員氏から「世界の祈り」と言う名のコンサート切符いただき、オレグさんと出かけた。
 会場のEXPOドームは、開会式が開かれたところで、ロシア館とは目と鼻の先の大きな会場です。毎日なにかが開催されているけれど、そこに情報を得る余裕は私にはなかったので、この「グローバル・ハーモニー・コンサート・世界の祈り」については知らない。「なにがあるのだろうね?」とふたりともよくわからないが、指定された席に座った。

 プログラムのそのままを写しておきます。==音楽を通して世界を知り、祈りを通じて平和を考える…。モチーフは、「仏教世界」「キリスト教世界」「イスラム民族世界」の「音楽」。宗教的・民族的基盤の異なる音楽が一同に会し、宗教、ジャンルを超えた「祈り」を表現します。==
 
 エッ~~、これはなにかすごいことが行われそうです。

 ▽声明(しょうみょう)=まんだらの響き=高野山響声の会(日本)。あまりに気持ちよくってみなさん、疲れが癒されるので眠る人が多い。私は起きている。真言密教の声明の心地よさにゆられていた。袈裟の美しさ、所作の美しさにオレグさんは喜んでみえる。
 
 ▽マコーム=シルクロード・愛の旅=マコームアンサンブル・ノムジャット(ウズベキスタン)。やはり、DNAの奥ヒダにあるのはこの音だと思う。人の声の美しい響きに、「ああ、来てよかった」。
 
 ▽グレゴリオ聖歌=天空のハーモニー=パリ・グレゴリオ聖歌隊(フランス)。教会の聖堂のなかできいたらもっともっと素晴らしいのに、このドームは簡易会場なので、音の跳ね返りがなく、こもってそしてぬけていってしまう。が、30人の男声聖歌隊、またみなさん、いわゆるイケメン揃いで、見てても素晴らしい。男声の美しさに、かなり酔ってしまいました。
 
 ▽ゴスペル=魂の歌・祈りのソウル=ボーンナゲイン・チャーチ・クワイア(アメリカ)。=舞台上手(かみて)側のバンド演奏もそれだけでも魂に響く。歌手グループが総勢何人だったか数えるのも忘れて、魂に響くゴスペルの強烈な中の優しさに、ホントに気持ちよくなっていた。

 どうです。この顔ぶれ、歌声。会場が悪いつくりで、もったいないが、それは多めにみて、もうこれだけで、愛・地球博全日入場券(17500円)を買ってよかった。地元で開催されてよかった。
 私には、予定していなかった素晴らしい感動の一夜だった。切符をくださった方に感謝・感謝です。
 が、オレグさんは、パビリオン仕事を気にし、時計を気にしていたのでした。


2005年04月20日

18号 ロシア語で МАМОНТ は、マンモスのことです

 私の幼いころの愛読書は、「世界の歴史・日本の歴史」(みたいなの)を、絵漫画で描いた本。そのはじめのほうのページには、「(昔は)マンモスがいました。寒いところにいましたが、もう全滅しました」(みたいなこと)が書かれていて、幼心に「大きい象なのだ。寒いところに人間も住んでいたんだ」。マンモスと毛皮を着ている人間の絵はいまもはっきり覚えてる。
 だから、マンモスに興味があるかと言えば、実は全然です。開幕前から愛・地球博にマンモス展示がされると話題になっても「なぜマンモスかな?」。

 NHKでは、愛・地球博のマンモスのことを伝える時はいつも、「ロシアの永久凍土から発掘されたマンモスは……」と言います。「ロシア」って聞こえると、「なに、ロシアがどうした?」ってびっくりしてしまい、その後「ああ、マンモスのことか」と安心(?)するのです。が、こういう放送の仕方をするので、多くの人がマンモスはロシア館にいると思い、「ロシア館は長蛇の列ができている」と勘違いされている方も多いようです。愛・地球博のマンモス展示について,ここの5号にも掲載しましたが、もう一度学習しておきましょう。

 愛・地球博で、冷凍状態での展示のマンモスは、長久手会場のセンターゾーン地域のグローバルハウスの中「マンモスラボ」にいます。(私は、未踏)。18,000年前のマンモスの頭部と牙、足の一部の展示をガラス越しに、観客は立ち止まらないように動く歩道に乗って見るだけだそうです。こちらは「冷凍マンモス」と呼んでほしいものです。
 このマンモスはロシア国サハ共和国で、この愛・地球博のために掘り出されてやってきたものです。

 愛・地球博の長久手会場の一番奥に位置する、グローバルコモン 4 のまた奥にある、ロシア館にも、マンモスは展示されています。こちらは、ふつうに外気に触れて、目の前手の届くところにあり、何時間でも見ていて良いですし、いっしょに写真も写せます。
 これも冷凍マンモスと同じく、ロシア国サハ共和国で掘り出された骨格を一部補強して、すでにモスクワなどで展示されていたものを、今回日本へ持ってきました。立派な牙です。しっかりとした骨格です。こちらは「骨格マンモス」と呼びましょう。
 その前には、子どもマンモスもいます。こちらは現代の毛皮を着ています。「子マンモス」にしましょう。

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 ロシア館は、外に長蛇の列ができていても、流れは早いです。入館予約とかいりません。(いまのところ。でも、ずっといらないと思うが……)「骨格マンモス」も「子マンモス」も、館内に入ると、すぐに見ることができます。
 冷凍マンモスに長時間並ぶのはいやだなという人、効率的に短時間でマンモスを見たい人、冷凍マンモスと比べてみようという人も、ロシア館の「骨格マンモス」をゆっくり見て、楽しんでください。

 そうそう、おみやげ屋さんでは、ロシア館だけで売っている「マンモチャン」グッズを買いましょうね。 


2005年04月21日

19号 日本語の勉強には最高の場所

 
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 愛・地球博には多くの外国人がやってきています。いろんな仕事についています。短期間の人や会期中ずっといる人など様々のようです。まだ出会った人は少ないのですが、出会った多くは日本語がお上手です。母国の大学で日本語を専門に学ぶ現役も、卒業生もこの愛・地球博にきています。
 日本人と会話をしながら、日本語を学んでいくことはとても勉強になることでしょう。帰国するころは、日本語のレベルが相当に上がっていることでしょう。

 きょうは、ロシア館の通訳として会期中働く、コンスタンチン キムさんをご紹介いたしましょう。ウズベキスタン生まれで、モスクワ育ちの青年は、モスクワ東洋大学で日本語を学ぶ4回生。日本の明治以降の歴史に興味が多いにあり、国際経済も研究しているそうです。向学心がメラメラと燃えていることがわかります。

 (コ)= 「日本人はみんな親切ですね。でも、自信がない、確信がないというか、なぜでしょうか?そう感じます」。
 (マ)= 「それは、例えばロシア語が話せる人でも、このパビリオンに来てもロシア語を話さないとか、そういうことでしょうか?」
 (コ)= 「そうです。自信がないと言うことでしょう」。

 日本人は、シャイなのです。恥ずかしがりやなのです。奥ゆかしいのです。思ったことをすぐに唇に乗せないのです。あらら、図々しいのは私くらい?ですか。

 コンスタンチンさんに今度ロシア館をしっかり案内していただきます。
 オレグさんらといっしょに小旅行に行くことも約束しました。楽しみです。
 
 私もロシア語たくさん話して覚えたい、この「愛・地球博」の間に、ロシア語の力をつけたいのです。彼には、私への日本語禁止としておきましょうか、いやそれはちょっといけない。お互いの学ぶ姿勢を尊重しあわなければ、ともに向上はしません。ロシア館では、ロシア語をたくさん教えていただきます。


2005年04月23日

20号 緑が色濃くなって入場者もたくさん。 

 おや、まあ、すでに20号です。
 愛・地球博は、9月25日までですから、この「万博勝手に通信」は、はたしていくつの号を数えるでしょうか?自分も楽しみにしているのです。
 
 出会いがドラマを生み、そしてまた出会いを生みと、毎日おもしろいことばかり起きている、私の毎日です。元気です。

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 4月23日土曜日の愛・地球博の会場には、愛知県の祭り山車(だし)が勢ぞろいです。と知ってはいたのですが、午後も遅くに会場に到着したので、まずはロシア館へ行くと、オレグさんもコースチャ(19号で紹介のコンスタンチンさんの愛称)もいません。「きっとあの祭り山車を観に行っていることだろう」と、私もそこへ行こうと思ったが、ここまで来るのに少々歩き疲れたので、ロシア館の前のベンチに座り、行き交う人たちの様子を見ていました。
 
 会場の奥の奥に位置するロシア館あたりまで来て、外国館を歩き回る人たちは、みな楽しそうです。入場に並びながらも、小さな外国旅行を楽しんでいるようです。愛・地球博開幕当時に比べれば大勢の入場者です。ゴールデンウイークの頃はもっと賑やかでしょう。
 愛・地球博の会場内は、段差がありません。パビリオンの出入口、広い会場内の道路に段差はありません。ゆるい勾配はありますが、1階と2階部分となっているところや、一部階段になっているところも横には、スロープがちゃんとあります。
 車椅子の人、ベビーカーの人たちに優しい、ということは、みんなに優しいことで、良いことです。
 会場の中は、花も多く咲いていますし、里山の緑も来るたびに色濃くなっています。緑の中にいま、山桜がきれいです。

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 と、オレグさんが目の前を通りすぎていきます。後ろから驚かせました。おでこの傷も癒えてきましたね。良かった。やはり、山車そろえを観に行っており、たくさんの写真を写していたそうです。昨日は、休日組のみなで、京都へ行き、清水寺あたりを賑やかに歩いてきたそうです。
 
 日本の爽やかな美しい季節です。どうか、愛・地球博を楽しみ、日本の春を楽しみ、日本の観光を多いに楽しんで欲しいです。そのためのお手伝いできればうれしいです。

 で、さっそくご依頼が、明日の日曜日は……。


21号 民族学博士の見る日本 Ⅰ

 23日土曜日に愛・地球博会場に総揃えした、愛知県内の祭り山車は、それは勇壮です。会場内の4箇所にわかれて並んだ山車は所有する町の人々とともに、賑やかに祭りムードいっぱいです。

 オレグ ビクトルビッチ リシェンコ 民族学上級科学博士は、それぞれの山車を見て、写真をたくさん写してきて、とても興味をもって楽しまれたそうです。と、いうことを、土曜日の夕方、パソコンに取り込んだ写真をみせてもらい、知りました。
 想像していたとおりですが、博士にも祭りの風俗はおもしろくてたまらないものなのでしょう。私も興味津々なのですが、まじかにはまだ、見ておりません。これだけ山車が揃うのなどは、もうないことでしょうから、見に行きたい。(4月29日まで揃っているそうです)

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  【オレグ ビクトルビッチ博士が管理するロシア館内にある、ロシア国内諸民族を表わす人形群、これ必見です。】


 オレグさんが写した写真はこれも面白い。
  はちまきは、とても不思議な日本のものです。以前ロシア人俳優も「はちまきはどこに売っているのか?」と探していたが、とくに、オレグ博士の目は、縛り方に集中しています。見慣れた私たちが見ても美しく、きりりと縛ったハチマキは、それだけで威勢のいいものです。
 足元のわらじ履きとその縛り方、興味そのままの写真もあります。祭りの男たちの顔も集めています。
 山車の飾りとからくり人形も。すべてが日本でみる日本の美しさの、日本でしか写せない多くの写真です。

 写真を見せてもらいながら、「明日は墓地に行きたい。日本の墓地を見たい。どこにあるのか?でも、その前に教会へ行くから、電話をするよ」と、私に言うオレグさん。 

 教会?名古屋にある正教教会は?名古屋東部のどこかにあることは聞いたような?でもそこがどこか、知らない。ロシア館メンバーのナターシャさんが持っていた地図を見れば、地下鉄「川名」駅の近くで、墓地で有名な八事(やごと)の町のすぐ近くです。

 「私も正教の教会に行きます。はじめて行きます。そのあとで墓地へ行きましょう」と、日曜日の予定が決まりました。

 私も、モスクワで、大勢の人が眠るノボディビッチ修道院内の墓地を見に行ったことがあります。ロシアの歴史も民族文化も、それぞれの人の生きてきた様も墓に表現されていることが、興味深く、ロシアを知る学習に役立ちましたから、お墓を見たいという民族学専門家の目で見る日本の墓地に、私も興味がムクムクです。

 さあて、明日の日曜日は早起きで、正教の教会へ行きましょう。そのあとで、墓地めぐりです。


2005年04月24日

22号 小さな正教会内で

 地下鉄「川名」駅から歩いて7~8分の住宅街のなかに小さく静かに建つ、名古屋ハリストス正教会に午前10時に着き、きっとロシア館のメンバーはすでに到着しているものとドアを開けて、問えば「いいえ、まだです。迷ってみえるかしら?」
 きょう、教会へ行くことを強く希望したメンバーの中には、日本語通訳もみえたので、地図を見ながら、道を聞きながら、ここまで来ることはできるはずだが…。

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心配になって、地下鉄への道で出くわすことができるかもと戻り、結局地下鉄駅まで来てしまった。地下鉄の改札口から各方面への出口、その遠くの出口の角に貼ってある案内板を見ながら、いままさに角を曲がろうかとしている、背の高い外国人が、あれ?オレグさん?

 「オレグさ~ん」と大きな声で呼べば、振り向いたオレグさん。でもひとりです。「いやあ~~」と驚きの大喜びの顔です。

 いっしょに来る仲間との間で、うまく出発時間があわなかったのか、けっきょくオレグさんは地図も持たず、地下鉄「KAWANA」の記憶を頼りに、ここまでやって来て、「きっと教会の案内があるはず」と探していたそうです。

 残念ながら、小さな正教会の案内は、地下鉄駅構内の案内板にはありません。
 「どこだろうか?」と困っていたときに、後ろから呼ばれて、そこに私がいて……。オレグさん、それは大喜びです。
 もし、もうほんのちょっと時間がずれていて、オレグさんが角を曲がっていて姿が見えなければ、私はしばらく待って後に、「会えなかった」と家に戻ったかもしれない。ほんのちょっとの時間の中で、しっかり会えることとなっていた幸運を喜びます。

 正教会では、小さな堂内にイコンも多く、教会らしい気持ちの良い空間です。聖歌隊の歌声ではじまり、正教会礼拝は粛々と進みます。しばらくすると、ロシア館の他のメンバーもやってきていました。

 ロシア館の事務方の細かい仕事をしているイリーナさんは、昨夜特にこの教会へ来ることを希望していたので、遅れても祈りの時間に参加できて良かったと、私は彼女に会えたことを静かに喜びました。

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イリーナさんと,司祭のゲオルギー松島さん

 仏教の祈りの式にどこか似ていると思う。幼子を連れたロシア語圏の人々もいく人か集まっている。正教会での女性は、必ず被り物をすることと、きょうもオレグさんは私に教えてくれたが、その事は知っていたのでロシアでの習慣とおり、用意したスカーフを被り私はただ、静かに式の様子を見ていた。参加している日本人女性たちが被り物をしていないことは、どうしてだろうか?とも、思いながら。

 はるばる日本にやってきて、難しい仕事での長期間出張中の彼等のこころが、ほっと、癒されたことでしょう。とてもきれいなお顔になっていた彼等の様子はしっかりわかりました。

 ==次号へ続く


23号 正教会から真言宗の世界へ

 正教会の儀式はロシアからの参加の人々も涙を流すほど、厳粛に滞りなく行われたました。オレグさんもみなも、喜んでいます。在日の人たちともしばし交流され、アドレス交換もされています。

帰り際に司祭の松島さんにお聞きしました。
 「女性がスカーフを被らないのはなぜですか?」
 「日本では根付かなかったのですね。どちらでもかまいません。どちらでも良いです」。
 続けて松島さんは、「愛 地球博においでの各国の正教徒のみなさんがおいでいただくのはとてもうれしいことです。でもこの教会は狭いですから、ちょっと心配ですね」と笑って、私たちを送ってくださいました。イリーナさんたちは、「買い物に行きます」とのことで、教会の前で別れました。

 オレグさんは、「ビールを飲みましょう。きょうは儀式の日(聖枝祭)だからお酒を飲みましょう」。
 私は、「もちろん、私は休日です。すてきな晴天の休日ですから、飲みましょう」。
 と、いう訳で、昼食時にまたビールを飲みました。

 八事山興正寺は、名古屋の東部に位地する高野山真言宗別格本山です。国の重要文化財の五重の塔が際立つ寺内は緑濃い山々が名古屋の町なかにいることを忘れさせてくれます。東側にある、八事霊園は、大霊園で、名古屋の土地区画整理で市内の寺から移動してきたお墓群、新しく整備されたお墓群、それはそれは、宗派を問わずに多くの墓地が集まり、壮観な墓地です。

 気分も良く、八事興正寺境内を歩き、本堂内に入りました。オレグさんには、それはどれも興味のあるものばかりです。でも博士は、すでに日本の仏教に関わることは詳しく知識を得ている方で、黙って仏様の前に居て、静かさを聞きました。風が堂内に吹いても消えないろうそくの火の不思議さ。私はそれがロシア語で言えずに、指差し表現で伝えると、わかってくださったようです。

 その後は、八事霊園へ。墓はいつから建っているのか?誰の墓か?墓の中の彫り物の意味は?など私の知っているロシア語を全部並べて、メモ用紙も使いながら、一生懸命に話しました。わからないことはわからないとも。でも、どれだけ伝わったことでしょうか。申し訳ないと思います。

 墓地内は山の高低そのままで、いくつか道が分かれており、あっちへ、こっちへと歩いていると、目の前にナント、午前中に訪ねた、名古屋ハリストス正教会信者の集合墓地に行きあたったのです。その一角は、正教信者の墓地群でした。オレグさんは、とても神妙に「仏陀の中にある正教者の墓とは、うーむ……」。

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 それぞれの心の中に生きる神様に感謝です。心洗われる有意義な休日です。
 オレグさんの日本生活もあと1ヶ月となりました。 


2005年04月26日

24号 愛・地球博 ロシア館までの道

 大きな鉄道事故が起きました。お亡くなりになられてしまわれた方たちのご冥福を祈ります。公共交通はなによりも、絶対と言える安全がなければなりません。
 いよいよゴールデンウイークがはじまります。緑の木々は今年も新しく美しく、私たちにエネルギーをくれます。だからこそ、どこにいても、いつでも、だれでも、安全・安心な生活を過ごせますようにと願います。

 連休中しっかり混雑が予測されています、愛・地球博へお出かけの方への、地元&リピーターからのお役立ち情報をお伝えいたします。
 まずは一般的なところから。
 ▽会場は一日の気温差が大きく、夕方からぐっと冷えます。昼間暑いからと薄着のままでいると日が暮れてから、「ああ寒いなあ~」となります▽靴は履き慣れた歩きやすい靴で。ミュールなんて履いてきて「足が痛い」って泣いているお嬢さんがいますが、あなたが間違っているのです▽これはどこにいてもですが、紫外線対策も忘れないで▽日傘も雨傘も、列に並ぶ時には、お互い気をつけてください。

 次は、ろしあんピロシキ読者のためのロシア館への道のりのご案内です。
 ▽名古屋駅メルサからの直通バスが到着するのは東ゲートです。花の咲く道をしばらく歩くと北ゲートあたりまで来ます。企業館に並ぶ人々にひるまないで、ロシア館めざしましょう。遠いですが▽リニモでやってきた人たちは、リニモを万博会場駅を降りるとすぐ北ゲートです。ここは混んでいます。ゲートを入って左方向から、グローバルループ(会場内を一周している木の道)へ。東ゲートから入ってきた人も、左回りです。サア歩きましょう
 ▽左手に見えるのが、コモン 1 アジアのパビリオン群です。キルギスタン・タジキスタンなどの中央アジア共同館はここにあります▽右手方向に下に見えるのが、愛・地球広場です。ここでお弁当を広げることもできます。写真:下

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 ▽冷凍マンモスがいるグローバルハウスがあります。私はまだここへ近づいていません…追ってレポします。写真:下

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 ▽左手には、グローバルコモン 2 北・中・南アメリカパビリオン群です。

 ▽グローバルループの真ん中は、グローバルトラムというバスみたいな乗り物が時々走りますので、お気をつけて。でも、トラムの前には、つゆはらい係員がいます。トラムはゆっくり、のんびりです。

    toramu.jpg
  (撮影は4月はじめ)

 ▽頭の上の方を、ゴンドラ(大人600円也)が動いています。あるときは右手側に、あるときは左手側に、ある時は、まったく見えなくなりますが、何台も次々に行き交っています▽ループに、緑の丘がぐっと迫っているのはこのあたりです。

 ロシア館は、何度も申し上げますが、遠いです。まだまだです。
 ▽右手に池も見えてきました。「こいの池」です。夜はここに、なぜか猿が出る(?)「こいの池イブニング」は、午後8時からの30分間です▽池が終わったところが、「日本広場」と丸い茶色の建物がみえますか?建物の外を竹で編んだ「長久手日本館」です。エコ工夫がいっぱいです。

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  (日本広場と長久手日本館です)

 ▽続いて右手には、レストランなどがならぶ建物があります▽左手には「長久手愛知県館」です。

 ▽ときどき出会うでしょう、黄色のジャンバー姿の「ボランティア」たちですが、会場内のことを知っている人と知らない人がいます。「きょうだけボラ」もいるそうです。でもみなさん一生懸命です。

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 ▽右手にパビリオン群が見えてきましたね。

 ▽大勢の人が並んでいるのは、ドイツ館です▽きっと遠めでも目につく赤・黒・白などの派手な丸いわっか様なものがつながっている建物は、スペイン館です。

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▽目の前のグレーの建物には、大きく日本と周辺の国の都市名が書かれています。ウラジオストクが目に入り、「調子悪くてあたりまえ」のめるさんを読者諸氏はきっと思い出すことでしょう。ここはクロアチア館です。クロアチアがどこにあるかこの地図を見るとわかります▽このあたりのパビリオン群がグローバル コモン 3 ヨーロッパです。人気のイタリア館、「踊るサチュロス」は、ここです。

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 (イタリア館1階の照明に浮かぶガラスの橋)

 まだ、ロシアは遠いです。
 ▽ヨルダン館では「死海体験」ができます。もし、体験希望者はここで、予約なり詳しいことを聞いてきましょう▽パビリオンの外のフランスピザ屋さん。ピザ1,000円、ビール500円、コーヒーは300円です。フランスの水、エビアンも売っています▽左手に池が見え、山が見え、空をゴンドラがいくつも走ります。なかなか良い景色です。写真:下

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▽目の前にやっと、グローバル コモン 4 の案内板が見えますね。やっと。

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  (たまたま通りかかった係員3人のパレード?)


 近づいてきました、ロシア館。
 ▽左手にぐっと回りましょう。右手にトイレ、案内所もあります。相談事はここ案内所を利用しましょう。なんでも知っているのは彼女たちです。英語・韓国語・中国語など対応してくれます。たぶん。▽目の前に、コーカサス共同館が見えます。グルジア館には「ピロスマ二の絵」が来ているとの、ウワサもありますが、まだというか、来ないらしい…▽右手には、水色のラインもすっきりの北欧共同館です。中の売店ではムーミングッズもありますが、北欧食材のおつまみにビールもあります。

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 ▽隣りはベルギー館。外に並んでいる人たちは、ワッフルを求める人たちです。ビールの方は店内へどうぞ。ビールの種類が多いので楽しんでください▽オランダ館は、並んで待っても入ってください。私のお気に入りですから。

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 ▽大きく赤い字でかかれた「山」の字。ここはスイス館です。

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 ▽ちょっと坂道ですが、目の前にロシア館が見えてきましたか。やっと▽アイルランド館の入り口にはいつも日本人女性が立っています。ハイクロスはコピーものですが、それでも100年前のものをお国から運んできたそうです。一見の価値あり▽ロシア館の前は列ができていますか?

 ▽ロシア館の右手にあるリトアニア館。ここもパビリオン奥でビールを売っています。ジョッキのまま外へもってきて、ベンチでいかがですか。

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 ▽ロシア館に並ぶ前にトイレの御用は、すぐ右手側にガラスの小さな建物へ。入り口奥に車椅子用トイレがあります。和室の休憩所です▽ここを背にして、ロシア館を右手にして目の前に見える大きい建物がEXPOドームです。イベント情報がわかりにくい…。

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 (4月29日撮影のロシア館とEXPOドームの屋根)


 ロシア館へようこそ。お疲れさまです。並びながら、外に展示してある「ロシアと日本の友好条約150年」の看板を見てみましょう。日本人船乗りでロシア語辞典を作ったゴンザの顔がありますね。ろしぴろの管理人ゴンザさんのこと、私はいつも思い浮かべます。

 館内に入ってすぐ右手に受付カウンターがあります。

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 ここで通訳コンスタンチン キムさんを尋ねてみてください。「ろしぴろ・マーミンカ通信を見ました。館内を案内してください」ってお願いしてみましょう。ロシア語のできる方は、臆せずロシア語で、どうぞ~~~。では、ごゆっくりとお楽しみください。
 
 ※より詳しいことは、愛・地球博公式ページへ。
 
 ※※ 通訳 コンスタンチン キムさんは、いつも館内におみえとは限りませんので、あらかじめご承知おきくださいませ。

 ※※※ 西ゲートもありますし、グローバルループ(場内一周の道)の反対周りでもロシア館に行くことができますが、私が未踏のため、レポは、しばらくお待ちください。


2005年04月30日

25号 ちょっと休憩中

 愛・地球博は、4月26日から開場時間が延長となりました。
 
 
 きょうは短い通信です。

ロシア館の マルレン氏とウラジミール氏。「夕方になるとお腹がすくのだよ」。
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 友人 T と オレグ 氏。「ウオットカはこうして飲むのだよ」。

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 ガスパビリオンにて。「私たちは仕事中です」。わかります。この足元の緊張感…。

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 では、ロシアへ行かねばなりませんね。

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26号 宇宙へのロマンが仕事 ウラジミール氏

 
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  (展示から M55・C-XXI)


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  (展示から 英雄 ガガーリン宇宙飛行士 )


ロシア館の宇宙技術に関する展示は、やはりロシアの底力が溢れます。
 お金持ちの方へ。パイロットひとりで、二人の観光客を載せて、安全装置がしっかり完備した宇宙旅行のためのシステム M-55・C-XXI 実現のための資金援助をされませんか?愛・地球博ロシア館では、本物と同じサイズのモデルを展示しておりますので、お手にとって製品をお確かめください。

 その技術開発の仕事をしているウラジミール ワシリエフビッチ氏は、宇宙への大ロマンを持ち、「毎日コツコツと細かいことの積み重ね」とご自分の仕事を語ってくださいました。(通訳*コスチャ氏)

 バロージャ氏(ウラジミールの愛称形)は、モスクワ郊外のジュコフスキ市に住み、ミャシシェフ工場設計部副部長です。「日本へ来て驚くことはなにもないね」。と私の期待を見事に裏切ってくれました。(笑)。「ぼくは世界各地へ仕事で行っているから。特別に日本だからは、ないよ」。5月12日にはモスクワへ戻り、すぐにパリの航空ショーへ行かねばならないそうです。
 ロシア国の宇宙技術開発設計技師のふだんの生活は、朝8時前には職場に入り、夕方5時までの就業時間を超え、土曜日も半日は職場に出ていると言う。「管理職だからね」。そして、ロシア国を代表して何度も世界各地へ出かけているとも。
 
 「頭も使うが、細かく手も使う」仕事をしている彼の休日は、「ロシア各地に釣り旅行に出かけること」。「釣った魚を燻製にして食べると美味いよ。つい食べ過ぎるね」。と、お腹をぽんとたたきました。

 技術者バロージャ氏は日本で起きた大きな鉄道事故もきつく叱りました。「どんなに技術が良くても、人間をどうするのかが問題だよ。モスクワの地下鉄の運転手は、若いときは補助的な仕事をたくさんしながら覚えていき、ベテラン運転手の指導のもと運転をはじめる。(JRは)若い青年に運転を任せてしまったね」。

 「おお、そうだ、日本の温泉センターは良いところ」。ロシア館の休日メンバーで、健康温泉センターでのんびりゆっくりくつろいだときの写真をパソコンからみせてくれました。「ロシア語でいうところの『ПРОФИЛАКТИКА』(病気の)予防っていうのが、温泉だ」。写真はどれも、メンバーのうれしそうな顔がならびます。

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  右がウラジミール ヴァシリエフ 氏  仲良しのマルレン 氏 とともに


 「なぜロシアは月へ行かないのです?」と、オバカな質問をする私に、バロージャ氏は「アメリカは本当に月へ行ったのかな?ふふ、ロシアは二番目はイヤだなあ。お金があったら宇宙へどんどん行くよ」。
 
 
 ※ 宇宙技術関連展示コーナーに流れる映画は、充実した内容です。英語字幕で、日本語が流れますが、その解説が聞こえる“位置”がありますので、探してください。そこへ立たなければ、場内のうるささで聞こえません。


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