2009年10月09日

●新帯研 第75回 (1日30グラムダイエット)

1年前の夏のメタボ検診で腹囲と中性脂肪の値にレッドカードが出て、しかも身長が168センチで体重が83キロだった。それでダイエットを始めた。炭水化物を減らせばよいと単純に考えてご飯をほんの少し(1/8膳)にした。しかしそれでも年末には元通りである。原因は好きな吹雪まん、チョコとナッツがやめられなかったからである。これではまずいと2009年1月1日を期して本格的ダイエットをすることにした。健康によくてリバウンドの可能性が少ないのはせいぜい1ヵ月1キロ減であろうと考え、年間で12キロ減量することにした。また一つの食品だけを食べるという体に悪いダイエットではなく、ナスなど嫌いなものは別にして、一応まんべんなく食べるということである。塩味は結婚した時から家内は私が将来太るということを見込んで徐々に減塩料理になったので、今では糖尿病食や腎臓病の食事でもおいしく食べられるので問題ない。運動も2時間ぐらいママチャリで荒川沿いをのんびり散歩しているから問題ないと考えていた。ノルマを達成すればお菓子を食べようが自由である。ノルマが達成できなければ、できるまでお菓子は食べないし、他の食物の種類はそのままに量を減らす。後で書くように毎日30グラムだけノルマは確実にきつくなるので、お菓子もそれほど食べようとは思わなくなる。目標は1年で12キロ減だが、単純に365日で割ると、切りのいい1日30グラムずつ減らせば、1年で11キロ減となる。分かりやすい方が成功の確率が高い。そこで50グラムまで量れる体重計(体脂肪も)を用意し、半年やってみた。意志の強い方なので7月4日の段階で77キロと6キロの減量に成功した。成功の秘訣は、まず何を止めれば減量できるかチェックすることである。私の場合は簡単で1日おやつを止めると間違いなく300グラムは減る。基本は食事の種類は減らさず(増やすことを心がけるのだが)量を減らすに尽きる。後は健康のための運動である。7月か8月のタイム誌にも書いてあったように運動では体重は減らない。逆に若干増える可能性があるが、運動は健康のためにやるのであり、体重を減らすのも健康のためという目的は同じだが、二兎は追えないということだ。ところが、自信満々で臨んだ今年の検診で体重が落ちているのに、血圧は上が150~95である。そこで酒を減らし、スロージョギングを始めた。それまでは芋焼酎ストレートでコップ半分、老酒をコップ1/3、梅酒を330 ccと毎日飲んでいたが、梅酒だけにした。これで翌日から起床時血圧は140 - 95位になった。しかしこの後国内の地方都市で3ヶ月の技術通訳の仕事が入り、そのメーカーの寮住まいとなった。二食は寮で出、昼食は弁当である。しかも若い人が多い寮なのでご飯の盛方が丼山盛である。これはなんとか頼んで1/3にしてもらった。これでも1膳半ぐらいある。おかずは嫌いなもの以外は全部食べ、おやつは止めた。炭水化物を減らせばお菓子が増えるということがよく分かる。ある程度(ご飯一膳程度)食べないと空腹になりダイエットが続かないと思う。考えたら梅酒も甘いリキュールなので(本当の酒飲みではないことがよく分かる)、1ヵ月半して、酒は付き合い(月に1回ぐらい)以外は止め、代わりに好きな牛乳と100%果汁ジュースに切り替えた。寮では体重計がなくて量れなかったので、10月5日に帰京し計量。8日現在73.25キロで、体脂肪率は21.4%で体力年齢は34歳になっていた(この年齢はあまりあてにならない。半年で25歳から58歳まで毎日ランダムに変化する)。なんとかこれを維持したいものだ。血圧も起床時132 – 96(翌日140 – 105だった)で下がやや高いのが気になるが、様子を見ることにした。出張中は昼にのんびり30分の散歩、夕方スロージョギングや速歩を30分毎日していたのに血圧にはそれほど効果がなかったようだ。最後の1ヵ月半は土日も休みなしというハードなもので、仕事も56メートルのプラントの高さ32メートルのところまで上り下りを毎日3~4回繰り返すという健康に非常に良い環境だったので、それが血圧に影響しているのかもしれない。というわけで血圧以外はまあまあといったところである。ずっとお菓子を我慢するのも精神的に悪いので、適量食べようかと思案中。タバコは17歳のときから28歳まで喫煙し、止めたときは1日60本で、変な咳が夜中に1時間以上続き、禁煙した。3ヶ月後に復活したが、すぐに止め現在に至る。今でもエックス線で肺を写すと肺の炎症の跡があり、医者にどうしたのかと言われる。止められて本当によかった。この1日30グラムダイエットでは目標に達成しても、毎日体重計に乗ることで、目標重量より重くなったら、お菓子を止めるとか、食事の量を減らすなど目標値に達するまでやればよいのでリバウンドがないということにある。無論意志が強ければというのが前提である。私の現在の食生活は次の通り。
(朝食)納豆、ご飯一膳、牛乳、100%フルーツジュース、すりごま、味噌汁、ブルーベリージャム、プレーンヨーグルト。
(昼食)ご飯一膳、卵1個、心太、バナナ1本。
(夕食)卯の花、魚または肉(普通の夕食)
(食間)紅茶(ブラック)、コーヒー(ブラック)、野菜ジュース、フルーツ
朝はスロー腹筋20回、スロー腕立て20回、ストレッチ、仕事のない時は速歩30分、サイクリング2時間。午前中は間食しない。毎朝血圧の計測、毎夕体重計量および記録。その日のノルマ体重 = 83 kg - 1月1日から経過した日数 x 0.03
私のように10キロ以上ダイエットしなければならない人は少ないだろう。せいぜい2~3キロであろう。そうならこのダイエットなら2~3ヶ月で達成できることになる。ご興味のある方はトライされたい。
 閑なときは荒川の河川敷をママチャリで散歩するのだが、河川敷は野球グランドとしても使われており、その注意看板が面白かったので紹介する。「注意、天候が急変し、雷等が発生したときは非常に危険ですので、速やかに安全な場所へ避難してください。××区体育施設指導管理者」。一見なんでもないようだが、周りには少し離れて小さな木と簡易トイレがある。雷が鳴ったらどこに避難すればよいのだろうか?具体的な指示は何もない。ようは落雷でけが人や死人が出ても、一応注意したので責任はないよということらしい。そういうことなら「クワバラ、クワバラ」とでも書いておけばよいのに。雷は桑原には落ちないというから。荒川にはほかにマムシ注意の看板(可愛いマムシの図柄の入った)があったりしてなかなかスリリングである。
Царица Екатерина выходит на крыльцо дворца, случайно роняет носовой платок. Наклоняется, чтобы поднять его – и тут чувствует, что сзади в неё кто-то вошёл, да так хорошо, что шеи не повернуть.
- Кто это? – спрашивает Екатерина через плечо.
- Дворник Мефодий.
- Продолжайте, граф Мефодий..
設問1)和訳して、オチを説明せよ。

Posted by SATOH at 2009年10月09日 14:07
コメント

(訳) エカチェリーナ女帝が、宮殿のポーチでついハンカチを落としてしまいました。拾い上げようとかがむと、背後から誰かが入ってきます。ま、ここは振り向くところではないわ。
 「どなた?」肩越しにエカチェリーナがたずねます。
 「屋敷番のメフォージィでございます。」
 「続けてちょうだい、メフォージィ伯爵・・・・」

*新しい恋のはじまり
エカチェリーナは、若い愛人をたくさん抱えていたとのことなので。
 一読したときは、身分の低いものに意外に優しかったと読んだことがあったので、即座に位を上げてあげたのかと思いましたが、多分そうではないと思いました。
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上記の訳をそのまま読むかぎりオチを理解されていないようです。あるいはもろにそのまま書くのを遠慮されたのでしょうか?いずれにせよ読者に分かるように書いた方がよいと思います。私の訳は、
女帝エカチェリーナが宮殿の玄関に出たときに、偶然ハンカチを落としました。拾い上げようとかがむと、後ろからだれかが彼女の中に侵入したのを感じました。とても(気持ちが)よかったので首を回す事をしませんでした。
「だれなの?」と肩越しに女帝はたずねました。
「門番のメフォーヂーです」
「続けて、メフォーヂー伯爵」
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エカチェリーナ2世の愛人はグリゴーリー・ゴリーツィン、グリゴーリー・ポチョームキン、アレクサンドル・ドミートリエフ=マモーノフ、プラトーン・ズーボフなどがいるが、オルローフ伯爵との間には二人の子供があり、男の子は後にボーブリンスキー伯爵となり、パーヴェル1世からも弟として認知された。エカチェリーナは新しい愛人を見つけたときは、古い愛人にはちゃんと金持ちの花嫁を見つけ、結婚式の費用も負担するなど気配りの人であった。

Posted by hatomame at 2009年10月15日 09:21

 なるほど!в неё вошёлを見逃していました。すごく合点がいったので、恥じらいは飛んでしまいました。こうやって少しずつ,びくともしないおばさまになっていくのでしょうか・・・・少し哀しい気分。
 それにしても、エカチェリーナはさすがですね。見習いたいものです。

Posted by hatomame at 2009年10月15日 22:03
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